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シャドー・チェイサー

よく映画を観に行く大阪・梅田は狭い地域に映画館が6館ほどありますが、
観たい作品がどの劇場で上映されることになるのか、いつもハラハラです。
やっぱりあまり環境のよくない劇場ってのもあって、
梅田だとTOHOシネマズ梅田のシアター4、5、7、8、9は最悪です。

TOHOシネマズ梅田は百貨店の7~9階にあるのですが、昔は8階だけでした。
(そのころはまだTOHOシネマズではありませんでした。)
その後7階に現シアター7と8を増設したのですが、
普通の商業フロアに無理やり作ったために、天井が低く、妙に縦長な形状で、
特に後方の席はスクリーンが観え難いところが多いです。(変な所に柱も…。)
その後さらに9階に現シアター4、5、6が増設されますが、
ここはもともと二階席とかバックヤードだったと思うのですが、
とにかく狭苦しいところを強引にシアター化しているので、形状が無茶苦茶。
6はほぼ正方形なのでマシですが、4と5は扇形なのにスクリーンが近く、
左右の席に座ったらまともに観れたものではないです。
別館の現シアター9と10は、もともと映画館だったところを吸収したのですが、
昔の劇場の名残なのか音響があまりよくない気がします。
規模が小さい10の方はマシなのですが、9は無駄に大きいだけに音響の乱れも酷いです。

だから観たい映画が上記のシアターで上映される場合は、他の映画館を選びたいけど、
梅田は映画館が密集しすぎで、作品の住み分けがされており、
そこでしか上映していないってことも多く、嫌々ながらも利用することになります。
立地は抜群だし、かなり儲けてそうなんだから、改装してくれないものかな?
なお、西日本最大級のシアター1、2、3はかなりいい劇場ですが、
手前味噌で東宝配給のつまらない邦画ばかり上映しているイメージです。

ということで、今日はシアター4で観た映画の感想です。
近場ではそこでしか上映してなかったので、劇場選択の余地がありませんでした。
まぁ残念な劇場とはいえ、こんな人気薄な作品を上映してくれるだけでも感謝すべきかな。

シャドー・チェイサー

2012年10月27日日本公開。
ブルース・ウィリス、シガニー・ウィーバー共演のサスペンスアクション。

青年実業家のウィル(ヘンリー・カヴィル)は家族と共にバカンスを過ごすため、サンフランシスコからスペインにやって来る。ウィルは、迎えに来た父親(ブルース・ウィリス)と久しぶりに顔を合わせるが、話すことがなく気まずい思いをしていた。次の日、家族とクルーザーに乗り込むウィルだったが、自分が原因で弟(ラフィ・ガヴロン)の恋人(エマ・ハミルトン)にケガをさせてしまう。その場の雰囲気に耐えられなくなったウィルは、買い物に出掛ける。そして戻ってくると、一家全員の姿が消えており……。(シネマトゥデイより)



9月10日付けの全米ボックスオフィスは、史上空前の大低迷を記録したそうで、
1位の作品でもたったの932万ドルの興収で、トップ12トータルの興収では、
同時多発テロのほぼ直後のボックスオフィス以来、11年ぶりの最低な成績だったそうです。
(トップ10だと4年ぶりらしいです。)
そんな中でトップ12からも漏れ、13位デビューとなったのが本作。
こんな酷い成績だと、日本公開は見送られ、ビデオスルーに直行するのが普通ですが、
大ヒット間違いなしの『エクスペンダブルズ2』の出演キャストである、
ブルース・ウィリスが出演しているためか、便乗するかのように公開になりました。
実際に『エクスペンダブルズ2』の出演キャストによる映画、
『SAFE セイフ』や『ユニバーサル・ソルジャー』や『ハード・ソルジャー』、
監督の最新作『ゲットバック』などの『エクスペンダブルズ2』関連作が、
機を合わせたかのように公開されていますが、本作もそのひとつでしょう。
ボクも当初は本作を観るつもりはなかったのですが、
かなり面白かった『エクスペンダブルズ2』に触発され、
久しぶりにウィリスの出演作を見たくなったのも事実です。
でもポスターなどの広告や作品紹介では、ウィリス出演を大々的にアピールしていますが、
実質彼の出演シーンは、ゲスト出演である『エクスペンダブルズ』並に少なく、
いざ観てみて、ちょっと騙されたような気持ちになりました。

大御所ハリウッドスターであるウィリスや、シガニー・ウィーバーを差し置いて、
本作の主演を張っているのが若手俳優ヘンリー・カヴィルです。
クリス・ノーラン製作で来年公開される『マン・オブ・スティール』で、
主人公クラーク・ケントことスーパーマンを演じることが決まっている大注目株です。
彼は大きな役の候補には残るが、最終的に落選する不運な男として有名ですが、
裏を返せば、彼の出演した映画は当たらないとも言える気がします。
まだ人気もあまりないみたいで、彼が主演では本作の低迷も仕方がないのかも…。
しかし本作はそれほど悪いものでもなく、全米13位になるような駄作ではないです。

主人公ウィルは、父マーティンがスペインの米国大使館で働いており、
休暇を家族と過ごすため、スペインにやってきます。
ウィルは両親と弟、弟の恋人と共に、クルージングをしますが、
彼は不注意で弟の恋人に怪我をさせてしまい、薬を買うため、泳いで岸に向かいます。
しかし薬局で薬を買って海岸に戻ってみると、ボートに家族の姿はなく、
ボートは荒らされ、何者かによって家族が拉致された可能性が…。
現地警察に捜索を依頼すると、なぜか警官にリンチを受け、
そこに助けに入ったのが、父マーティンでした。
その父を演じているのがブルース・ウィリスです。
ウィリスがそう簡単に拉致されるはずないと思ったら、案の定無事でした。
でも母たちが拉致されたのは間違いなく、どうやら父の仕事でのトラブルが原因らしく、
父と本当の仕事は大使館員ではなくCIA諜報員だったのです。
最近のウィリスはCIAの役が多いですね。

父マーティンは任務である組織から機密情報の入ったブリーフケースを奪っていて、
奪われた組織は、ブリーフケースを奪い返すため、彼の家族を人質にしたのです。
ウィルは父と二人で家族を救出することになりますが、
父がCIAの同僚ジーンに会いに行った直後、彼は狙撃され倒れます。
まさか銃で撃たれた程度で、ウィリス演じる父が死ぬはずないと思ったら、
あっけなく死んでしまったみたいで、かなり序盤でウィリスは退場です。
「実は生きてた」って感じでクライマックスに再登場するだろうと思いきや、
やっぱり本当に死んでしまったようで、それ以降は一切登場しません。(回想もなし。)
シガニー・ウィーバー演じるジーンに撃たれたのならまだわかるけど、
あんな三下に撃ち殺されちゃうとは…。
ウィリス目当てに観ていたボクとしては、なんとも残念な展開です。
でもなんだか頼りない感じのウィルがひとりで家族救出する方が、
サスペンスとしては緊張感があるかもしれません。

ウィルは家族を拉致した組織からだけでなく、なぜか父の同僚のCIAからも命を狙われます。
むしろ何人もいる組織よりも、たった2人のCIAの追跡の方が手強く、恐ろしいです。
なにしろCIAのひとりはシガニー演じるジーンですからね。
女性と言えども、彼女に睨まれたら逃げ切れる気がしません。
その後、拉致した組織の方は、実はモサド(イスラエル諜報特務庁)だと判明します。
諜報機関同士のトラブルに巻き込まれていたわけですね。
組織がテロリストではなく、悪いのはCIAの2人の方だとわかり、
ウィルはモサドに協力することになるのです。
モサドは敵に回すと厄介だけど味方になると頼もしく、なかなか熱い展開です。
ただそれでもジーンひとりに対峙するにも心許ないですが…。

ウィルは家族を探す途中で、父の同僚ディエゴの姪っ子ルーシアと出会います。
彼女の伯父であるディエゴはすでにジーンに殺されており、
彼女もジーンに命を狙われているため、ウィルと2人で行動することになります。
ルーシアは本作のヒロインなので、2人のロマンスが始まるのかなと思いきや、
実は彼女はウィルの腹違いの妹で、父マーティンの愛人の娘だったのです。
厳格な父がCIAだっただけじゃなくて、隠し子までいたことが判明するなんて、
ボクがウィルなら人間不信に陥りそうな怒涛の展開です。
しかも同僚の妹に手を出して、孕ませるなんて…。
でも、下手にロマンスに発展するようなベタな展開じゃなかったことは評価したいです。
この短期間では、恋愛よりも兄妹の方が2人の信頼関係も納得しやすいです。

クライマックスはサンディエゴの街中での、ウィルとジーンの壮絶なカーチェイスです。
ボクはカーチェイスは大好きなのですが、夜のシーンだったし、
2人の乗る車も真っ黒だったので、車体が見えにくく、状況があまりわかりませんでした。
なので、せっかくの激しいバトルだったのに、いまいち盛り上がらない感じで…。
結局、本作で最も盛り上がったのは、父マーティンが警官たちをぶっ飛ばす、
かなり序盤のシーンだったと思います。

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