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96時間 リベンジ

今年、初映画に行ってきました。
先週は正月真っ只中だったため、大手配給会社もお休みでロクな映画が公開されず、
今週から漸く2013年の映画戦線が始まり、やっと観たい映画の公開が始まりました。
前回観たのが昨年末の30日だったから、半月くらい観ておらず、ボクとしてはかなり久々。
それまでは血中の映画濃度が下がって、禁断症状気味になってました。
…というのは言いすぎですが、3日に1回くらい映画を観に行かないと、
活力が湧かないのは事実で、仕事しててもめちゃめちゃ疲れるんですよね。
いつも「仕事が跳ねたら映画行くぞ」とか「明日は映画だ」とか思いながら、
嫌な仕事を何とかこなしているので、楽しみがなくなると辛いです。
今年一本目の映画だから作品も慎重に選びたかったところですが、
とりあえず真っ先に公開された作品に飛び付くことになりました。
もうひとつ、中国映画も公開になりましたが、時節柄、中国映画は観たくないかな。

ということで、今年一本目の映画の感想です。

96時間 リベンジ
Taken 2

2013年1月11日日本公開。
アクション・サスペンス映画『96時間』の続編。

イスタンブールで就いていた警護の仕事を終え、元妻レノーア(ファムケ・ヤンセン)と娘のキム(マギー・グレイス)を同地に呼び寄せた元CIA工作員ブライアン(リーアム・ニーソン)。バカンスを一緒に過ごし、家族の絆を取り戻そうとするブライアンだったが、かつてキムを誘拐して彼に息子や部下たちを殺された犯罪組織のボスによる復讐(ふくしゅう)計画が動き出していた。ブライアンとレノーアは組織にとらわれ、辛くも難を逃れたキムはイスタンブールの街をさまよい続ける。そしてブライアンは、妻と娘の命を守ろうとするが……。(シネマトゥデイより)



本作はリュック・ベッソン製作・脚本による2009年の映画『96時間』の続編ですが、
前作の大ヒットはサプライズで、主演のリーアム・ニーソンは、
オヤジ・アクションスターとして再び脚光を浴びることになりました。
大ヒットしたから当然のように続編の話にもなりますが、
たしかに前作は面白かったので、続編も楽しみにしていました。
もっと早く製作されると思ってましたが、意外に時間がかかったみたいで、
前作の内容も記憶から薄れた頃にやっと公開になりました。
それにより、ちょっと機を逸したのか、前作と比べるとちょっと控えめな成績でしたが、
それでも全米初登場1位の大ヒットなことに変わりはなく、
内容も悪くないので、人気シリーズとして今後も続編が作られるでしょう。

しかし前作の時点で、邦題の命名をミスっちゃってますね。
前作当時は24時間で事件を解決する米ドラマ『24-TWENTY FOUR-』が大ブームだったので、
それに便乗して宣伝したり、それにあやかって邦題を付けたわけですが、
たしかに前作は96時間で事件を解決する話だったから邦題通りの内容だけど、
本作は96時間どころか、事件発生から24時間もかかってない感じで、
全く内容にそぐわない邦題になってしまってます。
まぁ「例の96時間の事件の復讐」という意味では『96時間 リベンジ』もナシではないけど、
今後シリーズ化され、どんどん続編が出てきたら、どんな邦題を付ける気か楽しみです。
ちなみに原題は『Taken 2』で、普通にナンバリングタイトルになっています。
まぁ原題も原題で、誘拐事件しか描けない縛りがあるわけだけども…。

本作は元CIA工作員の主人公ブライアンが、『96時間 リベンジ』という邦題の通り、
前作で壊滅させたアルバニア系人身売買組織の親族から復讐される話です。
なので前作を忘れているなら、おさらいは必須かとも思ったのですが、
結局おさらいすることなく観に行ってしまいました。
でもフラッシュバックなどにより、観ているうちに思い出させてくれる演出だったので、
おさらいはそれもど必要でもなかったかも。
とはいえ前作を未鑑賞だと少し厳しいかもしれませんが…。
前作ではブライアン元妻の間の娘であるキムが、
パリ旅行中に犯罪組織に誘拐され、娘を助けるために親父ブライアンが大ハッスルして、
娘を救出する過程で犯罪組織まで単身で壊滅させてしまうという痛快な物語でした。
本作ではブライアンに殺された犯罪組織のメンバーの親族が、
復讐のためにブライアンと元妻と娘を誘拐しようとする物語です。
彼らはイスタンブールを旅行中に襲撃されるのですが、
誘拐されたのは意外にもブライアンと元妻だけで、前作で誘拐された娘キムは、
本作では逆にブライアンを救出しようと活躍します。

全く逆の構図になったのが面白いですが、結局はブライアンがまた犯罪者を壊滅させます。
なにしろブライアンは大人しく捕まるタマではないですからね。
拉致されて、黒い布袋を被せられ、車でどこかの監禁場所に連れて行かれますが、
連行中にも時計の秒針の音で距離を測り、周りの雑音を記憶して、監禁場所を特定します。
乗せられている車がどのギアで入っているかまで音でわかっちゃうんだから超人的です。
人を誘拐や監禁する時は、目隠しだけではなくて、
人質にヘッドホンでも被せて、耳も塞いだ方がいいですね。
また監禁中にマッチ箱のように小さいスパイグッツ的な電話機で娘と連絡を取り、
娘にその場で手榴弾を爆発させ、その音の到達時間で娘の所在地との距離を割り出します。
そのために街中で大爆発を起こされては、住民も堪ったものではないですが、
娘の身に危険が迫っている時のブライアンの盲目ぶりが本シリーズの売りです。

そんな他人を顧みないブライアンの盲目ぶりを象徴するエピソードが、
監禁から脱出した後、娘と一緒にタクシーを奪って逃げるのですが、
その途中で邪魔だった現地の警察官を撃ち殺してしまったことでしょう。
娘を早く安全な米国大使館に連れて行きたいという気持ちはわかりますが、
何の罪もない警察官を撃ち殺すなんて、彼らしいけどちょっと酷いよね。
本作で犯罪組織の親族から復讐されるのは、単なる逆恨みでしかないけど、
もしこの警察官の親族に復讐されるなら、当然の報いでしょうね。
なのでもしかしたらこのシーンは、続編への伏線だったりするのかも?

そんな逆恨みでブライアンを襲撃した、犯罪組織の親族で構成された組織ですが、
そのリーダー格の男は、前作でブライアンから椅子に電圧を流されて死んだ男の父親です。
死んだ息子は前作中でも特に惨たらしい殺され方をした悪者ですよね。
凶悪犯罪者だから被害者に殺されても仕方がないけど、
たしかにあんな拷問染みた過剰な殺され方をしたら、親族も諦めがつかなくなるかも?
しかし敵も然る者で、このリーダー格の男もなかなかエグい殺し方を心得ています。
捕まえたブライアンの元妻を、顔に切り傷を付け、逆さ吊りにして、
重力で血を絞り出し、30分かけてじわじわ殺そうとします。
かなり斬新でエグい殺し方だと思いますが、あの程度で本当に人が死ぬのかは疑問です。
結局ブライアンも娘に過保護な親バカですが、
逆恨みで息子の仇を討とうと考えるリーダー格の男も親バカで、
尋常ではない親バカ同士の戦いを描いた物語なわけですね。

ブライアンの過保護さを表したエピソードとして、
映画序盤で娘キムにボーイフレンドがいることを知ったブライアンが、
即行でその男の自宅を割り出し、男と娘がイチャつくところに押し掛けたのは笑いました。
ボクは親ではないけど男なので、そんな男親の気持ちはわからなくもないけど、
あんなにイカつい親父なのに、娘のことになるとやりすぎるところがお茶目ですね。
当然娘からは怒られて、「彼の身辺調査なんてしないで!」と言われますが、
「わかった」と答えながらも、あの親父ならきっと調査済みです。
てっきり、その娘の彼氏とブライアンが一緒に戦う展開になるのかと思ったけど、
別にそんなことはなく、彼氏はただの脇役だったのは意外でした。
過保護なブライアンは、娘の自動車免許の練習も見てあげるのですが、
練習では助手席で「もっとゆっくり、おちついて」といってた彼が、
娘の運転で大使館まで逃げる時は助手席で「行け、もっと飛ばせ!」と怒鳴り散らします。
まぁ焦って逃げてるんだから当然だけど、そのギャップが面白かったです。
てっきり娘はそのカーチェイスで暴走癖がついてしまって、
免許の試験も落ちるというオチかと思いましたが、普通に満点で合格しました…。
まぁそれは置いといて、リュック・ベッソン製作の作品だけあって、
イスタンブールの狭い路地でのカーチェイスはかなりの迫力で、なかなか見物でした。

今年一本目の映画としては悪くなく、…いや、期待以上によくて、
なかなか幸先のいい2013年の映画ライフのスタートだったと思います。

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