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ジェネラル・ルージュの凱旋

いろんなところで"映画が好きだ"と言い回っていたら、
最近ちょこちょこ前売り券やタダ券譲ってもらえるようになりました。
貧乏人のボクにはとてもありがたいことなのですが、
貰ったら貰ったで、ちゃんと観に行かなきゃいけないってのも重圧を感じます。
いくら守備範囲が広めだとはいえ、金払ってでも観たくない映画もありますよ。
『ホノカアボーイ』観に行くの億劫だなぁ…。

今日は他の人の料金払ってでもオススメしたい映画の感想です。

ジェネラル・ルージュの凱旋
ジェネラル・ルージュの凱旋

2009年3月7日公開。
医療ミステリー『チーム・バチスタの栄光』の続編。

チーム・バチスタ事件から1年後、院内の倫理委員会の委員長を務める田口(竹内結子)のもとに一通の告発文が届く。救命救急センター長の速水(堺雅人)と医療メーカーが癒着し、同センターの花房看護師長(羽田美智子)が共犯という内容。彼女が院内調査を開始した矢先、同様の告発文を受け取っていた厚生労働省の役人・白鳥(阿部寛)が再び現れる。(シネマトゥデイより)



今年に入ってからも、映画観るたびに"おもしろい"と書くことが多かったけど、
なんか久しぶりに"本当におもしろかった"と思いました。
原作読んでいれば多少の違和感はあるんでしょうが、未読のボクの観る限りでは、
キャステングもストーリー構成の巧さも、ほぼ完璧だったのではないでしょうか。

ストーリーはネタバレ厳禁のミステリーなので何も書けませんが、
ミステリーと同時に、今の医療現場の問題を浮き彫りした社会派な一面もあります。
…というのは逆で、医療問題をミステリーに仕立てて、キャッチーにしてるのかな。
前作ではミステリーらしく犯人捜しが中心でしたが、
今作の事件なんてのは、そんなに重要ではないですね。
というか、誰が本当に悪そうかなんて、キャスティングみれば一目瞭然です。

この手の医療ドラマは、『感染列島』や『ブラックジャックによろしく』みたく、
感動を織り交ぜつつ、シリアスに描くことで、医療の逼迫感を表現しますが、
結局あんなものでは医療に対する不信感しか感じる事ができません。
でも今シリーズはミステリーだけではなくコメディでもあります。
コメディだからこそ、小難しい医療問題も噛み砕かれていてわかりやすいし、
コメディのノリの中に、急にシリアスに医療問題が語られるので、
そこが浮き彫りになって、より逼迫感が伝わってきますね。
診療報酬の問題、救急医療の現状、受け入れ拒否問題、ドクターヘリの必要性など、
下手な医療ドラマより考えさせられます。
特に医者と医療メーカーの癒着の是非なんて、誰もが"非"と感じるに決まってますが、
この作品観た後ではどうかな?(おっと、ネタバレ未遂…)
でも基本はやっぱりコメディ。そんな小難しい事は別にしても笑えます。

それにしてもホントにキャスティングが素晴らしいですねー。
主役の田口役の竹内裕子は綺麗なのはもちろんのこと、純朴で好感が持てます。
原作では男って話ですが、あまりのハマリ役で、今となってはもう考えられないです。
そのせいで前作と今作の間にある未映像化の2作目『ナイチンゲールの沈黙』も
気になるけど、田口が男だと思うと読むのに躊躇してしまいます。

そしてその田口と再びコンビを組むことになる厚労省役人・白鳥役の阿部寛。
『天地人』での威厳のある役や、『青い鳥』などのシリアスな役もいいけど、
阿部ちゃんはやっぱり『TRICK』みたいなの三枚目の役よく似合います。
もちろんこの白鳥役もハマってますねー。

でも、本作ではそのコンビの活躍はけっこう控えめ、
なんといっても今作で一番魅せてくれるのは
堺雅人演じるジェネラル・ルージュこと、速水晃一です。
言動がいちいちカッコイイ。魅力的というか官能的なほど怪演(?)です。

前作から佐野史郎、玉山鉄二もちょこっと出てて、前作ファンサービスもバッチリ。

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