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ファースト・ドッグ 大統領のわんちゃん

人と映画を観に行って、帰りとかにその映画の話になると、
一緒に行った人が「ヒロインの着てた、あの服がよかった」みたいなことを言うことが…。
ボクはファッションにあまり興味がないので、
「そんなところに注目するのか?」と驚いてしまいます。
やっぱり映画の見方も千差万別ですね。

ボクは車とか犬が好きなので、映画に車とか犬が登場すると目が行きます。
「あのかっこいい外車はどこのメーカーだろう?」とか、
「このかわいい犬はなんて犬種だろう?」とか。
でも、それに気を取られ過ぎて、内容が二の次になってしまったりもして、
観終わってから、あまり内容を覚えてないってこともしばしばです。

ということで、今日は珍しい犬種が登場する犬の映画の感想です。

ファースト・ドッグ 大統領のわんちゃん
First Dog

2012年4月6日DVDリリース。
犬と少年との友情を描くファミリー向けアドベンチャームービー。

アメリカ大統領の愛犬・テディーが失踪。何千キロも離れたカリフォルニアの街でテディーを拾った少年・ダニーは飼い主のいるホワイトハウスを目指し、大冒険に繰り出す。(キネマ旬報社より)



アメリカの大統領になると、犬を飼うことが通例になっているそうで、
その犬を近年では「ファースト・ドッグ」と呼ぶそうです。
もちろんオバマ大統領も「ボー」というファースト・ドッグを飼っています。
本作はそんなファースト・ドッグが活躍する犬の映画です。
インディペンデント映画らしく、アメリカでも限定的に公開されただけのようですが、
第14回国際ファミリー映画祭の最優秀脚本賞など、いくつか賞も獲ってるようです。
ちょっと地味ですが、ファミリー映画としては、なかなか良質だと思います。

大統領のともに新しい学校の落成式に参加したファースト・ドッグのテディだが、
式での大統領の狙撃未遂事件の混乱で迷子になってしまいます。
うっかり長距離トラックの荷台に迷い込んだテディは、コンテナに閉じ込められ、
何千キロも離れたカリフォルニアまで運ばれてしまい、
着いた先で児童養護施設で暮らす少年ダニーに拾われることになります。
ダニーはテディの首輪から、飼い主が大統領だと気付きますが、
そんな子どもの話なんて誰も信じず、ダニーは自分でテディを大統領に届けようと、
ホワイトハウスのあるワシントンDCまで、テディとともに旅に出ます。

犬が大好きな大統領もいなくなったテディを心配しますが、
マスコミを使ってテディを捜索しようとすると大事(おおごと)になるのでできません。
たしか史実としてフランクリン・ルーズベルト大統領が愛犬の捜索のため、
駆逐艦を派遣し税金の無駄遣いだと野党から叩かれた、みたいな話もありましたね。
その轍は踏まないという判断かもしれません。
ルーズベルト大統領といえば、本作の犬テディの名前は、
セオドア・ルーズベルト大統領の愛称から取られているそうです。
どちらのルーズベルト大統領も犬が好きだったみたいですが、
クーリッジ大統領いわく「犬を嫌いな者は大統領たる資格がない」んだとか…。
犬好きに悪い人はいないので、なんとなく納得の名言です。
でも今やファースト・ドッグは、時に大統領選挙にも影響する存在なんだそうで、
昨今の大統領が好き好んで犬を飼っているかはわかりませんけど。

あまり深く考えずにホワイトハウスを目指しテディと旅に出たダニーですが、
児童養護施設のあるカリフォルニアからワシントンDCまでといえば、
アメリカ横断することになる大変な旅です。
はじめは友達の兄の車に同乗させてもらって始まった旅ですが、ラスベガスで事故に遭い、
そこからは行き当たりばったりで、いろんな人の車に同乗させてもらうことになりますが、
この乗せてくれる人たちがなかなか個性的です。
まずは「ポーラ・ネルソン・バンド」という実在のアーティストの巡業に同乗。
次にヤバい積み荷を運ぶ大型トラック運転手ビッグ・マイクのトラックに。
次に泥棒カップルの盗難車と乗り継いで、いろんなトラブルに巻き込まれ、
謎の黒服の追跡から逃れながら、ワシントンDCまで到着します。
時には味方、時には障害となる、ただ親切なだけじゃない人ばかりで面白い展開です。

そこまでは面白かったのですが、ワシントン記念塔までたどり着いてからが…。
ゴール間近だというのにテディは動物管理局に捕まり、安楽死させられかけ、
ダニーは不審な少年としてなんと少年院にぶち込まれてしまうのです。
あまりの超展開に唖然としてしまいました。
結局、動物管理局の医師により、テディがファースト・ドッグであることが判明し、
テディは大統領のもとへ返されます。
ダニーも疑いが晴れ、テディの恩人として大統領からホワイトハウスに招待され、
どちらも事なきを得ますが、せっかく何千キロも旅をしてきたのに、
こんなテディを間接的に返すという展開はちょっと残念です。
その後、孤児だったダニーも大統領に引き取られるのですが、
いくらなんでも大統領が里親になるなんて、あまりにもとんでもない話です。
ボクとしては、ダニーにはビッグ・マイクと一緒に暮らしてほしかったです。

本作のファースト・ドッグのテディですが、なんと彼は甲斐犬(かいけん)だそうです。
アメリカ大統領の愛犬役が日本犬というのもなんだか面白いし、
日本人としては本作に対する愛着も感じます。
オバマ大統領のファースト・ドッグであるボーは、
ポヂュギース・ウォーター・ドッグという絶滅しかけた珍しい犬種ですが、
甲斐犬も天然記念物なのでとても貴重な犬です。

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