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ロード・オブ・クエスト ドラゴンとユニコーンの剣

今月はDVDで観賞した映画の感想はあまり書けていません。
過去のデータを見ても、DVDの感想は軒並みアクセス数が高く、書き甲斐があるのですが、
やっぱり劇場で観た映画を優先したいと思うのが映画ファンで、
DVDで観賞した映画の感想は、どうしても後回しにしてしまいます。
なので今月のように観たい映画の公開が多い月は、なかなかDVDの感想は書けません。
でも今週末は劇場映画は2本しか観ない予定なので、
来週は時間に余裕がありそうだから、DVDの感想も何本かは更新したいです。

ということで、今日は久々にDVDで観賞したビデオスルー映画の感想です。
更新が延び延びになり、気付けばリリースから丸一カ月経ってました。
内容もかなり忘れているので、いつもより軽めの感想です。

ロード・オブ・クエスト ドラゴンとユニコーンの剣

2012年4月25日DVDリリース。
ナタリー・ポートマン出演のファンタジー・コメディ。

出来の良い兄・ファビアス王子と比べられては卑屈になる、不細工で傲慢な弟、サディアス王子。だが、ファビアスの新妻が結婚式当日に魔術師リザーに誘拐されてしまう。リザーを倒し、姫を救出するために兄弟は魔法のコンパスを手にユニコーンの剣を求めて旅に出る。途中、美しい女剣士イザベルと出会った一行は彼女と行動を共にするが、旅はモンスター三昧の困難な道のり。しかもお供の騎士団の裏切りで兄のファビアスまで連れ去られてしまった!二つの月が重なる夜にリザーと姫が結ばれると伝説のドラゴンが誕生してしまう…!王国の危機を救うため、サディアスはリザーの城へ向かうが!(公式サイトより)



本作は全米初登場第6位と、R指定おバカ映画としてはまずまずの成績だと思いますが、
評論家の評価はかなり厳しいようで、2011年のワースト映画に数えられることもあります。
それだけにボクも全然期待していなかったのですが、
とりあえず全米ボックスオフィス上位の映画なので観賞しました。
すると地を這うような期待値のハードルで見たためか、
本作はそのハードルは簡単に飛び越えてしまい、意外と楽しめてしまいました。
2011年公開の作品では、これより駄作はいくつか思い当たるし、
本作をワーストと思える評論家は、よほど映画を観賞していないか、
運よく当たり映画ばかり観賞していたかのどちらかだと思います。

不当とも思える低評価を受ける本作ですが、
その大きな要因はナタリー・ポートマンをキャスティングしたためではないかな。
『ブラック・スワン』で数々の演技賞を受賞し、オスカー女優にまでなった彼女ですが、
その受賞の余韻も冷めやらぬ4月に公開されたのが本作でした。
世間からすれば、彼女がおしり丸出しでおバカ映画に出演している姿に、
「オスカー女優をなんて作品に使ってるんだ!?」と思ってしまうのも無理からぬこと。
ボクでもオスカー女優になって1発目の公開作が本作というのは、
彼女のキャリア的にちょっと勿体ないと思ってしまいます。
まぁ撮影はオスカー受賞する前には終了してたんだし、致し方ないことですが…。
もしミーガン・フォックスあたりのセクシー女優がこの役を演じていたら、
本作もワーストと言われるほど低い評価は受けなかったでしょう。

なんだかこんな風に書くと、ボクが本作を高く評価しているようですが、それは違います。
あくまで世間の評価ほど悪くはないと感じただけで、佳作と呼ぶにはほど遠い出来です。
プロットだけなら普通のヒロイック・ファンタジーと大差ないものですが、
そこに詰め込めるだけのセクシャルな下ネタやスラングをぶち込んでいます。
卑猥な表現の多い作品なので、間違っても子どもと一緒に見てはいけません。
DVDジャケットも普通だし、タイトルも普通なので、普通の中世ファンタジーだと思って、
家族で見るためにレンタルしてしまう人がいるのではないかと心配になります。
ジャケットのナタリー・ポートマンやジェームズ・フランコに騙されないで、
主演とおぼしき真ん中の中年俳優の醸しだすB級オーラに気付いてください。
(ちなみにジェームズ・フランコは本作でラジー賞にノミネートされました。)
配給会社も健全なファンタジーと誤認させるような邦題にしないで、
「史上最悪の○○」とか「童貞○○」みたいな、如何にもな邦題を付けるべきです。
まぁ本作がマトモでないことは、初っ端の小人症俳優が演じるドワーフの絡みを見れば、
すぐに気が付くと思うので、家族で見て気まずい思いすることは回避できるかな。

低俗な印象を受けるものの、下ネタが多いのは本作にとってはプラスです。
本作から下ネタを取ってしまったら、残るのは本当に凡庸なファンタジーだけで、
おそらく退屈極まりないものになったでしょう。
下品ながらも(ほとんど失笑ですが)笑いどころは多いので、
最後まで飽きずに見ることができると思います。
とはいえ、本作の世界観がギリシャ神話をベースにしているのは、
ギリシャ神話オタクのボクにとっては嬉しい設定でした。
番人であるサイクロプスや迷宮のミノタウロス、アマゾーンを思わせる女傑族の白い民、
ヒュドラのような五岐の大蛇など、ギリシャ神話っぽいクリーチャーや、
『タイタンの戦い』のブーボーのような機械仕掛けの鳥まで登場します。
他にも3人の魔女や、化物染みた賢人など、ギリシャ神話っぽい演出が満載です。
悪い魔術師に捕まっている囚われの姫は、ディズニープリンセスのパロディでしたが…。

そんなクリーチャーたちの映像など、CGや特撮もふんだんに使用しています。
昨今のファンタジーからすると、さすがに見劣りしてしまいますが、
それでもR指定おバカ映画としては、かなり頑張っている方で、お金もかかってそう。
ちょっと予算が大きすぎて、興収が半分にも満たず、赤字になっているようですが、
約5000万ドルもかけてこんな下品な映画を作ろうという心意気がアッパレです。
バカ満載の映画ですが、その無謀さが最もバカらしいですよね。

もし日本でも劇場公開されて、劇場に足を運んで千円以上払って観ていたとすれば、
おそらくボロカスに扱き下ろしたかもしれませんが、
数百円のレンタルで気軽に見る分には、そこそこ楽しめちゃうかもしれません。
間違ってもオススメはできませんが…。

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