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ポルノ☆スターへの道

ボク草食系ですが肉欲がガチで薄いので、アダルトビデオもあまり見たいとは思いません。
どうもそんな男は増加しているみたいで、AV業界もかなり業績不振だと聞きました。
昔から「エロは不況に強い」なんて言われてきましたが、眉唾みたいですね。
それでも年間1万本以上のAVが製作されているそうです。
日本で公開される映画だって、洋邦合わせて年間800本にも満たないのに、
どこにそんな需要があるのか、とにかくスゴイですね。

とはいえボクも全く性欲がないわけではないので、たまにAVを見たい気分にもなります。
でも女性の裸を見たいのは当然として、せっかくムラムラしている時に、
男の裸なんて見たら萎えるというか、気持ち悪くなりませんか?
AV男優がまだ若くて引き締まった体をしていたらまだマシですが、
デブで毛深くて汚らしいオッサンだったりしたら、もう最悪です。
それならレズものでも見ればいいんだろうけど、それは性的趣向からは外れてるし…。
で、結局はセクシーなグラビア系イメージビデオくらいがちょうどよかったりします。
…って、なんだこの気持ち悪いカミングアウトは!?

ということで、今日はAV男優を志望する男の物語の感想です。

ポルノ☆スターへの道

2012年6月13日DVDリリース。
アダム・サンドラーが脚本とプロデュースを担当したコメディ。

仕事をクビになり、途方に暮れる冴えない青年バッキー。そんなある日、友達とみた古いポルノ映画の俳優が自分の両親だということが発覚!両親は70年代名を馳せた有名ポルノ・スターだったのだ!その熱い遺伝子を胸にバッキーはポルノ・スターの頂点を目指しハリウッドへ行くのだが…(公式サイトより)



昨日感想を書いたアダム・サンドラー主演・脚本・製作の『ジャックとジル』は、
第32回ゴールデン・ラズベリー賞を全部門制覇の逆快挙を成し遂げた作品でしたが、
本作はそのアダム・サンドラーが、脚本と製作を手掛けた作品です。
前回のラジー賞はアダム・サンドラーをフルボッコしようという趣向だったので、
主演作『ジャックとジル』や『ウソツキは結婚のはじまり』が不名誉な受賞をしましたが、
本作も例外ではなく、作品賞や主演男優賞をはじめ6部門にノミネートされました。
『ジャックとジル』とは、同じくコロンビア映画で、サンドラー脚本・製作と、
姉妹作のような関係ですが、日本では『ジャックとジル』と同時にDVDリリースされました。

『ジャックとジル』のラジー賞受賞は不当な悪ふざけだと感じましたが、
本作に関しては、ノミネートも納得の内容だと思えます。
面白いか面白くないかは別として、ポルノ映画を題材にしたコメディですからね。
どうしてもお下劣な内容になることは避けられず、高評価を受けるわけがないです。
有名映画批評サイトのいくつかでは、2011年公開作の中で最低の点数を叩きだしました。
ただボクとしては、あまり大きな声では言えませんが、かなり楽しめちゃいました。

アイオワのド田舎に両親と住むバッキー(ニック・スウォードソン)は、
ある日、友達に誘われて古いポルノ映画『ニオイの中の牧場主』を見るのですが、
そこに出演していた女優ロージーと男優ジムは、若いころの両親で…。
自分の両親がポルノ俳優だったと知ったら、普通は落ち込みそうなものだが、
ポルノ映画を初めて見た純真なバッキーは、両親が映画に出演していることに大喜び。
勤めていたスーパーをクビになったばかりの無職の彼は、
自分も両親のようなポルノ映画スターになろうと、ハリウッドに向かいます。

バッキーは変な髪型で出っ歯でブサイクですが、心は子どものように穢れがありません。
一体何歳の設定なのかはわかりませんが、ポルノを見たのもその時が初めてで、
自慰もその時初めて友達からやり方を教わったくらいで、もちろん童貞です。
そんな彼がポルノ男優を目指すなんて無謀にもほどがありますが、
経験の無さやブサイクさ以上に問題だったのは、
裸になると女性かと思うほどの極度の短小で、しかも異常なまでの早漏なことです。
ポルノ・スターのサラブレットとは思えないほど、ポルノ男優の資質ゼロです。

ハリウッドに着いたバッキーは、さっそくCMのオーディションを受けますが、
何を勘違いしたのか、その面接で覚えたばかりの自慰を披露して追い出されます。
ところが、その面接官のひとりにポルノ映画出身の監督がいて、
彼の紹介でポルノ業界の大物が集うパーティに参加することになります。
そういえば日本でもポルノ映画出身の監督って結構いますよね。
世界的な映画監督である滝田洋二郎監督や周防正行監督もそうだし、
芸能界の中では映画業界とポルノ業界は意外と近いのかもしれません。
しかしそこで紹介されたカリスマ男優ディック・シャドウに短小を笑いものにされ…。
落ち込む彼ですが、両親の出演作で製作助手をしていたという売れないポルノ監督、
マイルス・ディープにスカウトされ、ポルノ映画の撮影をすることになります。
ディープ監督は彼がポルノ・スターの息子で、話題性があると考えスカウトしたのです。
そういえば二世タレントって多いけど、ポルノ俳優の二世って聞いたことがないですね。
そこに需要があるかはわかりませんが、ポルノ俳優の子どもが、
どんな風に育つのかはちょっと興味があります。

いざ撮影を始めてみたものの、やはり短小と早漏がネックになり…。
特に初心(うぶ)なバッキーは女優の乳房を見ただけで射精してしまうので、
性行為もできず、ディープ監督もメガホンを投げ出してしまいます。
しかし助手である監督の息子が、その映像をエロ動画サイト「YouPube」にアップすると、
ものすごい再生回数で大反響を呼びます。
なんでも彼のナニを見て自信が付いたという短小に悩む男性や、
パートナーが短小に不満だったが、彼のナニを見て満更でもないと感じた女性が多数おり、
バッキーは「粗チンの救世主」として一部から絶大な支持を受けます。
この視聴者の気持ちはなんだかわかる気がします。
ボクも大きさでどうこう思うことはないけど、AVですごいテクニックとか見ると、
そこまでしなきゃいけないものかとブルーな気持ちになることがあるし…。
セックスに限らず、自分より下手な人を見ると安心して自身が付くってことありますよね。
でも「彼のナニを見て」って、モザイクもかけないで動画をアップしたのかな?
まぁ処理しなくても全く映らないくらいの短小だけど…。

ディープ監督その反響を受けてバッキー初主演作『新聞配達は5回イク』を完成させますが、
ポルノ映画配給会社からは無視され、仕方なくネットで販売を始めます。
するとまたしても全国の短小男性やそのパートナーの女性の間でバカ売れし大儲け、
次回作には出資者も殺到し、ビデオでの販売も始まり、サイン会を開けば大盛況で、
バッキーは一躍ポルノ・スターの仲間入りをするのです。
更にはポルノ業界で最も権威のあるアダルト映画賞で、最優秀新人賞のみならず、
グランプリなど史上最多の12部門を受賞し、かつてバッキーを笑いものにした、
カリスマ男優ディックにも辛酸を舐めさせるほどの大スターとなります。

本作は、そんなアメリカで最もポルノ男優に向いてない男が、
アメリカで最も人気のあるポルノ男優になるというサクセス・ストーリーですが、
それと並行して、バッキーとある女性のロマンスも描かれます。
バッキーは初めてハリウッドに来た日に入ったダイナーで、
キャシーという可愛らしいウェイトレスに出会うのですが、彼女はとても優しく、
野宿していたバッキーに下宿先を紹介してくれたりと、何かと世話を焼いてくれます。
バッキーの話を聞いたり、逆に彼に悩みを相談したりするうちに恋が芽生えるのです。
あんなブサイクなポルノ男優志望の男のどこがいいのかと思いそうですが、
バッキーの子どものようなピュアさに惹かれるのでしょうね。
彼女自身も処女だったようで、なんともプラトニックな恋愛で、キュンとします。
しかしアダルト映画賞授賞式の夜、二人はついにお互いに初体験をするのですが、
次の朝からキャシーの態度が急変し、「いろんな男と経験したい」と言い残し、
バッキーの前から去ってしまうのです。
どんな短小の男にも自信をつけさせるほどの短小男では、
さすがのキャシーも満足できなかったのだろうと思いましたが、
実は彼女が態度を急変させた裏には、ある秘密があり…。
題材が題材なだけに、泣くほどではありませんでしたが、ほんの少し感動しました。

表面上はポルノ映画を題材にしたお下劣なコメディですが、
それとは真逆なプラトニックで初々しいロマンスの側面も併せ持っており、
総合するとけっこう笑えるハートフルなロマコメだったと思います。
オススメはしませんが、評判ほど悪い作品ではないです。

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