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エイリアンVSアバター

来週末の金曜ロードショーで、史上最大のヒット作『アバター』が放送されるそうです。
洋画が地上波で放送解禁されるまで、たしか二年必要だったと思いますが、
公開からもう二年も経っているなんて、月日の流れるのは早いです。
ボクは前夜祭の2009年12月22日に観賞しましたが、まだ最近のことのようです。
それだけインパクトが強かったということかな。
まぁ約一年後に公開された『アバター<特別編>』も観に行ったので、
二年も経ってないように感じるのは当たり前なのかも。

金曜ロードショーは『アバター』をノーカットで放送するそうですが、
ノーカットで地上波放映される洋画ってのはけっこう稀です。
だから地上波放送で見た場合、その作品をちゃんと観賞したとはいえないと思っています。
ただ、ちょっと興味深かったのは、年始に日曜洋画劇場で放送されていた
『エイリアンvsプレデター シリーズ特別編集版』です。
なんと『エイリアンVSプレデター』と、その続編『AVP2 エイリアンズVS.プレデター』を、
大胆にカットして繋げ、2時間の番組枠に収めて放送していました。
これが意外と見易くて、下手するとカット前より面白くなっているように感じられました。
実質半分くらいカットしているはずですが、カットされて面白くなることもあるんだなと。
まぁこのシリーズは冗長で内容が薄いから、たまたま成功しただけでしょうが…。

ということで、今日は『AVP』と『アバター』のオマージュ作の感想です。
全編カット対象になってもおかしくない作品です。

エイリアンVSアバター

2012年2月3日レンタル。
大人気SFシリーズ『エイリアン』と全世界興行収入No.1『アバター』が激突!(?)

201X 年。地球に一体のエイリアンが潜入した!自由自在に姿を消すことができ、敵に乗り移る能力を持つこの生物は、数々の惑星を滅亡させてきた強敵。そして、奴を追う、もう一人の宇宙人=アバターも地球人に変身し、捜索を開始した!一方、そんな事とは知らずに山にキャンプヘやって来ていた大学生達は、一人、また一人とエイリアンの血祭りの餌食に…。そう、人類根絶を企む、エイリアンとの戦いが始まってしまったのだ…。(公式サイトより)



もちろん本作はリドリー・スコットらの『エイリアン』シリーズや、
ジェームズ・キャメロンの『アバター』とは直接関係ない、インディペンデント作品です。
メジャーな大作映画に便乗して製作される、いわゆるZ級映画というやつです。
愛好家も多いZ級映画だけど、ボクがそれを味わえるようになるのはまだまだ先のようで、
本作のなにが面白いのか、なんの価値があるのか、どうにも理解できません。
ただ、Z級映画はその出来の酷さを楽しむものであり、それを意図して製作されたもので、
Z級映画を真面目に酷評するのは無粋だということはなんとなくわかります。
だから、どう感想を書いていいのやらわかりませんが、
せっかく最後まで見たので、わからないなりに感想を書いてみたいと思います。

ストーリーは支離滅裂で酷いものですが、あえてそうしていることはわかっているので、
下手にツッコんでしまったら、製作者の思惑に嵌ったも同然だし、
なんだか負けた気になるので、あえて何も書きません。
VFXのチープさも、低予算のせい以上に、わざとやっていると思うので無視。
でもどうしても解せないのが、本作を製作した意図です。
おそらくは『アバター』や『エイリアン』に便乗するのが目的のはずですが、
その内容は元ネタとはかけ離れた設定で、パロディにもオマージュにもなっておらず、
便乗しようという作り手の意思が感じられないのです。

本作の"エイリアン"は、異星人が生み出したスカイスという実験生物で、
いわゆる『エイリアン』のクリーチャーとは似ても似つかぬデザインです。
透明になって人を襲うことができ、むしろプレデターに近い能力を持っています。
なんでも『宇宙生物X』というZ級映画の着ぐるみを流用しているそうですが、
能力もほぼそのまま流用してるようです。
一方、本作の"アバター"は、惑星ノーシャからやってきた異星人アバの化身で、
ふつうに地球人と同じ姿をしています。
アバはスカイスを殲滅するために地球にやってきたのですが、アバ自身は強くはなく、
持ってきた戦闘ロボット"ロボター"を起動させて、スカイスと戦います。
戦闘ロボットといえば、『アバター』のAMPスーツや『エイリアン』のパワーローダーなど、
パワードスーツを連想しますが、ロボターは人間サイズの自律型ロボットで、
かなり好意的な見方をすれば『地球が制止する日』のゴートっぽい感じです。
異星人アバの本体が全身青塗りなのと、登場人物の男の名前が"ジェイク"なことだけは、
多少『アバター』を意識した名残かなと思いますが、
その他は全く元ネタの原型を全く留めていない内容です。

まぁ「エイリアン」も「アバター」も普通名詞だから、
勝手に『エイリアン』や『アバター』のオマージュだと勘違いする方が悪い、
ってことになるのでしょうね。
ボクもオマージュ作として、それほど期待していたわけではないですが、
普通のSF映画としても、出来が悪すぎます。
出来の悪さを売りにするZ級映画ってのは、志が低すぎやしませんか?
どんな便乗やどんなパクリ作品を製作するにしたって、せっかく映画を作るなら、
どこか一点だけでも元ネタを上回りたい、一矢報いたいと思うくらいの気概がないと。
予算も技術も知恵もない上に志までない作品なんて、
なんか映画をバカにされているようで不愉快です。
そんなものをチヤホヤするようなZ級映画愛好家にも軽蔑を感じるし、
面白くないものを面白がることはしたくないので、もうZ級映画は見ません。

さて、そんなゴミのことは早々に記憶から抹消するとして、
今年はついに本家『エイリアン』シリーズ最新作『プロメテウス』が公開になります。
まだ詳細は謎だらけですが、シリーズの生みの親、リドリー・スコットが再登板だし、
きっと期待を裏切らない、面白い作品になるはずです。
『アバター』の続編2本は、2014年と2015年の冬に公開予定でしたが、
どうやら早くても2016年以降の公開になりそうなんだそうで、残念ですが、
それだけ時間をかけるなら、内容的にも興行的にも前作を上回るものを期待したいです。

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