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ムカデ人間

ボクは世間体を気にするタイプなので、体裁の悪いことは苦手です。
たとえば、好きなアニメ映画(邦画)を観に行く時も、
映画館スタッフに「いい大人が…」と思われているような気がして、
チケットカウンターには並ばず、ネット予約で座席を取ることが多いです。
実際は映画館スタッフがいちいちそんなこと気にしないだろうし、
自意識過剰なのはわかっているんですけど…。
アニメだけじゃなくて、エログロ系B級映画など、カルト映画も恥ずかしいです。
でもそんな作品に限って、ネット予約を実施してないミニシアターで上映されるので、
そんな時は諦めて、DVDレンタルまで待つことも…。
まぁ結局レンタル店のカウンターで、貸出手続きするのも恥ずかしいんですけどね。
それでもAV借りることから比べればマシだと、自分に言い聞かせてレンタルします。
ちなみにAVは借りる根性ないです。

ということで、今日はカルトすぎて劇場での観賞を断念した映画の感想です。
ブログのトップページにこの記事があるのも若干恥ずかしいので、
早く他の記事を書いて沈めようと思います。

ムカデ人間
The Human Centipede


2011年8月6日日本公開。2012年2月10日DVDリリース。
オランダ産、衝撃のインモラル・サスペンス。

ヨーロッパを旅行中の2人のアメリカ人女性が突然のパンクに見舞われ、一軒の大邸宅に助けを求める。翌朝彼女たちが目覚めると、地下室のベッドに日本人男性と共に寝かされており、異常事態を察知するが、家の主であるドイツ人男性によって、人間の口と肛門を結合させる“ムカデ人間”の手術が始まろうとしていた。(シネマトゥデイより)



世界中の映画祭やカルト映画ファンから絶賛されたと噂の本作。
当然気になる存在でしたが、概要を聞いただけでも嘔吐(えず)きそうな内容なので、
レンタルしてきたもののいざ見始めるのにはかなり覚悟が要りました。
とりあえず胃の中はカラッポにしといた方がいいだろうけど、
きっと食欲を失うだろうから食前食後に観賞するのは避けた方がいいな。
とか思いながら機会を窺っていたら、あっという間に返却期限に…。
いっそ観賞しないまま返そうかとも思ったのですが、やはり勿体ないので、
昨日の意を決して晩御飯を抜いて就寝前に見ました。
かなりおぞましい作品だと予想をしていたけど、映像的にはそれほどグロくもなく、
思ったよりも見易かったという印象ですが、やっぱり少し尾を引く内容で、
一夜明けた今でもちょっと気持ち悪いです。
こうして感想を書くために思い出してしまうのも少し気分悪くなりますが、
感想を吐き出しておかないと頭に残ったままになりそうなので無理して書いてます。
誰かに感想を話しちゃえば早いけど、知り合いにこんな映画見たとは知られたくないし…。

グロ映画は得意ではないもののそれなりに見るので、
切り株などスプラッタ描写にはそこそこ耐性が出来てきているんですが、
本作の気持ち悪さはスカトロジー的表現によるところが大きく、
この生理的嫌悪感は慣れとかで緩和できるものではないです。
まぁ排泄物が直接描写されるわけではないので、
ある意味、三池崇史監督の『忍たま乱太郎』よりはマシだったかも…。
(そういえば本作は三池作品の影響を受けていることが公言されているそうな。)
…いや、見えないとはいえ、排泄物を摂食する展開の方が耐えられないです。

シャム(結合)双生児の分離手術の権威であるハイター博士(ディーター・ラーザー)は、
逆に複数の人間を繋ぎ合わせて、ひとつの生命体を創造しようと思い立つ。
博士は捕まえた3人の男女の口と肛門を縫合し、ムカデ人間にしてしまう…、という話。
こんなのムカデの先頭以外はすぐ栄養失調で死ぬのは明白。
シャム双生児の分離手術で難しいのは、双生児が臓器の一部を共有している場合です。
逆に人為的に結合させるなら、臓器を結合させないと意味がなく、
シャム双生児分離手術の権威が考えたとは思えないズサンな計画です。
せめて大腸と食道を直接繋ぐくらいのことをしてほしいです。
そうすれば厳密に排泄されたことにならないし、スカトロジー的な嫌悪感も和らぐのに。
まぁ意図された嫌悪感なので、わざわざ和らげる訳はありませんが…。

そんなズサンな計画を基にしていることもあり、
本作は医学的にリアリティがないと評されることもあります。
でも、ムカデ人間がいつまでもピンピンしてたらさすがに荒唐無稽だと思うけど、
作中ではやはりムカデの最後尾から衰弱していくため、
計画はズサンでも、その結果はそれなりにリアリティがあると思います。
博士はイカレてるので、彼の計画に合理性を求めても仕方のないことです。
逆にリアリティを追求しすぎて、ムカデ人間があまり動きません。
本物のムカデみたいにカサカサ素早く動いてくれたら、
それなりに面白い映像になったかもしれないのに…。

もうひとつ、不快というか不可解だと思ったのは、キャストです。
本作はオランダ映画なのに、舞台がドイツでキャストも外国人ばかり。
ハイター博士がドイツ人なのは、ナチスで人工的にシャム双生児を作る実験をした医師、
ヨーゼフ・メンゲレがモデルだと思われるので、ドイツが舞台なのはまだわかるとして、
ムカデ人間にされるのが、アメリカ人と日本人って…。
一応話題作なので、日本人キャストが起用されたのを喜ぶ日本人もいるでしょうが、
正直、あまり気持ちいいい役柄ではないしね…。
博士がナチスの医師がモデルなので、第二次世界大戦繋がりで日本人を起用したらしいが、
反日国オランダの映画なので、もっと裏があるような気がしてなりません。

別に東洋人ってことでいいと思うけど、やたら日本のヤクザであると国籍をアピール。
さらに「ソーセージでも喰っとけボケ!」とか人種差別的発言を連発させ、
日本人に対するドイツ人の悪感情を刺激…。
裏があるというか、簡単に言えば日本人蔑視です。
ケージに閉じ込め、飯も犬食いさせ、新聞を取ってくるように調教したりと犬扱い。
オランダは欧州の韓国と呼ばれることもあるらしいけど、
本当に韓国人がやりそうな侮辱方法でイラッときます。
アメリカ人キャストにしても、ポルノ女優役とレズビアンですからね。
日本人ヤクザも含め、どんな酷い目に合わせても、欧州の市場から
それほど反発を受けなさそうなメンツをわざわざ選んでいるように思います。
オランダ映画なら自国の手ゴマで勝負しろよ…。

駄作だとは思わないけど、他人にはオススメできない映画でした。
なんと本作は3部作なんだそうで、続編がすでに上映されている国もあるとのこと。
イギリスでは上映どころかDVDリリースも差し止められたそうで、
それが衝撃的な内容の証明であるかのように宣伝されています。
なんでも、本作(1作目)を見て感化されたイギリス人のキモ男が、
ハイター博士の真似をしてムカデ人間を作るという内容らしいので、
ただ単、イギリス人にとって不愉快な内容だから差し止めただけじゃないかな?
ムカデ人間なんて出オチだから、続編で多少長くなるといっても、
1作目の衝撃を超えることなんてありえないだろうし、
なにより続編は白黒映画らしいけど、今度は排泄物の描写があるらしいので、
たぶんもう見ることはないと思います。
本作は物珍しさと怖いもの見たさで結構盛況だったみたいだけど、
続編は日本劇場公開しても厳しいんじゃないかな?

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