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リアル鬼ごっこ3

けっこう前のニュースですが、
往年のアニメ『宇宙戦艦ヤマト』のリメイク『宇宙戦艦ヤマト2199』7部作が、
映画とビデオ(DVD/BD)と配信の同時リリースをするそうです。
そんなことをしたら、映画に観客動員できないんじゃないかと思うのですが、
どんな結果になるかは興味がありますね。
最近は映画のDVD化がとんでもなく早い作品が多く、
映画は劇場で観る派のボクとしては、ちょっと苦々しく思っているのですが、
配給会社は早くDVD化した方がソフトが売れて結果的に儲かると考えているようです。
本当にそうなのか、『宇宙戦艦ヤマト2199』がひとつの証明になるのではと思います。
もちろんボクとしては、この試みは失敗してくれた方がいいのですが…。
この作品には多少興味はあるけど、7部作なんて付き合ってられません。
なんでもいずれは7部作を26話に分け、テレビアニメとして放送するそうなので、
その時にでも見ればいいかなと思っています。
ほとんどの人がそうなんじゃないかな?

ということで、今日は劇場上映とDVDリリースを同時展開する作品の感想です。

リアル鬼ごっこ3

2012年5月12日日本公開。5月9日DVDリリース。
山田悠介の原作を基にしたサバイバル・ホラーの第3弾。

陸上部をプレッシャーに耐えられずに辞めてしまったスグル(山崎賢人)は、陸上のパートナーのオンジ(岸田タツヤ)との関係が気まずいものとなっていた。そんなある日、突然、血液型B型をターゲットにしたリアル鬼ごっこを始めるというアナウンスが校内に流れる。スグルとオンジは逃げ回る中で、少しずつ友情を修復させていくが……。(シネマトゥデイより)



小説家、山田悠介の代表作を映画化し大ヒットした『リアル鬼ごっこ』は、
オリジナル・ストーリーの続編『リアル鬼ごっこ2』が製作され公開されました。
そして今度はその更なる続編が製作されリリースされることに。
しかも『リアル鬼ごっこ3』『~4』『~5』の新三部作という形でリリースされます。
その新三部作の1作目が本作です。

新三部作は今月中に全て劇場公開されるようですが、
本作は今週末からの上映なので、劇場公開より先にDVDがリリースされたことになります。
DVDでのリリースは1カ月ごとに行うようなので、『~4』以降は劇場公開の方が早いです。
まぁ劇場公開といっても、日本で3館だけで、関西ですら上映はされず、
DVDでのリリースが中心のVシネですね。
先行しちゃってる本作はもちろん、先行といっても1~2カ月しか差の無い劇場公開に、
そんなに人が集まるとは思えないしね。
Vシネなので、内容的にも劇場に観に行くほどのものではないです。

それだけ短いスパンでのリリース、劇場公開される新三部作ですが、
当然Back-to-Back方式で、ほぼ同時に撮られたものだと思います。
3作とも出演者は違いますが、監督やスタッフはほぼ一緒です。
つまり三部作というよりは、1本の作品が3本に分けられているようなもので、
各作品の独立性はかなり低いかと。
正直本作はほんの導入部分でしかなく、本作だけでは作品として評価しようもないですが、
前2作や今後の予想なども絡めて、それなりに書いてみたいと思います。

本シリーズは、王様(2作目は将軍)と呼ばれる君主に支配された世界を舞台に、
捕まったらその場で処刑される遊戯「鬼ごっこ」が行われるという内容です。
前2作では鬼に追われることになるターゲットは「佐藤」姓の人々だけでしたが、
今回のターゲットは血液型がB型の人々です。
なんだか一気にターゲットが増えた気がしますね。
日本ではB型の人は2割程度らしく、マイノリティであることは間違いないけど。
その割には作中のB型の比率は高すぎる気がしますが…。
ただ、本作の舞台は日本だと明言されているわけではないので、
B型の比率が日本よりも高い世界なのかもしれません。
地名を「新東京市」と言っていたので、未来が舞台なのかもしれませんね。
前2作は小説にはないパラレルワールド設定を使っており、それが不評だったので、
パラレルワールド設定を排除した本作の方が、世界観はスッキリしていると思います。
まぁ本作はほんのさわりだし、今後パラレルワールド設定はないとは言い切れませんが…。
前2作との繋がりも今のところは全くありません。

新三部作の導入である本作は、今回の「リアル鬼ごっこ」のルール説明みたいな内容です。
ルールは、学校敷地内など特定のエリアが封鎖され、その中でのみ鬼ごっこが行われます。
期間は3日間で、1回1時間のプレイ時間が設定され、その時間内だけ鬼が襲ってきます。
今回の鬼はアンカーボルトを鉤爪のように使い、ターゲットを引き倒して、
ネイルガンのようなもので六角ボルトを頭に撃ち込んで殺します。
外傷がほとんどなく、はっきり言ってかなり地味な殺し方です。
第1作目のようにワイヤーナイフの方がエグくてよかったですが、
切り株やゴア表現にお金を使えるほど製作費がなかったための苦肉の策でしょう。
(鬼の外見は前作よりも良くなっていると思います。)
それは仕方ないとしても、かなり弱そうなのは確かで、あまり怖く思えません。
ゼロ距離でしか使用できないネイルガンはもちろん、アンカーボルトのリーチも短く、
ちょっと長めの得物を持てば簡単に撃退できそうです。
それにB型の人数に対して鬼の人数も少なすぎで、鬼側は多勢に無勢のはずですが、
なぜかB型の人たちは逃げまどうばかりで…。
まぁ今回はルール説明が目的と割り切り、B型の反撃は『~4』以降に期待しますか。

今回は特に反撃には出ないものの、逃げ方は工夫しており、
中盤までは高校の敷地内が舞台なのですが、体育館に立て篭もり鬼の侵入を防いだり、
校舎のいたるところにカメラを設置して、鬼の居場所を実況したりして逃げます。
でも新三部作の1作目で完全な対処法なんて提示されるはずはなく、
それもあまり功を奏さず、どんどん追い詰められていくんですけど…。

鬼ごっこが行われる特定エリアは本作の主人公スグルたちの高校だけでなく、
ヒロインのリノの弟の小学校など、他にもたくさんあるようです。
新東京市内では、第一地区の高校や、第三地区のオフィス街も、
特定エリアであることが作中で語られますが、その2個所がおそらく続編の舞台でしょう。
『~4』は女子高、『~5』はオフィス街が舞台になるそうなので。
しかし鬼ごっこ最終日には、特定エリアから脱走者が多いという理由で、
市街地にも鬼が動員され、エリア外のB型もターゲットになり、
街全体で鬼ごっこが始まってしまうので、特定エリアはあまり関係なくなりそうですね。
ちなみに本作の序盤で校外に逃れた金髪男子高校生マサハルは、
続編『~4』の主人公になるみたいですね。

本作でルールはよくわかったものの、全く語られなかったのが、
王様が「リアル鬼ごっこ」を開催した目的です。
銀髪のオカッパでキラキラしたタイツを着ており、かなり変人ぽい王様なので、
目的なんてないのかもしれませんが…。
ターゲットがB型になったのも、王様がルーレットダーツで決めただけで理由はなさそう。
ただ本作のキャッチコピー「私たちは、B型のいない平和な日本を目指します!」や、
『~4』の「B型のくせに生き残りたいなんて、図々しすぎませんかーー!?」からは、
あきらかにB型に対する悪意が感じられますよね。
作中でも「B型は飽きっぽい」というセリフがありましたが、
よくB型は自分勝手で意地悪で性格が悪いみたいに言われてるし、
本作でB型がターゲットに選ばれたのは偶然ではないはずです。
(血液型占いなんて何の根拠もないし、ボクは気にしたことないです。)
しかし『~5』の「もうすぐ日本の血液型は3つだけになります。」という
キャッチコピーは頭が悪すぎます。
AB型の親から産まれた子はB型になる可能性があるのに…。

まぁB型に対する悪意は置いといて、王様の目的は『~5』では描かれるはずなので、
最終的な作品の評価は『~5』を見てからですね。
現時点ではそれほど面白いとは言えない作品でしたが、
前2作も見たことだし、一応新三部作完結までは付きあってみたいと思います。
もしかしたら大化けする可能性もありますしね。

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