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2ドアーズ

今週末は忙しくて映画を観にいけません。
次に映画館に行けそうなのは31日になりそうなので、
それまで劇場公開作品の感想は書けません。
でも更新間隔が開くのが嫌なので、何でもいいから感想を書こうと思って、
近所のレンタルビデオ屋で適当に劇場未公開の新作洋画DVDを借りてきました。
数本借りましたが、ボクが適当に選ぶとホラーやスリラー映画になってしまいます。
ホラーが特に好きだってことはないんですが、ビデオスルーになるような作品は、
基本的に注目度が低く、低予算な作品の可能性が高いので、
もともとカルトなジャンルで注目されにくく、
比較的低予算で撮られることが多いホラーやスリラーの方が、
大ハズレが少ないと考えているからです。
いや、実際は駄作も多いんですが、ホラー映画だとダメさ加減も楽しめるというか…。
やっぱりホラー映画が好きなだけかも?

ということで、今日は地味なスリラー映画の感想です。

2ドアーズ

2012年1月20日リリース。
アメリカのミステリー・スリラー映画。

ドライブ中に交通事故にあったポールとエイドリアンは近くのモーテルで一夜を過ごすことに。しかし、奇妙な現象が起こり、ポールは過去の記憶を思い出し始める。懺悔を強いられるかのように今まで忘れていた許し難い過ちが、目の前に現れるのだった。 これは死の予兆なのか・・・。



レンタル店でパッケージを見た感じでは、
モーテルに泊ったカップルが酷い目に遭うという内容のようなので、
『モーテル』や『ホステル』系の、不条理なシチュエーション・スリラーかな?
と思って鑑賞しましたが、どうもそうではなかったらしく、
罪とか死生観とか、宗教的なテーマで描かれた、スピリチュアル・スリラーでした。
期待してたものと違うからって、楽しめなかったかといえば、そんなこともないですが、
若干込み入った展開で、予想していなかっただけにちょっと面喰ってしまって、
あまり理解できてないかもしれません。

カップルのポールとエイドリアンは、車で結婚式に向かう途中の夜、
運転しながらイチャつきすぎて、スリップ事故を起こしてしまいます。
とりあえず何事もなく無傷で済みましたが、エイドリアンが発情していたため、
その日は近くにあった人気(ひとけ)のないモーテルに宿泊することに…。
そのモーテルには無愛想なのに妙にお節介な従業員がひとりいるだけ。
2人は部屋を取り、さっそくエッチを始めようとするが、どうも気乗りしないポール。
その後、そんなポールの周りで徐々に奇妙な現象が起こり始め…、という話。

それだけなら何ともわかりやすいホラー映画ですが、ややこしいのはその話と並行して、
モーテルの無愛想な従業員・フランクの話も描かれていることです。
はじめは同じ時系列かと思ったのですが、徐々にフランクの話は彼の回想で、
モーテルの従業員になる前に、デパートの夜勤警備員をしてた頃の話だとわかります。
ただ依然として、現在進行中のポールの怪奇体験と、フランクの回想の関係がわからず…。
話の流れが掴めなくて、ちょっと困惑しました。

しかし終盤で、謎の黒人がなんとなく状況を説明してくれるので、
だいたいの趣旨は理解できたように思います。
ここからはネタバレです。

カップルの男・ポールは、大学時代にフラタニティで女性をレイプしており、
その被害者女性サンディは、実はモーテルの従業員・フランクの妻でした。
しかしフランクは別に妻の復讐するのが目的ではなく、
ただ謎の黒人から命じられるまま、ポールが己の罪を思い出すような怪奇現象を仕組み、
ポールにその罪を現実として受け入れさせる、つまり懺悔させるよう仕向けるだけです。
実はポールはスリップ事故の時点ですでに死んでおり、このモーテルは死後の世界の入口。
従業員は来た客(死者)を懺悔させれば、天の使いである黒人から選択肢を与えられ、
このモーテルを去ることができます。
(邦題からすると、天国か地獄か、どちらかのドアを選ぶことになるのでしょう。)
すると、今度は懺悔した客がモーテルの従業員となり、次の客を懺悔に導くのです。
それがこのモーテルでは延々と繰り返されてきたのです。

おそらく従業員のフランクも、死んで妻と一緒に、
客としてこのモーテルにやってきたんでしょうね。
そしてポールを懺悔に導き、選択肢を与えられ、彼は地獄を選んだのでしょう。
よくわからないのは、ポールは事故で無意識に死んでしまったわけだけど、
フランクは無理心中で死んだので、死人としての自覚があったはずだから、
このモーテルに客として来るというのは少し不可解です。
また、自分が従業員になった時に、来店する客が、たまたま因縁の相手だったのか、
それとも因縁の相手が来るように仕向けられていたのかもよくわかりませんでした。

黒人も神か天使か知らないけど、男の罪を懺悔させるために恋人や妻まで殺すなんて、
いくらなんでもやりすぎで、かなり傲慢だと思います。
ポールの罪であるレイプにしても、フラタニティの先輩から強要されたことで、
彼もむしろ被害者ですよ。(誘ったのは女だし、初体験がレイプなんて可哀想すぎます。)
それを黒人曰く「神が許す範囲を逸脱した」だなんて、奴は天使じゃなくて悪魔です。
フランクは妻を殺した罪でモーテルに呼ばれたのでしょうが、
妻の浮気現場に遭遇したことで衝動的に殺してしまったのであって、同情の余地ありです。
(むしろ懺悔するべきは妻の方だと思うし。)
まぁフランクの下着泥棒の件は「神が許す範囲を逸脱した」変態行為ですが…。

このあたりの本作に対する不満(というか不服)は、
ボクが本作をちゃんと理解してないことに起因するかもしれません。
まだ手元にあるし、見直そうと思えば可能ですが、そこまでしたい作品でもないです。
とりあえずどう物語が転がるのか読みにくい作品だったので、
最終的に不服でも鑑賞中は楽しめました。

あ、そういえば件のシチュエーション・スリラー『ホステル』ですが、
その最新作がビデオスルーで来月リリースされます。
その名も『ホステル3』。お好きな方はお見逃しなく。

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