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シュガー・ラッシュ

先々週、PS3のゲームソフト『God of War: Ascension』を買いました。
このシリーズは大好きなので、発売を楽しみにしていたのですが、
最近は映画を観に行くのに忙しくて、まだ開封すらしていません。
でも春休み映画の公開ラッシュも終わり、ちょっとゆとりが出てきたので、
そろそろゲームを始めようかなと思っています。
あまり悠長にしてると、すぐにGW映画の公開ラッシュが始まるし。

ボクは未だにPS3のコントローラーをひとつしか持ってなかったので、
(誰かと一緒にやる時は持参してもらってました。)
今後のことを考えて、『God of War: Ascension』を予約した時に、
限定仕様のDUALSHOCK3(コントローラー)同梱版を注文しました。
しかし予約した数日後、PS4が年内に発売されると発表があり、
今更PS3のコントローラー買ってしまったことを後悔しました。
まぁPS4を買う予定はないし、買うにしても最低1年は様子見です。
『ピクミン3』がやりたいから、Wii Uも買おうかと思ったけど、
不具合がある、周辺機器高い、ソフトが少ないなど不満点が多いみたいで、
今となっては早まって買わなくてよかったと思っています。
でも『ピクミン3』だけはやりたい!
…って、TOHOシネマズに行くたびに思います。

ということで、今日はゲームが題材な映画の感想です。

シュガー・ラッシュ
Wreck-It Ralph

2013年3月23日日本公開。
ディズニークラシックス、52作目となるCGIアニメーション。

アクション・ゲーム「フィックス・イット・フェリックス」の敵キャラを30年間も演じているラルフ。人々から嫌われている状況にうんざりしていた彼は、自分のゲームの世界を抜け出してお菓子だらけの世界でレースが繰り広げられるゲーム「シュガー・ラッシュ」の世界へ。そこで彼は、仲間外れにされてレースに出ることを禁止されている少女ヴァネロペと出会う。お互いに孤独を抱えていた彼らは意気投合し、友情を深めていくように。だが、違うゲームのキャラクター同士が遭遇することはゲーム世界のおきてに背く行為であり……。(シネマトゥデイより)



今年最も楽しみにしていた映画の一本でしたが、その期待を遥かに上回る面白さで、
公開日に観て、その感動をすぐに執筆しようと思ったのですが、
文字通り筆舌に尽くし難い素晴らしい作品で、ボクにはその感動を表現できそうになく、
その悔しさから筆が止まってしまうほどでした。
それから二晩すぎて、その衝撃もかなり落ち着いたので、今はなんとか書けそうですが、
本作の素晴らしさを余すところなく伝えることは無理です。
今から書く感想を読んだ人に、本作を面白そうだと思ってもらえるかは自信ないですが、
「とりあえず観に行ってほしい」の一言に尽きます。
というか、少なからずネタバレもするので、まだ観てない人はこの感想も読まないで、
とにかく「とりあえず観に行ってほしい」です。

ただ、こんなに面白いのに、誰しもが面白いと感じるわけではないようで、
本作は候補になった第85回アカデミー長編アニメ映画賞を逃してしまいました。
その時オスカーを受賞したのはピクサーの『メリダとおそろしの森』で、
まぁそれも悪くない作品でしたが、ボクからすると比較にならない差を感じます。
他方で本作は『トイ・ストーリー3』以来の最高傑作とも称されており、
ボクも『トイ・ストーリー3』同様、作品賞候補になってもおかしくなかったと思います。
本作がオスカーを逃した原因は、選考するアカデミー会員のある問題にあると考えます。
ビデオゲーム版『トイ・ストーリー』とも称され、その通りビデオゲームが題材ですが、
ファミコンが誕生して今年でちょうど30年なので、意外にも新しい題材なんですよね。
だから高齢者が多数を占めるアカデミー会員を惹き付けることはできなかったのでしょう。
つまりせいぜい50歳くらいまでのゲーム世代じゃないと本作の魅力は伝わらないのかも。
しかし逆にゲーム世代であれば、少なからず楽しめるのは間違いなく、
その証拠に会員がアニメ世代やゲーム世代で構成されているアニー賞では、
『メリダとおそろしの森』を破り、作品賞をはじめ5部門受賞しています。
ボクもアラサーでゲーム世代ですが、今年観た60本の中では暫定1位の作品だと思います。

でも、それだけ素晴らしい作品だけに、ちょっと悔しい気持ちにも…。
本作が素晴らしいのは、ストーリーの面白さもさることながら、
やっぱりビデオゲームを題材にした着眼点だと思います。
架空のビデオゲームを題材にした作品や、ゲームの映画化作品は数あれど、
『スーパーマリオ・ブラザーズ』『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』『パックマン』
『ストリートファイターII』など、実在する人気ゲームのキャラを、
タイトルを越えて共演させるクロスオーバー的な設定は斬新です。
しかし、上記のゲームはすべて日本発のものですよね。
なんでこういう作品が日本で先に作られなかったのかと思うと…。
上記のゲームは所詮はカメオですが、本作のメインとなる3本の架空のゲーム、
8bitアーケードゲーム『フィックス・イット・フェリックスJr.』、
FPSガンアクション『ヒーローズ・デューティ』、レースゲーム『シュガーラッシュ』は、
それぞれ『ドンキーコング』(或いは『レッキングクルー』)、
『メトロイドプライム』、『マリオカート』と任天堂のゲームがモデル。
つまり任天堂がその気になれば、架空のゲームを使わずとも、こんな映画を作れたはず。
ゲーム大国、アニメ大国である日本が、得意分野で外国に出し抜かれるなんて…。

でも褒めるべきは、それをやってのけたディズニーでしょうね。
例えばオモチャが題材の『トイ・ストーリー3』では、
バービー人形やトトロのヌイグルミなど、架空ではないオモチャが登場しますが、
これらのキャラは権利の問題から、ディズニーがグッツを作ることはできません。
キャラクタービジネスを生業とするディズニーにとっては、
他社製品を作品に使用するのは、あまりメリットがないことのようにも思えます。
それは本作でも同じで、ソニックやパックマンを登場させても、所詮は借りものキャラ。
しかしそれらの人気キャラで脇を固め、(言葉は悪いけど)踏み台にすることで、
オリジナルのメインキャラがヒットし、ディズニーが儲かるカラクリなのでしょう。
任天堂がクッパは貸し出してもマリオを貸さなかったのは、
自社の代表キャラが踏み台にされることを良しとしなかったためかもしれませんね。
それに比べるとセガやナムコは寛容というか腰が軽いというか…。
まぁマリオは『フィックス・イット・フェリックスjr.』のプレイヤーキャラである
フェリックスのモデルだから、ご本人さん登場ってのは変ですしね…。
(実は任天堂からはクッパの他にも、ピカチューやリンクの姿も…。)

舞台はとあるゲームセンター、そこには新旧様々なビデオゲームが稼働していています。
店が閉店すると、ゲームのキャラたちはゲーム内での役割を離れて自由に動けます。
全ての筐体がひとつの電源タップに繋げられており、キャラたちは電源ケーブルを通って、
他のゲーム世界に行き来することも可能です。
その電源タップはゲーム・セントラル・ステーションと呼ばれる巨大な駅になっており、
実在・架空問わずいろんなキャラが往来していて、ずっと見ていたい場所です。
ディグダグや春麗など、お馴染みのゲームキャラも歩いてますが、
『塔の上のラプンツェル』なんかの、ディズニーキャラもいるんですよね。

ゲームセンター内でおそらく一番古いレトロゲームが、
本作の主人公ラルフが悪役を務める『フィリックス・イット・フェリックスjr.』。
もう30年前からある筐体だそうで、こんなのを置くゲーセンがあるのか微妙ですが、
最近は新作ゲームもなかなかヒットしなくて、古いゲームが置いてある店もよくあるし、
この店は「故障するまで捨てない」みたいなので、全くあり得ないこともないかな?
古すぎて逆に子どもには目新しいのか、一応インカムもあるみたいだしね。

30年悪役を演じ続けたラルフは、本当は気のいい奴なのに、
閉店後もキャラから悪役扱いを受け、いつも一人ぼっちで、
ヒーロー(プレイヤーキャラ)であるフィリックスを妬ましく思い、
自分もヒーローになってみたいと思っている。
…なんて話を、悪役お悩み相談会で打ち明けるラルフ。
その会にはクッパ、Dr.エッグマン、ベガ(いやM・バイソンと呼ぶべきか)など、
錚々たる悪役が参加しており、ゲーム好きには楽しくて仕方ないシーンです。
「悪役だからって悪い奴とは限らないだろ?」とラルフを励ますザンギエフ。
…って、ザンギエフっていつから悪役になったんですかね?
ソ連の英雄ってだけで、アメリカでは悪者になるんですね。
ベガもベトナムのキャラだし、世が世なら日本のリュウだって悪役になるのかも。
そもそも対戦型格闘ゲームでは、敵イコール悪役ではないですが、
そのジャンルを確立させた日本では、そもそもゲームキャラに対して、
ヒーローと悪役を明確に区別しようという認識は薄い気がします。
本作のラルフは明らかにドンキーコングがモデルですが、
現にドンキーコングは『ドンキーコング』では悪役ですが、
『ドンキーコングjr.』では(息子が)ヒーローキャラです。
逆に『ドンキーコング』でヒーローだったマリオは『~jr.』では悪役になりますし、
クッパやエッグマンもレースゲームではプレイヤーキャラにもなりますしね。
だから本作の展開は、とてもアメリカ的な正義の裏返しになっていると思いました。
テーマとしてはドリームワークスのアニメ映画『メガマインド』や、
イルミネーションのアニメ映画『怪盗グルーの月泥棒』にも近い内容で、
ハリウッドのアニメ映画の一緒のトレンドでしょうね。

ラルフが『パックマン』の世界で悪役お悩み相談会に出席している時に、
彼のホームゲームである『フィックス~』では、ヒーローであるフェリックスが、
ゲーム内の住人や、ソニックやパックマンなどヒーロー仲間を集めて、
ゲームの30周年記念パーティを開催していました。
自分が招待されなかったことにショックを受けたラルフは、
カッとしてパーティを台無しにして、追い出されてしまいます。
もうちょっと台無しにするのが遅ければ、マリオも来たかもしれないのに残念ですね。
ラルフは自分を除け者にする住人たちを見かえすため、
ヒーローしかもらえないメダルをなんとか手に入れようと考えます。
ラルフは『Tapper』の世界で、『ヒーローズ・デューティ』のキャラ、
マルコフスキーに出会いますが、ガンアクションの軍人である彼は、
毎日の激しいサイ・バグとの戦闘でPTSD気味に…。
『ヒーローズ~』で勝利すればメダルが貰えると聞いたラルフは、
彼の装備を拝借して『ヒーローズ~』に入り、カルホーン軍曹率いる部隊に潜り込みます。
『ヒーローズ~』は最新鋭のFPSシューティングで、30年前のゲームから来たラルフは、
「なんて暴力的な(表現の)ゲームなんだ」と驚愕します。
カルホーン軍曹は女性なのですが、(たぶんサムスがモデルでしょうね。)
彼女は後にフィリックスと会いますが、その時フィリックスは彼女を見て、
「こんな解像度の高い顔は初めて見た」と一目惚れしてしまいます。
30年のゲームの進化を感じさせる、面白い演出ですね。
たしかにボクの好きな『God of War』も、映像の緻密さと暴力描写が半端じゃないです。
ゲームの進化は描くものの、古いゲームと新しいゲームを優劣で描かないのも、
本作の素晴らしいところです。

戦闘では全く役に立たなかったラルフですが、
ゲームのルールを無視してメダルを奪取してしまいます。
このように他のゲームに無断参加することを、彼らは「ターボする」と称するのですが、
それはその昔、『ターボタイム』というレースゲームのヒーローであるターボが、
新しく導入された『ロードブラスターズ』に無断侵入したことが語源です。
キャラ不在の『ターボタイム』も他のキャラが出てきた『ロードブラスターズ』も、
店長から不具合と見なされて撤去されてしまうのです。
キャラが消えたらバグでも、別のゲームキャラが登場したら面白がりそうなものだけど…。
ラルフがいなくなった『フィックス~』も同様で、店長から故障と判断され、
明日までに直らなければ(ラルフが戻ってなければ)撤去されてしまうことに…。
Qバートからラルフの行き先を聞いたフィリックスは、彼を捜しに『ヒーローズ~』へ。
しかしその頃ラルフはまた別のゲームに入り込んでいて…。

『ヒーローズ~』で不正な手段でメダルをゲットするも、
敵キャラの機械生命体サイ・バグの軍勢に襲われたラルフは、その場のシャトルで脱出。
しかし暴走するシャトルは、セントラル・ターミナルを突き抜け、
お菓子がモチーフのレースゲーム『シュガー・ラッシュ』の世界に墜落します。
そこでラルフはお転婆な女の子ヴェネロペと出会い、彼女にメダルを持ち去られます。
この『シュガー・ラッシュ』はカートで戦うアクション・レースゲームで、
『マリオカート』がモデルなのは間違いないですが、キャラもほぼ女の子(とお菓子)で、
女の子向けに開発された感じだけど、普通に面白そうなゲームですね。
『ヒーローズ~』と共に実際にゲーム化されますが、スマホ向けのブラウザゲームらしく、
どうせならちゃんとアーケードゲームとして、完全再現で開発してほしいです。

『シュガー・ラッシュ』の女の子キャラは、原宿の女の子のファッションがモーチフです。
原宿には行ったことがなく、こんなポップな格好の子が歩き回ってるのかは知らないけど、
たしかにヴェネロペはどこか日本人の女の子っぽい印象です。(東洋人ではなく日本人。)
なんだか親しみを感じてしまうデザイン(とジェスチャー)で、とても可愛かったです。
もうひとり、女の子キャラの中に、簪(かんざし)を付けた和髪の子ミンティもいます。
彼女は完全に日本人の設定だったと思いますが、この子も可愛いですね。
ただ、なぜか『シュガー・ラッシュ』のタイトル曲として、
AKB48の書き下ろし曲が使われてるんですよね…。
ハリウッド映画で日本の曲を使ってくれるのはとても有難いことですが、
AKB48は日本が世界に恥ずべきグループだと思うので、そのチョイスはちょっと…。
しかも秋葉原のAKB48は原宿系とは程遠く、きゃりーぱにゅぱみゅの方が相応しいです。
あと、女の子キャラはせっかく可愛いのに、ヴェネロペ以外の吹替キャストに、
友近、森三中、ハリセンボンなんて、可愛いには程遠い女芸人を使うのもどうかと。
まぁリーダー格のタフィタ(声:友近)以外は、ロクに台詞はないけど…。

『シュガー・ラッシュ』は9人のプレイヤーキャラから選択できるレースゲームですが、
その9人は毎日変わり、ゲーセンの閉店後に予選が行われて翌日の9人が決まります。
予選に出場するにはコインが必要ですが、コインを持っていないヴェネロペは、
ラルフから奪ったメダルをコインとして使用して、予選にエントリーします。
しかし彼女は欠陥プログラムとして、他のレーサーからも仲間外れにされており、
彼女の愛車リキティ・スプリット号は、他のレーサーから無残に破壊されます。
ヴェネロペを追って来たラルフはイジメられてる彼女を思わず助けてしまいます。
レースで優勝すればメダルが却ってくると知り、ラルフは彼女が勝てるように、
ミニゲーム「カートベーカリー」で、新しいカートを作る手助けをしますが、
出来あがったカートは、お世辞にも可愛いとは言えないデザインで…。
しかしヴェネロペは大喜び、なにしろ彼女は本物のカートに乗ったことがなく、
エンジンとタイヤが付いているだけでも大満足だったのです。
ラルフは彼女が運転したことがないと知り、優勝できるはずがないと絶望しますが、
ダイエットコーラの池がある未完成の荒れ果てたボーナスステージで、
ひとり寂しく寝起きしているヴェネロペが、レンガの山で寂しく生活する自分と重なり、
ヴェネロペの運転の練習に付き合うことにします。
そんな使用しないボーナスステージのデータが消されずに残ってるのは不思議ですが、
アンロックキー型のDLCみたいなものかもしれませんね。
とはいえ2人ともクラッチすら知らない状態で、今更練習しても無駄だろう…、
なんて思いきや、ヴェネロペはグングン上達します。
しかし欠陥プログラムなのでたまにノイズが入り、運転が安定しません。
そこで彼女はノイズをコントロールできるように努めます。

一方、ラルフを捜すフィリックスは、カルホーン軍曹と共に『シュガー・ラッシュ』に。
カルホーン軍曹は、ラルフに付着して『シュガー・ラッシュ』に紛れ込んだ
凶暴な機械生命体サイ・バグの幼虫を追っています。
サイ・バグは『ヒーローズ~』にあるビーコンで制御できるのですが、
他のゲームに入り込むとプログラムを片っ端から喰い漁る最悪なウィルスのようなもので、
幼虫が繁殖する前に退治しないと『シュガー・ラッシュ』が滅んでしまうのです。
うーん、そんなヤバいゲームと他のゲームを繋げておくのは危険すぎでしょ。
ゲーセンは『ヒーローズ~』の電源だけ独立させた方がいいです。
フィリックスとカルホーン軍曹はアクシデントに見舞われながらもちょっといい関係に…。
しかし結婚式の日に新郎がサイ・バグに食べられるというトラウマがある軍曹は、
恋に臆病になり、積極的なフィリックスをふって、別行動になります。
その後フィリックスは、なぜかキャンディ大王の城で捕まって投獄されてしまいます。

予選レース目前、キャンディ大王はラルフにこっそり会いに来て、
彼にメダルを返還し、ヴェネロペをレースに出さないように頼みます。
大王曰く、ノイズだらけのヴェネロペがプレイヤーキャラ9人に選ばれ、
彼女がプレイヤーに見られると、ゲームの故障だと思われて撤去されかねないし、
そうなるとヴェネロペも死んでしまうので、彼女のためにも出場辞退してくれ、と…。
たしかにその通りだと思ったラルフはカートを破壊、彼女から絶交され、
失意のうちにメダルを持って『フィックス~』に帰ります。
しかし『フィックス~』は、ラルフを捜しに行ったフィリックスも帰ってこず、
住人たちも諦めて、みんなステーションに逃げ出してしまっていました。
自分の招いた事態に絶望するラルフですが、ふと画面越しに外を見上げると、
『シュガー・ラッシュ』の筐体に、ヴェネロペがデザインされているのを発見。
「欠陥プログラムでゲームに登場しなはずなのに変だぞ?」と思った彼は、
『シュガー・ラッシュ』に戻り、キャンディ大王の側近サワー・ビルを問い詰めます。
どうやらキャンディ大王がゲームのプログラムを書き換え、
ヴェネロペの存在と消そうとして、みんなの記憶を封印したらしいことがわかりました。
どうやらヴェネロペがゴールすれば、彼女は不具合ではなくなるようです。

キャンディ大王に捕まったヴェネロペを救い出すため、
すぐ城に向かったラルフは、途中でフィリックスも救出します。
フィリックスはカルホーン軍曹にふられたことで、人から嫌われる辛さを知り、
嫌われ者の悪役ラルフの気持ちがわかるようになっていました。
フィリックスはもともと他の住人たちとは違って、ラルフに優しかったけどね。
ハンマーひとつで何でも治すフィリックスの能力で壊れたカートを修理します。
フィリックスは『レッキングクルー』のマリオがモデルだけど、
建物解体屋だったマリオとは逆に、修理するのが仕事なのが面白いですね。
その後ヴェネロペも救出し、ゴールさせるため彼女を予選レースに参加させます。

レースは『マリオカート』と同様、コース上のアイテムを拾って、
他のレーサーを攻撃できるのですが、キャンディ大王の攻撃でリタイア続出です。
遅れて最後尾からスタートしたヴェネロペもどんどん追い上げます。
なかなか迫力のあるレースシーンで、『カーズ2』にも迫る出来です。
2位に浮上し、キャンディ大王と一騎打ちになったヴェネロペ。
ところが地下で繁殖していたサイ・バグが大量発生し、ゴールが喰われレースは中断…。
いや、レース中断どころではなく、ゲームが終了するかもしれない非常事態です。
カルホーン軍曹やフィリックスは、みんなをステーションに避難させますが、
まだ欠陥プログラムのヴェネロペは、ゲームの外へ出ることはできず…。
カルホーン軍曹曰く、ビーコン以外でサイ・バグを止める手立てはありません。
しかし、ラルフは一計を案じ、ボーナスステージのダイエットコーラの池に、
メントスの岩を体を張って大量投入し、いわゆるメントスガイザーを発生させます。
これを見ると真似したくなるけど、メントスガイザーは危険なので子どもは注意です。
メントス食べながらコーラ飲むのも危険ですよ。
立ち上る泡をビーロンと誤認したサイ・バグは、泡に飛び込んで死んでしまいます。
ビーコンじゃなくても光る棒ならなんでもいいのか、と突っ込みたくなりますが、
所詮サイ・バグも飛んで火に入る夏の虫なのでしょう。

サイ・バグは予想外にマヌケでしたが、予想外に恐ろしい能力もありました。
なんと捕食したキャラを取り込んで変形することが出来るのです。
キャンディ大王は捕食されますが、サイ・バクと融合し恐ろしい敵になります。
でも捕食したキャラに意識まで乗っ取られるなんて、サイ・バグはやはりマヌケですね。
そんな完全に怪獣化したキャンディ大王ですが、実は彼の正体は意外な人物で…。
ボクは全く予想してなかったので、かなり驚いたし、感心してしまいました。
その正体まで書いてしまうのはさすがにネタバレが過ぎるので、
他のゲームからターボしてきたキャラだということだけ…。
キャンディ大王は『シュガー・ラッシュ』内で、自分のポジションを得るために、
正規のキャラだったヴェネロペを排除したわけですね。
ヴェネロペこそが、もともと大王のポジションで、このゲームの統治者だったわけです。
つまり彼女は王女なわけですが、さすがはディズニークラシックス。
まさかプリンセスものだったとは、予想外の展開です。
たぶんヴェネロペは史上最も小さいディズニープリンセスでしょうね。

『シュガー・ラッシュ』を救ったラルフですが、
ホームゲーム『フィックス~』に戻れば今まで通り悪役のままです。
でも彼がヴェネロペにとってのヒーローであることに変わりはなく、
それはゲーム設定で与えられたヒーローという役柄よりも価値のあることです。
『フィックス~』の住人も、今回のことで悪役もゲームに不可欠だとわかります。
ゲームのヒーローは倒すべき悪役がいて、はじめてヒーローになれるんですもんね。
なお、作中ではゲーム内では悪役のままのラルフですが、
本作をゲーム化したソストでは、晴れてヒーローになったみたいです。
セガのキャラ総出演のレースゲームでも、ゲストで参加しているとか。
でもどちらも日本では発売されていないようで…。

後日談シーンでは、ヴェネロペはプレイヤーキャラになり、
一番の人気キャラになりますが、キャンディ大王に付けられた欠陥は治ってないみたいで、
その欠陥を制御し、バグ技に利用して、瞬間移動的なことができます。
そんな技が使えて強いから人気も出て当然ですが、完全にバランスブレイカーですよね。
まぁこのゲーセンのヴェネロペだけなので問題ないけど。

おっと、感想がかなり長くなっちゃいました。
続編も期待したい素晴らしい作品ですが、ディズニークラシックスは伝統的に続編はない、
あってもOVAになるので、劇場でラルフやヴェネロペに再会するのは難しいかも…。
うーん、公開中にもう一度くらい観に行こうかな?

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