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ブロークン 明日死ぬ男

昨日までの3日間は十日戎(えびす)の期間中でした。
ボクは毎年、西宮神社に行っていますが、その道中に最寄り駅や周辺道路で、
キリスト教団体の街宣活動しているのを見かけました。
完全に十日戎の参拝客を狙って街宣しているのですが、
他の宗教(神道)の神様のお祭りをしている界隈で、
「イエスを信じない者は死後裁かれる」みたいな街宣をするなんて、
空気読めないにもほどがあると、またキリスト教が嫌いになりました。

まぁボクはえびす神を熱心に信仰してるわけでもないですが、
古来からの地元の神様として愛着は感じているので、
その最大の祭事である十日戎にケチを付けられることは我慢なりません。
できれば開門神事(福男レース)を東京のワイドショーが
面白おかしく取り上げたりするのもやめてほしいです。
変に有名になったことで、ここ数年で雰囲気が一変してしまいました。
これは西宮神社側にも問題があることですけどね。

ということで、今日はキリスト教絡みの作品の感想です。

ブロークン 明日死ぬ男

2012年1月7日リリース。
カナダ映画の反社会タイムリミットアクション。

明日自殺する男。 心は怒りに満ち、片手には銃。 男はある青年に自殺するまでの1日間の行動をビデオ撮影しろと命令する。2人は街で様々な事件を起こしながら男の過去を遡る無情な復讐劇を開始する―。(公式サイトより)



日々の生活にウンザリした主人公マックス(トム・サイズモア)は、
今夜自殺しようと思い立つが、ひっそりとは死にたくない、
自分の存在した証を後世に残したいと、人生最後の一日を撮影することにする。
友達の映画監督志望の若者バド(コリー・セヴィエール)にカメラを回させ、
街に飛び出して、様々な事件を起こしていく、…という物語です。

あらすじだけならなんだかすごいことになりそうな予感がする物語ですが、
いざ見てみるとそうでもなく、ちょっと期待はずれでした。
最後の一日に、マックスがどんな無茶苦茶な行動に出るかと思えば、
まず彼がしたことが、通りすがりのヤンキーに絡み、愛車をあげるということ。
あとは街の人に悪態をついたり、ナンパしたり、嫌いな上司に文句を言いに行ったり。
マックスが最後の一日にやりたかったのはその程度のことで、
基本的にはカメラの前で自分の人生観や、社会に対する不平不満を語るだけ。
(このマックスの自分語りの鬱陶しさといったらもう…。)
社会に不満があるなら、無差別通り魔とか、会社を占拠するとか、
逆にギャングのアジトに乗り込むみたいな英雄的な行動でもいいけど、
もっと派手な行動を起こすと期待したので、かなり拍子抜けしました。
マックスは自暴自棄になっていたのは確かだけど、実際死ぬつもりはないんでしょうね。

しかし、マックスが能動的に行動をしなくてもアクシデントは起きてしまいます。
公衆便所でジャンキーに襲われたり、拳銃が暴発して嫌いな上司を殺してしまったり。
でもアクシデントのほとんどはカメラが回ってないところで起きるという不運さで、
つくづく残念な人生だなと、ちょっと面白かったです。
でもどうせだったら、劇中のカメラの映像だけの主観撮影作品にしたら、
もっとその不運さが強調されて面白かったかも。
というか、物語の内容よりも、撮影者のバドのカメラの回し方がいい加減なので、
ちゃんと撮れているのかが気になりました。

マックス自身は大した行動を起こさないので、アクシデントが起きるのは歓迎ですが、
あまりにも出来すぎたアクシデントで、リアリティに欠けます。
最後の一日を撮影していたら、たまたま自動車転覆事故の現場に遭遇し、
マックスが運転手の女性を助け出した直後に、自動車が爆発炎上とか、
あまりに都合がよすぎる展開で、ちょっと醒めます。
バドは実はマックスの○○だったとか、唐突すぎるご都合主義な展開です。
ただ、それは本作をヒューマンドラマとかサスペンスだと思うからで、
実は本作はほとんどファンタジーみたいなものなんですよね。

なにかと主人公の周りに現れるホームレスの黒人がいますが、
十字架を持った彼は明らかにキリストの化身として登場しています。
だから本作はファンタジーというか、宗教映画であり、
それならばどんなアクシデント、どんな奇跡が起きても不思議じゃないです。
そういえば自殺もそうだけど、マックスが教会前で神を侮辱したりだとか、
風俗嬢に説教したりだとか、元妻の中絶の話をしたりだとか、
なんとなくキリスト教の戒律を思わせる内容が随所に織り込まれた作品でした。
ボクは宗教は苦手なので、それで本作のご都合主義に納得はできませんが…。

正直、期待したほど楽しめなかった作品ですが、
あと一歩でかなり面白いものになったんじゃないかと思える惜しい作品でした。

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