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チョコレート・ガール バッド・アス!!

今日は今年一本目のタイ映画の感想です。
…というか、たぶん今年最後のタイ映画の感想かもしれません。
ボクはタイ映画ももっと観たいですが、なかなか日本公開されず観に行きようがないです。
タイ映画のみならず、ハリウッド映画以外の外国映画はなかなか日本公開してくれません。
それでも日本は比較的いろんな国の映画を観れる方らしいので、
数は少ないながらも公開してくれるだけで有難いと思うべきなのかも?
そんなハリウッド以外の外国映画を上映してくれるのは主にミニシアターですが、
シネコンは保守的でダメですね。
あれだけスクリーン数があるんだから、常に1スクリーンくらいは、
ハリウッド以外の外国映画専用にすればいいのに…。
あ、でも韓国映画と中国映画は、時勢を鑑みてボイコットするべきです。

ということで、今日はやはりミニシアターで観たタイ映画の感想です。

チョコレート・ガール バッド・アス!!
Juk-ka-lan.jpg

2013年1月26日日本公開。
ジージャー・ヤーニン主演のアクション・コメディ。

ジャッカレン(ジージャー・ヤーニン)は、裏稼業のフリーランスのバイクメッセンジャーをしている。届け物をする者のなかにはあくどい輩もおり、決して安全な仕事ではない。同居する叔父・ワン(ペットターイ・ウォンカムラオ)も、そんなジャッカレンを心配して忠告するが、彼女は聞く耳を持たない。ある日、仕事上のトラブルで数人の男たちに囲まれたジャッカレンは、愛車の自転車を巧みに操り、男たちを倒していく。しかし今回の相手ピアックは冷酷な男で、預かった密輸品を途中で奪われたジャッカレンに、7日間で取り返すよう告げる。ジャッカレンはメッセンジャーの仲間と捜索し、残りの荷物を探し当てるが、密輸品はピアックの敵対する組織のゼンの手元にあった。倉庫でゼンと会っているところにピアックが乗り込んできて、組織同士の抗争に発展する。巻き込まれたジャッカレンたちがピンチに陥ったそのとき、叔父のワンが彼女の前に現れる。ワンは、今は足を洗っているが、かつては腕利きの殺し屋として名を馳せていたのだ。倉庫のなかは敵味方入り乱れた銃撃戦となる。ジャッカレンたちは、無事に脱出できるのか……?(公式サイトより)



デビュー作『チョコレート・ファイター』で一躍脚光を浴びた
タイの若手アクション女優、ジージャー・ヤーニン主演の最新作となる本作。
ボクもデビュー作でジージャーを初めて見た時から、
彼女の可愛らしさと、アクションの素晴らしさにすかり魅了され、
日本で鑑賞できる彼女の出演作は全て観ました。
しかし阿部寛も出演したデビュー作は劇場公開されたものの、
それ以降の出演作は全てビデオスルーで…。
しかしこの度、未公開作品をビデオリリース前に一度劇場公開してみる企画(?)、
「未体験ゾーンの映画たち」の1本に本作が選ばれ、
約4年ぶりにジージャーの勇姿をスクリーンで観る機会に恵まれました。
ぶっちゃけ本作の彼女は、デビュー時の美少女だった雰囲気からすると、
時が経ってちょっとアスリートっぽい容姿になってしまった気がするけど、
童顔でまだまだ可愛らしさも残ってますね。
(叔父さんの誕生日での、チーク塗りすぎの顔は、ちょっと酷かったけど…。)
ジージャーは未成年にも見える容姿ですが、実年齢はアラサーなんですよね。

意外にも、本作はアクション映画というよりは、コメディ映画の比重が強いです。
監督もジージャーの出演作を全て手掛けた世界的アクション監督ピンゲーオかと思ったら、
本作はタイ映画でお馴染みのコメディ俳優マム・ジョクモクがメガホンを取っています。
製作会社はいつものところなので、もちろんアクションシーンもありますが、
本作はコメディ映画を撮る体制で製作されていると思います。

実は、もともと『Juk-ka-lan』としてタイで公開された作品を海外向けに編集し、
インターナショナル版『This Girl Is Bad-Ass』として米国などで公開されたものが本作。
『Juk-ka-lan』はもっとコメディ要素が多かったらしいけど、
編集で大幅に削られ、アクションに特化させたようなのです。
ジージャーのファンとしては、どんなシーンであれ削られたのは残念ですが、
かなり荒っぽい編集で、急に場面が跳んでしまったように思えるところがあったり、
ストーリー上、不可欠と思われるシーンまで削られている気がします。
ジージャー演じる主人公のジャッカレンは、ヤバいブツを運ぶメッセンジャーですが、
(メッセンジャーというよりもトランスポーターって感じですね。)
密輸組織「ピアック・サービス」の依頼を受けてブツを届けた後、
急に組織からブツを返すように迫られます。
どうやらブツが紛失してしまったようなのですが、彼女がヘマをした描写もなく、
一体何が起こったのかと思いましたが、鑑賞後に公式の粗筋を読んで、
敵対する組織センが奪ったらしいことがわかりました。
たぶんその奪われる過程を、アクションがないから編集で削ってしまったんでしょうね。
ジャッカレンの叔父ワンさんと、彼の命を狙う効果音男の因縁もイマイチわかりませんが、
そこもジージャーは関係ないし、バッサリ切られちゃったのかな?

そんな大胆すぎる編集で、アクションに特化させておきながら、
それでもほとんどコメディ映画という印象しか受けませんでした。
ジャッカレンの勤めるメッセンジャー会社のコスプレ変態社長や、
不細工なくせにブスには強気な幼馴染み、実はゲイだった憧れのイケメン、
親父さんが物乞いをしている同僚、妙に高い変な声のギャングのボスなど、
脇役たちが個性的すぎて、ほとんどお笑いコント状態です。
外国映画にしては、わかりやすいボケの連発でたしかに面白かったですが、
ボクとしてはジージャー主演のアクション映画を期待していたので、
ちょっと肩透かしを食らったような気分になりました。

もちろん激しいアクションシーンもあるにはあります。
ジャッカレンのメッセンジャーという設定を活かして、
サイクルフィギュアのようなアクロバティックな曲乗りや、自転車本体を使った攻撃、
またはタイヤチューブを鞭のように使ったり、ギアを手裏剣のように投げたり、
ナットを指にはめてメリケンサックにしたりと、自転車パーツを武器にしたアクションも。
その趣向はなかなか面白いと思ったのですが、どうにも戴けないのは、
ジャッカレンが投げナイフを人に突き刺したり、拳銃を発砲したりと、
自転車とは全く関係ない武器まで使っちゃうことです。
ボクがジージャーに求めているアクションは徒手空拳なので、
ぶっちゃけ自転車を武器にするのも嫌なくらいですが、刃物や銃は論外ですよ。
敵組織のなんちゃって女子高生と戦うときなどには、徒手空拳も使いますが、
ボクは彼女を女子版トニー・ジャーだと思っているので、
徒手空拳の中でも古式ムエタイを使ってくれることを期待していました。
しかし本作の彼女は、どちらかといえばテコンドー的な徒手空拳で…。
本作の彼女に限らず、タイのアクション映画と言えばムエタイを期待しますよね?
もし香港のアクション映画が、カンフーじゃなくて柔道だったら残念なのと同じです。

アクションがぬるい本作を観て、もしかしたらジージャーは、
肉体的にピークを超えてしまったんじゃないかと不安になりました。
いくら童顔で若く見えるとはいってもアラサーだし、人気女優ですからね。
デビュー作のような過激で無茶なアクションはもう出来ないのかも…。
このままじわじわコメディエンヌ化していくような懸念を覚えました。
ただ、今後の彼女の出演作を調べると、ついにトニー・ジャーと初共演となる
『TYG2』(ムエタイ映画『トム・ヤム・クン!』待望の続編)や、
デビュー作の続編『チョコレート・ファイター2』(阿部寛も再登板予定)が控えており、
アクション女優としての活躍もまだまだ期待できそうです。
この二本は是が非でも劇場公開してほしいです。

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