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ファイヤー・ウィズ・ファイヤー 炎の誓い

本文のみ。

ファイヤー・ウィズ・ファイヤー 炎の誓い
Fire with Fire

2013年2月2日日本公開。
ブルース・ウィリス出演のアクション・サスペンス。

ジェレミー(ジョシュ・デュアメル)は、カリフォルニア州ロングビーチで消防士として働いていた。彼はその日も無事に仕事を終え、友人たちと飲み会を開こうと帰宅途中にいつものコンビニに立ち寄る。そこへ最近西海岸で勢力を広げる新興ギャングのボス、ヘイガン(ヴィンセント・ドノフリオ)が子分を引き連れて入って来る。店主に対して立ち退きを要求するも断られたヘイガンは……。(シネマトゥデイより)



本作は2月2日公開の映画ですが、関西では3週遅れの先週末にやっと公開され、
ようやくボクも観に行くことが出来ました。
今月は『ダイ・ハード ラスト・デイ』や『ムーンライズ・キングダム』が公開された
ブルース・ウィリスの当たり月だったので、それらの話題作に便乗して、
先行して公開したのでしょうが、3週も遅れると公開順も最後になっちゃいますね。
いつものことだけど、地方で公開が遅れるのは不愉快ですが、
そもそも本作は製作国のアメリカでも劇場公開はされてないんだとか…。
ヒットする見込みがないとの判断か、劇場公開は見送られ、DVDリリースにしたそうです。
日本で劇場公開されたのは、日本ではブルース・ウィリスの人気が高いからでしょうが、
本作の彼は主演でもなければ、出演シーンも多いわけではないです。

「劇場公開を見送られた映画」なんて聞くと、ちょっと期待薄になりますが、
いざ観てみるとそれなりに面白かったと思います。
ただ、予想していた内容とはかなり違ったかも…。
消防士が主人公でタイトルも「Fire with Fire」なので、
主人公が危険な火災現場で命を掛けて頑張るようなレスキューものかと思ってましたが、
ギャングによる殺人事件の現場を目撃した主人公が、ギャングに命を狙われ、
証人保護プログラムを受けるが、恋人や友達にまで危険が迫り、
逃げ隠れするのを辞めて攻勢に転じるという物語で、
消防士という設定も終盤で少し活かされる程度です。
なにしろ証人保護プログラムなんて受けたら、個人情報が別人に書き換えられるので、
主人公は消防士ですらなくなりますもんね。
終盤ではビル火災の中に取り残された恋人をレスキューしますが、
その火災も自分で放火してるし、むしろ消防とは逆のことしてます。
そもそも「Fire with Fire」というタイトルの意味も、
「毒を持って毒を制す」みたいな慣用句が基になっているらしく、
火事とか消防士とは直接関係ないようです。
そんな慣用句的な意味であれば、証人保護プログラムで社会から消された主人公が、
裏社会の悪者と戦う本作のタイトルとしてはピッタリですね。
うーん、「Fire with Fire」より、邦題の副題「炎の誓い」のせいで、
内容を誤認させられたのかもしれませんね。

物語は、理不尽に事件に巻き込まれ、加害者から一方的に命を狙われただけでなく、
ギャングにより友達が殺されたり、恋人が重傷を負わされたりしたことで、
復讐に立ち上がるという、バタなリベンジものです。
でもそれなりに面白いと思えたのは、意外にもエグい描写が多かったからです。
アーリア系ギャングのボスは、かなり残虐非道な男で、殺し方もエグいですが、
復讐に立ち上がった主人公も、悪者の指を切り落とす拷問をしたり、かなり容赦ないです。
それらのエグい映像のためにR指定を受けてしまったくらいです。
エグくはないけど、恋人とスナイパーとの撃ち合いのシーンも面白い演出で、
なかなかアクションシーンに工夫のある作品だと思いました。
結局ギャングのボスも手下の殺し屋も、トドメをさせたのは恋人の方でしたね。
何気に主人公よりも恋人の方が活躍してるかも…。

それにしても本作の証人保護プログラムはザルすぎますよね。
せっかく別人になっても、すぐにギャングに身元を割り出されます。
そのギャングには連邦保安局内に内通者がいるみたいですが、
そんな汚職職員がいたら証人保護プログラムなんて全く意味ないです。
主人公を保護する立場の女性保安官が、保護対象の主人公と恋仲になるくらいだから、
局内のモラルが低いというか、リスク管理が甘いというか…。
ブルース・ウィリス演じるロス市警の刑事が、「連邦政府は当てにならない」と
主人公の引き渡しを要求しますが、全くその通りです。
結局、証人保護プログラムで攪乱されたのは、ギャングではなく警察だったし…。
そもそも警察が、せっかく拘留したギャングのボスを保釈しちゃうのが悪いです。
主人公が証言する裁判が始まるまで収監しておけば、
主人公が口封じに命を狙われることもなかったはずなのに…。
ギャング側の弁護士も、かなり不愉快なキャラだったので、
主人公に殺されちゃえばよかったのに…。

それなりに面白かったけど、やっぱりオススメは出来ない作品だったかな。

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