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UNCHAINED アンチェインド

ケータイが今にも壊れそうです。
これまで何度か修理して延命してきたし、そろそろ修理保証も切れるので、
次壊れたら買い替えざるを得ないかなと感じています。
最近のケータイ売り場はスマートフォンばっかりですよね。
特にボクのキャリアでもあるauは、スマホ推しが激しいように思います。
でもスマホはお金がかかるイメージがあって、躊躇してしまいます。
それに機械に弱くて、最新のIT機器は持つのが怖いんですよね…。
ウイルスとかマルウェアとか、セキュリティ面にも問題があるみたいだし…。
とはいえ、今更フィーチャーフォンを買い替えるってのもアレですよね…。

ということで、今日はケータイの恐怖を描いたホラー映画の感想です。

UNCHAINED アンチェインド

2012年3月2日DVDリリース。
『トワイライト』シリーズのニッキー・リード主演によるショッキングスリラー。

「メールを24時間以内に5人に転送しないと、お前は死ぬ」。カールソン高校に通うジェシーたちが受け取った、不気味なチェーン・メール。メッセージを無視した友達は、鎖を凶器に使う殺人鬼に次々と惨殺されてゆく。学園は恐怖に包まれるが、犯人の正体と目的は謎のままだ。ジェシーは、殺人鬼が携帯にウィルスを侵入させターゲットを監視していることを知り、それを逆用して犯人を追いつめようとする。だがその時すでに、殺人鬼の魔手はジェシーを捕えようとしていた……。(公式サイトより)



本作はチェーンメールを題材にしたホラー映画です。
チェーンメールって、なんか懐かしい響きですね。
ご存じのようにチェーンメールは「不幸の手紙」の電子メール版みたいなものです。
本作では「命の鎖を断ち切ると死に至る。これを24時間以内に5人に送れ。」という文面の
チェーンメールを受け取った高校生たちが、それを無視し次々死んでいく、という話です。
ケータイや電子メールを題材にしたホラーってことで、
『ワン・ミス・コール』のようなオカルト系ホラーを想像してしまいますが、
本作の場合は何か超自然的なものの力で死ぬわけではなく、
メールを無視すると殺人鬼がやってきて殺されます。
殺人鬼はハッキングをすることで、電子メールを追跡し、
ちゃんと転送されているかどうかを確認しながら犯行に及ぶのです。
なので本作は幽霊や殺人鬼そのものに殺される恐怖を描いた作品ではなく、
ネットを使うことで、知らないうちに盗聴されたり監視されたりする、
技術に疎い一般人が、テクノロジーに依存することで、
プライバシーが侵害されてしまう恐ろしさを描いた作品です。
…なんて、ホントはそんな社会派な作品じゃないですけど。

ゲームオタクの高校生ニールがオンラインゲームをしていると、
相手プレイヤーから上記のチェーンメールが送られてきます。
それを姉のレイチェルが面白がって、友達4人に転送してしまう。
勝手に転送されたニールは、ついでにレイチェルのケータイにも転送。
ニールからの転送メールが着信した友達ジョニーは、メールをすぐに消去するが、
次の日、鎖を持った謎の男に絞殺されてしまう…、という話。
てっきりジョニーが主人公と思っていたので、彼が真っ先に殺されたのはビックリです。
その後も次々とメールを無視した高校生たちが謎の鎖男に殺されますが、
ヒロインだと思っていたレイチェルも3番目に殺されたのも予想外の展開でした。
真のヒロインはレイチェルの親友の優等生ジェシー(ニッキー・リード)です。

鎖男は巨漢の男で、顔に火傷でも負っているのか皮膚がケロイド化しており、
チェーンメールと掛けてか鎖で絞めたり殴ったりして、ターゲットを殺します。
クレンショー刑事は、現場に残された鎖から、犯人を割り出そうと聞き込みを開始。
同じ鎖を所持するブラッドフォードさんから、鎖の製造元を聞き出します。
一方で、被害者がチェーンメールの受信者であることがわかり、
分析官ヴィギンズのプロファイルから、反テクノロジー集団の犯行説が浮上します。
反テクノロジー集団が、ケータイなど情報テクノロジーの危険性を知らしめるため、
テクノロジーを駆使して犯行に及んでいたという説です。
しかしクレンショー刑事は、殺人鬼による単独犯だと考えます。
実際に犯行シーンを見ている視聴者も、同じように考えるんじゃないかな?

ところが、優等生ジェシーの独自の調査により、この連続殺人事件の裏には、
「テクノロジー・テロリスト」を自称する反テクノロジー集団の関与が明らかになります。
しかし時すでに遅く、クレンショー刑事は鎖男の手にかかり、続いて彼女自身も…。
結局、ヒロインを含むメールを受信したほとんどの高校生は殺されてしまい、
鎖男たち犯人グループは野放し状態で終わるという、壮絶なバッドエンドでした。
犯人グループは「テクノロジー・テロリスト」の構成員というのは判明しますが、
あまり詳しい説明はないので、全容はちょっとわかりにくいです。
分析官ヴィギンズは実はヴァギンズの偽者で、犯人グループの1人なのは確実ですが、
他にもブラッドフォードさんと、ジェシーたちの学校の先生もメンバーってことかな?
実行犯の鎖男の正体も明示されることはありませんが、
どうやら鎖を作った鍛冶職人の息子なのだろうと推測できます。
彼は特殊部隊の兵士で、中東での任務中に軍から支給されたケータイが傍受されたことで
テロリストに拘束されてしまい、顔に火傷を負うような拷問を受けたのでしょう。
帰還後、高位勲章を受けるも、病院から失踪し、犯行グループに参加したのかな。
ケータイのせいで酷い目に遭った経緯から、反テクノロジー思想に走りますが、
彼自身はおそらくサイコパスだと思うので、そんな思想とかは関係なく、
犯行グループから利用されていただけだと思うけど…。

本作は反テクノロジーをネタとして使用しただけのスラッシャー・ホラーなので、
それほど真に受ける必要はありませんが、確かに情報テクノロジーは怖いです。
最近のケータイはスマホだろうがフィーチャーフォンだろうがGPSが内蔵され、
技術や権限があれば、いつでも自分の場所を知られてしまいます。
それを誰でも利用できるようにしたストーカー助長アプリ「カレログ」などもあり、
ちょっと社会問題になってますよね。
一応「カレログ」は監視される側の同意が必要ってことになってますが、
技術的にそんなアプリが容易に作れてしまう環境があるということは、
それ以上に性質の悪い監視や盗聴目的マルウェアも、けっこうあるんじゃないかな?
もしスマホを買っても、怖くて無料アプリなんてダウンロードできません。
本作のチェーンメールも、ただのチェーンメールではなく、
監視機能が付いているのでマルウェアの一種ですよね。
本作の場合はスマホだけが対象じゃないけど、技術的には可能なのかな?

作中でユナボマーという実在の殺人鬼(爆弾魔)の話が出てきます。
気になったので調べてみると、なんでも自分の書いた反テクノロジーの論文を、
新聞に掲載させるために、爆弾テロを繰り返した男だそうです。
本作はおそらく彼から着想を得た物語なのでしょう。
テクノロジーの危険性の話がよく出てくる物語だけど、
ある意味では、反テクノロジーを唱える人の危険性を描いた物語とも言えるので、
反テクノロジーに反対する、或いは反テクノロジーをバカにした作品なのかもしれません。
テクノロジー依存でも反テクノロジーでも、行きすぎたら怖いってことですね。

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