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小悪魔はなぜモテる?!

なんだか、昨日書いた『ドラゴン・タトゥーの女』の感想記事に、
通常の3倍近いアクセスがあって、ちょっと嬉しく思ったのですが、
記事の内容は自信がないというか、悪意を込めた酷評だったので申し訳ない気分です。
(まぁ通常の3倍といっても、通常が大したことないので、それなりですが…。)
やっぱりDVDリリースされたばかりの映画の感想よりも、
上映中の映画の感想の方が読んでもらえるのかな?
ウチのブログでは、最近は楽に書けるDVDの感想が増加傾向にあったけど、
劇場上映中の映画の感想も、もっと頑張ろうかなと思えました。
でも今は上映作品のストックがないので…。

ということで、今日はDVDで観賞して気楽に書いた映画の感想です。

小悪魔はなぜモテる?!

2012年2月8日リリース。
エマ・ストーン主演の学園コメディ。

非モテ系女子オリーヴは、敬虔なクリスチャンの学校に通う17歳。オリーヴは小さなきっかけから友人に「私はもうエッチ済」とウソをついてしまう。そのウワサは学校中に知れ渡り、「ビッチな小悪魔」としてのレッテルが貼られる。ある日、心優しいオリーヴは人助けにと、自分のキャラを利用して、ゲイ疑惑でいじめられているブランドンを“偽装エッチ”で助ける。すると、ブランドンとの真相を知ったモテない男子たちから“エッチ依頼”が相次いで舞い込んでしまい…(公式サイトより)



邦題がロマコメっぽいので、特に男性など、そっち系が苦手な人は敬遠しそうですが、
本作はロマンスはそれほど含まない学園青春コメディで、
しかもかなり出来のいい面白い作品なので、敬遠してしまうのは勿体ないです。

本作はナサニエル・ホーソーンの小説『緋文字』をモチーフにしています。
ボクは『緋文字』を読んだことがなかったので、本作を鑑賞する前に、
とりあえず概要だけは調べておきました。
『緋文字』は、17世紀の清教徒コミニティで、姦通罪を犯した女性ヘスターが、
罰として姦淫を意味する緋色の「A」の文字を生涯胸に縫い付けるよう命じられ、
迫害や中傷を受けながらも…、といったお話です。
かなりザックリした粗筋ですが、本作を見る分には、その程度押さえておけば大丈夫。
いや、その程度のことは作中でちゃんと語られるので、調べる必要はなかったです。
まぁ調べたことで、「こんな重そうな話を、どうやってコメディにするんだろう?」と、
更に興味が湧いたのはよかったですけど。

公立高校に通う普通の女子高生オリーヴ(エマ・ストーン)は、
本当はまだ処女なのに、つい親友のリー(アリソン・ミシェルカ)に見栄を張ってしまい、
「大学生の彼氏とエッチした」とウソをついてしまう。
それをキリスト教同好会のマリアンヌ(アマンダ・バインズ)に聞かれてしまい、
「オリーヴはアバズレだ」という噂が学校中に広まり、一躍生徒たちの注目の的に…。
コメディなのでかなり誇張はされていると思うけど、
女子高生が大学生とエッチしたからって、即アバズレ扱いされる学校なんて、
今どき珍しいというか、なんとも男女交際に清い学校ですよね。
アメリカのティーン・エイジャーって、もっと性に解放的だと思っていたけど、
意外と日本人より身持ちが固いのかな?
マリアンヌたちのクリスチャン・グループにとっては、婚前交渉は罪であり、
『緋文字』の清教徒たちのように、オリーヴを激しく中傷しますが、
舞台は17世紀ではないので、親友のリーや他の生徒からは、
処女を捨てた彼女は魔性の女として、ちょっとした羨望さえ受けます。
オリーヴはウソがあまりに大きくなったことに戸惑いますが、
その評判を守るために、アバズレとして振る舞うようになります。

ある日、オリーヴは同級生の男子に、噂がデマであることを話すと、
ゲイだからイジメられることに悩んでいたその男子は、
ゲイ疑惑払拭のため、自分とエッチしたフリをしてほしいと彼女に頼みます。
人助けのつもりで承諾したオリーヴですが、
童貞を捨てたことで名誉挽回したその男子を見て、他のナード系男子たちも、
彼女に偽装エッチの依頼をするようになり、彼女も全て承諾してしまいます。
たしかに学生時代は童貞を捨てたら「男を上げた」みたいな風潮がありましたね。
だから経験済みだと言い張って既成事実化しようとする童貞もいましたよね。
ちょっと懐かしい気分になりました。
彼らは偽装エッチのお礼としてオリーヴにプレゼント(金券など)を渡すが、
そのことで彼女は一般生徒から「金でエッチする女」と噂されるようになって、
親友リーからも軽蔑されるようになり…。
まぁなんというか、ここまでくると自業自得ですが、
オリーヴは不器用なだけで優しい子なので、ちゃんと同情を感じれるし、
結構悲惨な境遇だけど、めげない性格なので、話も暗くならず、笑えます。

この頃と前後して、オリーヴは国語で課題になった『緋文字』の主人公ヘスターに倣い、
胸に緋色の「A」を縫い付けた服を着るようになります。
ヘスターは姦通罪の罰で強制されたわけですが、オリーヴは自ら付けてます。
ただ開き直っただけかもしれませんが、そのメリットがよくわかりません。
もうちょっとこの「A」が活きる展開になるとよかったのですが…。
しかし、本当にアメリカは授業で不倫がテーマの小説なんて課題にするの?
多くの生徒はその課題に対し、ちゃんと原作小説を読まずに、
映画化されたデミ・ムーア主演の『スカーレット・レター』を見て取り組みます。
ボクも小説の映画化作品を見て読書感想文を書いていたので、共感しました。

いくらヤリマン扱いされても、ホントは人一倍身持ちの固いオリーヴ。
ある日、偽装エッチ依頼以外で、はじめて男子からデートに誘われたのだが、
彼女を淫売と思っているその男子からも、「金払うからエッチさせろ」と迫られ、
いい加減ウソを続けることにウンザリしてきます。
更に本当に好きな男子のためにもデマを払拭したいと考えるようになりますが、
一度広まった噂を鎮めるのは簡単ではなく、彼女はある思いきった行動に出ます。
はっきり言って、それがあまり効果的だとは思えず、
ちょっと納得できないオチだったのは残念です。
まぁもっといいオチなんて、全然思いつきませんが…。

本作の魅力はなんといってもヒロインのキャラクターに尽きます。
見栄っ張りで悪態付いたりもするが、実は優等生的でとても優しく明るい女の子。
そんなヒロイン役のエマ・ストーンの好演が光ります。
ティーンが選ぶ映画賞では見事に最優秀女優賞を受賞しており、
いかに学園映画である本作のターゲット層から共感され、支持されているかわかります。
オリーヴの両親(パトリシア・クラークソン&スタンリー・トゥッチ)も、
とても面白いキャラクターで、大いに笑えました。
日本では劇場公開されませんでしたが、全米では初登場2位の好成績、
映画評論家からの評価も高いので、まずガッカリすることはないはず。オススメ。

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