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くろねこルーシー

ドランクドラゴン鈴木拓が、ゲームショー番組『逃走中』で、
途中リタイアして現金を受け取る「自首」を行ったことで非難され、
彼のツイッターが炎上し、ついにはアカウント削除する事態になったそうです。
ボクはその番組は2回ほど見たことがあるものの、その回は見てないので、
彼が自首に至った経緯がわからないため、なんとも言えませんが、
自首はルールで認められているものだし、それを行使して非難浴びるなんて、
ちょっと気の毒な気もしますね。
むしろヘタレキャラの鈴木拓らしい結末で、笑えるんじゃないかと思います。
でもボクが過去に見た回では、同じくヘタレキャラの山崎邦正が自首しましたが、
やっぱりちょっとイラッとした記憶があります。
要するに自首云々は関係なくて、本人の好感度の問題な気がしますね。
鈴木拓はそれほど人気があるとも思えないし、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いってなもんで、
クリアしようが自首しようが、彼が賞金をゲットするのが許せない人がいるのでしょう。
ボクも彼のことはお笑い芸人としてイマイチ評価できないので、
もしその回を見ていたら、ムカついたかもしれません。
まぁわざわざツイッターを炎上させるようなことはしませんが…。

ということで、今日は鈴木拓の相方の主演作の感想です。
方や映画に引っ張りダコの人気者、方やツイッターが炎上する嫌われ者。
これだけ差があるコンビってのも珍しいですね。

くろねこルーシー

2012年10月6日公開。
テレビドラマ『くろねこルーシー』の劇場版。

脱サラしてショッピングモールの一角で占い師を始めた鴨志田(塚地武雅)は、一向に客がつかず生活に困っていた。妻(安めぐみ)にも別居を言い渡され、息子(村山謙太)もなかなか彼に懐いてくれない。そんなある日、迷信深くて黒猫嫌いの鴨志田は、アパートの前に放置されていた2匹の小さな黒猫たちを、カラスの襲撃から守るべく、やむなく部屋に入れることに。(シネマトゥデイより)



本作はテレビドラマの劇場版ですが、ボクはそのドラマを見たことがなく、
それどころか本作を観に行くまでその存在すら知りませんでした。
あとで調べてみると、知らなかったのも当然で、
いわゆる独立UHF系で毎週30分放送していたドラマなんですね。
ウチの地区ではサンテレビとKBS京都で見れたみたいですが、
独立UHF局なんて、オッサンと韓流マダムとアニメオタクしか見ないイメージだし、
ボク自身全く見ないので、そんな普通のドラマがやっていたとは知りませんでした。
まぁもともとテレビドラマを見る習慣がないので、知ってても見なかっただろうけど。
予告編で興味を持って、劇場版だとは知らずに観に行ってしまったので、
もしテレビドラマの続編であれば全く内容が理解できない可能性もありましたが、
本作はテレビドラマのプリクエルとなっていて、単独の作品として成立していました。
UHF局のドラマなんて、視聴率一桁前半が関の山だろうし、
きっと続編の劇場版では集客なんて見込めないんでしょうね。
その上で山本耕史演じるドラマ版の主人公が特別出演したりしているので、
ドラマファンを蔑ろにしているわけでもなさそうだし、劇場版としては理想的でしょう。
そのお陰で、劇場版ではまず無理な国際映画祭の招待も受けているようです。
だからと言って面白いかどうかは別ですが…。

本作はドラマ版の30年ほど前の時代が舞台となっていて、
本作の主人公であるドランクドラゴン塚地武雅演じる鴨志田は、
ドラマ版の主人公・鴨志田陽の亡き父親の若い頃という設定らしいです。
なのでたぶん昭和57年頃だと思いますが、現代の物語だと思って観に行ったので、
ちょっと面喰ったし、80年代はあまり好きではないので残念な気がしました。
なんだかその時代のレトロ感と言うか、ノスタルジック感を出そうとしているのか、
映像も若干暗めで、憂鬱な気分にさせられたし…。
そもそもコメディだと思い込んでいたので、それほど笑いがあるわけでもない
ほのぼのヒューマンドラマだったことに拍子抜けしてしまいました。
内容もロクに知らないのにコメディだと誤認してしまったのは、
主演にお笑い芸人なんて起用しているからです。
もし山本耕史が主演だったら、そんな勘違いはしなかったはずです。
まぁそれだと観に行きもしなかっただろうけど…。

物語や設定が期待と違って面喰いはしたものの、ちゃんと期待通りのところもありました。
それは登場する黒猫たちの可愛らしさです。
ボクは断然イヌ派なのですが、脊椎動物は全般的に好きなのでネコも好きです。
特に仔猫となるともう堪らない可愛らしさです。
(本作の仔猫は、生まれたてにしては大きすぎる気がしますが…。)
でもネコだと白や茶色系の方が馴染みがあるので、黒猫はどうかなと思ったのですが、
本作を見る限りでは黒猫もいいものですね。
可愛いだけじゃなく、クロヒョウ的な格好よさも併せ持っていて魅力的です。
本作の黒猫ルーとシーは、(どっちがどっちかわかりませんが)眼の色が違うんですよね。
方やグリーン、方やゴールドで、黒いボディによく映え、とても綺麗です。
主人公の鴨志田は迷信深く、「黒猫は魔女の使い」だと黒猫を毛嫌いしていましたが、
懐かれているうちにいつの間にか「この黒猫は家族だ」と言うまでになりました。
このルーとシーの可愛さに触れてしまえば、それも無理からぬ心境の変化ですね。

主人公の鴨志田は、ボウリング場の片隅にある占いコーナーで働く占い師です。
といっても、彼の占い方法は「お客さんの気持ちになって一緒に考える」というもので、
占いなんて呼べる代物ではなく、当然人気も全くありません。
師匠や同業者からは「占い師はキャラが立ってナンボ」とアドバイスを受け、
独自の占いスタイルを模索しますが、なかなか上手くいきません。
(彼は易者っぽい恰好してるし、筮竹も持っているのに、なぜか使わないんですよね。)
そんなある日、彼の自宅に黒猫の双子の仔猫が棲みついてしまい、
彼はカラスに襲われないように仕方なく仔猫を保護し、暫らく面倒を見ることになります。
(とても黒猫嫌いの人の行動とは思えませんね。)
ただ日中は家を開けるため、仕事場に黒猫たちを連れて行かざるを得ず…。
しかし、その黒猫を見た客がたまたま万馬券を的中させたことで、
鴨志田は「黒猫占い」として大ブレイクし、連日長蛇の列が出来ます。
やっと自分のスタイルが見つかり、キャラ立ち出来たと喜んだのも束の間、
仔猫の親猫の誘拐騒動が持ち上がり、彼は仔猫を飼い主に返さなくてはならなくなり…。
…というストーリーです。

拾った動物に情が移るも元の飼い主に返さなくてはいけなくなるという、
比較的ありふれた話ではありますが、本作では最後まで黒猫を返すことはしません。
最後は当然お別れの展開だと思っていたので、これはかなり意外な展開だと思いました。
ルーとシーはどうやら息子に引き継がれるようなので、
ドラマ版を見ていた人にとっては当たり前の展開だったかもしれませんが…。
別れなくていいというハッピーエンドではあるものの、
動物映画の最も感動的な見どころは、やっぱり別れのシーンだと思うので、
それがないというのは何だか少し物足りない気も…。

しかし、鴨志田が黒猫占いをやめざるを得なくなる理由は、
誘拐騒動の他にもうひとつあるのですがが、そちらの理由の方は興味深いものでした。
動物愛護団体が告発により、動物展示法違反で勧告書が届いたのです。
動物愛護団体は、動物が少しでも金儲けに使われると盲目的に非難する偽善者なので、
奴らが鴨志田を非難するのはありそうな話ですが、まさか法律違反になるなんて意外です。
黒猫占いのどこが法的に問題があるのか気になったので、少しその法律を調べてみました。
ドイツW杯の時に、勝敗を予想するタコが話題になり、日本でも真似されてましたが、
それも一種の動物による占いだけど、法律的に問題にはなりませんでした。
それもそのはずで、この法律は動物を占いに使うことを禁じているのではなく、
展示するならちゃんと申請してください、…ってだけのものらしいです。
だから動物園や水族館などが利益のために動物で占いをしても問題にはなりません。
なので鴨志田も申請すればいいだけの話なのですが、彼はそうはせずに、
知り合いのペットショップと提携して、黒猫占いを続けます。
ペットショップは当然申請済みなので、なるほど考えたなって感じですね。
そこまでせずとも、黒猫占いの看板は降ろして、ただの看板猫として黒猫を飼う分には、
法律違反になることもない気がしますが…。

動物の可愛さは七難隠すので、黒猫が可愛かっただけで本作は十分だったと思います。
あと、鴨志田の別居中の妻を演じた安めぐみも相変わらず可愛らしかったです。
彼女のことはけっこうファンだったのですが、どこぞの二世芸人と結婚してから、
パタリと露出が減ってしまい残念でしたが、久しぶりに見れたのも嬉しかったです。
ドランクドラゴン塚地も唯一のレギュラー『はねるのトびら』の終わっちゃったことだし、
どんどん芸人から役者にシフトしていくんでしょうね。
相方の鈴木拓のことは全く評価できないけど、塚地はけっこう好きなので、
塚地のピンの仕事が増えるのは歓迎します。
でも本作のようなヒューマンドラマだと、彼の笑いの実力は発揮できないので、
出演するならコメディ映画を中心に活躍してほしいです。
あ、ちなみに彼の最近の出演作である『ひみつのアッコちゃん』も観ましたが、
一か月以上も前に観たのに、まだ感想が書けていません。
来週中にも書けたらいいなと思っています。

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