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サイコ・ウォード 封鎖病棟

CDが売れない時代で、ここ数年、右肩下がりに売り上げが落ち続けた音楽CD市場ですが、
去年はAKB48のミリオン連発のおかげで、CD全体の売り上げが前年を上回ったそうです。
まぁ周知の通り、AKB48が売っていたのは音楽CDではなく、音楽CD付きイベント参加権。
なので誰も、CD市場が持ち直したなんて思ってないでしょう。
AKB48ではないけど、最近ボクも特典商法の音楽CDで、少し困りました。
ボクはケツメイシが大好きなのですが、先月発売されたケツメイシのベスト盤は、
なんと4作同時発売で、その4作を全て買うと特典としてデモCDに応募できます。
大ファンなので、どうしてもデモCDが欲しいボクは、ベスト盤4作全て買いましたが、
1枚でも高いアルバムを4枚も買わされることになり、年の瀬に痛い出費でした。(1万円!)
しかもベスト盤だから、4枚には新曲は1曲もなく、ファンなら収録曲全部持ってます。
実質どんな内容かも不明なデモCDに、1万円も払ったわけで、ファンとはいえ辛かったです。
いや、ファンだからこそ、そんなアコギな商売されて悲しかったです。
音楽CDは収録されている音楽で売ってほしいです。

そんな状況の音楽CD市場なんて、もうどうでもいいですが、気になるのは映像ソフト市場。
こちらは去年も前年を下回ったそうで、特にDVDの売り上げは過去最低だったとか…。
それはブルーレイが台頭したせいでもあるんですが、
DVDの落ち込みはブルーレイの売り上げ増では補完できないほどだそうで…。
特に洋画DVDの落ち込みが顕著だそうで、日本人の洋画離れが劇場映画だけでなく、
DVDにまで進んでいるのかと思うと、映画ファンとしては寂しいです。
とはいえ、ボクは映像ソフトは一本も買ってないので、全く貢献できてないんですが…。

ということで、今日は洋画DVDの感想です。
Amazonで確認してみると、本作は日本で買えば3千円以上しますが、
アメリカなら3百円未満で買えます。日本は洋画DVDの値段が高すぎますね。
ただ本作に限れば3百円でも買わない方がいいです。

サイコ・ウォード 封鎖病棟~絶体絶命~

2012年1月25日リリース。
カナダのソリッド・シチュエーション・スリラー。

完全封鎖されたひとけのない施設。「ブラック・クリーク拘置所」。ここはかつて重罪犯罪者専門の収監施設だった。この施設には恐ろしい噂があった。政府の命令により、軍が収容された犯罪者を用いて危険な人体実験をやっていたという。危険な人体実験、それは人間兵器を作ること…。2年前、その実験を施された3人の凶悪犯罪者が医者たちを殺害、軍に復讐をするために、いまだこの場所に潜んでいるという。その噂の真相を映像に収めようと、ドキュメンタリー映画の撮影クルーがこの地を訪れる。(公式サイトより)



はっきり言って駄作ですが、カナディアン・ホラーだから仕方ないかな。
カナダ映画は地理的な要因から、どうしてもハリウッド映画に似た作風になるのですが、
ハリウッド映画のようには製作費が付きません。
お金がないなら身の丈に合った映画を作ればいいのに、
興行的な理由からどうしてもハリウッド映画に対抗しなくてはいけなくて、
結局、カナダ映画は「チープなハリウッド映画のまがい物」という印象になります。
まぁそんな中にも、低予算をアイディアでカバーし、名作になったカナダ映画もあるけど、
本作は何の考えもなしに、低予算でハリウッド映画っぽいものを撮ろうとして、
完全に失敗したパターンです。

本作はタイトルから、ジョン・カーペンター監督の『ザ・ウォード/監禁病棟』の
亜流かと思ったのですが、そんな感じのサイコ・ホラーではなく、
シリアルキラー系のスラッシャー・ホラーです。
(『ザ・ウォード/監禁病棟』より先に製作・公開されていますし。)
なので、ジョン・カーペンター監督の作品で言えば、『ハロウィン』に近いかな。
本作の殺人鬼は全頭マスク(?)を被ったサイコパスで、ブギーマンぽいです。
(オッサンなので、ポスター画像の女性は、被害者のイメージでしょう。)
その辺りから、ジョン・カーペンター監督に便乗した邦題を付けられたのでしょう。

1年前に閉鎖されたブラック・クリーク拘置所。
その精神科病練では、囚人に対し軍事的な人体実験が行われていた疑いがあり、
それを調査するために、犯罪心理学のマジェラン教授と、その学生たちのチームが、
この閉鎖された拘置所を撮影にやってきます。
しかし、そこには軍事実験「パンドラ計画」の生存者のひとりが徘徊しており、
拘置所にやってくるものを次々と殺していたのだった、という話。

本作がどうも退屈なのは、学生たちがただ殺人鬼に襲われるだけの話で、
サスペンス的な要素が全くないからです。
序盤でマジェラン教授により、パンドラ計画の被験者になった囚人は、
連続殺人犯、差別主義の変質者、冷酷な殺人鬼の3人だったことが語られますが、
視聴者には本作の殺人鬼は3人目の囚人ダレル・クームスであることが示されます。
もちろん教授や学生たちは、そんな殺人鬼が徘徊していることは知らないので、
拘置所内で学生が消えたりすると、仲間内で疑ったりと、疑心暗鬼になります。
でも視聴者は殺人鬼の正体を知っているので、全く彼らに感情移入できません。
終盤で劇中の彼らも囚人ダレル・クームスの存在に気付き驚愕するのですが、
当然視聴者には何の驚きもなく、「何を今更?」って感じです。
見当ハズレなことでオタオタして、殺人鬼に殺される彼らの顛末を、
ただ見守るだけなので、退屈なのは当たり前です。

でも、シリアルキラー映画なんてのは、そんなものかもしれませんが、
ストーリーが弱い分、襲い方とか、殺し方の演出に趣向を凝らすものです。
しかし本作の場合にはそんな演出すら弱く…。
殺人鬼ダレルは捕まえた獲物を手術台に拘束し、いろんな器具で殺すのですが、
せっかく生け捕りにして手術台まで運ぶという手間をかけるのに、
手術台に拘束したら、獲物が恐怖を感じる間もなく頭部を破壊し、即行殺してしまいます。
普通そこまで手間をかけたら、恐怖を煽るようにジワジワ殺しますよね。
これはおそらく、人体損壊などのゴア表現を描けるだけの予算がなかったのだと思います。
頭部を破壊するシーンや、破壊された死体の直接描写も全くありません。
はっきり言って、ゴア表現が売りのスラッシャー・ホラーを製作するには、
致命的に予算が足りてないんだと思います。だからチープさが半端ないです。

しかし最も残念なのは、登場人物の女の子が可愛くないこと。
特に中国系カナダ人の学生サラが、千原ジュニアみたいな顔で、目に余るブスです。
(見た目だけでなく性格もかなりブスです。)
別に普通の映画ならブスでもいいけど、スラッシャー・ホラーの場合は容認できません。
グロが低レベルなんだから、エロくらいはもっと頑張れよって感じ。
そこそこ美人なお色気要因の女の子モニカは、すぐに殺人鬼に襲われてしまうのに、
このブスはしぶとく終盤まで生き残ります。
せめてそこだけでも逆にしろと憤りを感じました。
きっと役者にも全くお金をかけられなかったのでしょうが、
外見は別としても、軒並み演技も拙い人ばかりです。

あと1か月ほどすれば、『ザ・ウォード/監禁病棟』がDVDリリースされます。
それを楽しみにして、本作は無かったことにしましょう。

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