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新しい靴を買わなくちゃ

先週末、靴を買いに行きました。
ボクは足首から上のお洒落にはコダワリがなく、どちらかといえば保守的ですが、
靴だけにはコダワリがあり、けっこう冒険したりもします。
(ボクが身に付けるもので一番高いのは靴です。)
それというのも、職場では制服があるのですが、靴だけは自由なので、
そこで他人との差別化というか、自分の個性をアピールしたいと思うんですよね。
でも貧乏なんで、たかが靴といえどもそうポンポン買う余裕はなく、
何週間も慎重に吟味してから買います。
というか、気に入った靴を見つけたら、デッドストックになるのを待って、
値下げされてから買って、少しでも節約するようにしています。
まぁデッドストックにならないこともあるし、サイズが合わなかったりするから、
けっこう賭けなんですが、貧乏人がお洒落したいなら努力と根気が大切です。

ということで、今日は新しい靴をプレゼントされる物語の感想です。
靴は好きだけど、コダワリがあるから、人から貰っても嬉しくないかも…。

新しい靴を買わなくちゃ

2012年10月6日公開。
テレビドラマ『あすなろ白書』などの人気脚本家・北川悦吏子によるラブストーリー。

カメラマンのセン(向井理)は、妹のスズメ(桐谷美玲)に付き添いパリへと旅行にやって来るが、到着するや一人で行動したいと主張するスズメはどこかに出掛けてしまう。置き去りにされて困惑していたセンは、ふとしたきっかけでパリ在住の日本人女性アオイ(中山美穂)と出会う。宿泊先もわからず妹と連絡も取れないセンはアオイに電話をかけ、その夜二人は食事を共にするが……。(シネマトゥデイより)



ボクは最近ロマコメ映画も好きになったのでよく観るのですが、
ふつうのロマンス映画はまだ苦手で、いまいち楽しみ方がわかりません。
今回は無料で観れる機会があったので、それならばと思い観に行ったのですが、
やっぱりあまり楽しめず、無料で観れて得をしたって気持ちよりも、
余暇を2時間も無駄にしてしまったという気持ちに苛まれました。

ふつうなら完全にスルーする作品ですが、それでも多少は期待していました。
というのも、本作のプロデューサーが岩井俊二ということで、
先達て公開された彼の監督作『ヴァンパイア』はなかなか面白かったからです。
しかし、ボクは「映画はプロデューサーで選ぶな」という持論がありますが、
本作もその持論を更に裏付ける作品でした。
海外志向の強い岩井俊二らしく、舞台はパリではあるものの、
内容的にはやっぱり監督・脚本の北川悦吏子の色に染まってますね。
北川悦吏子といえば、90年代に大人気だったトレンディドラマの脚本家ですが、
一世を風靡した彼女の作風も今では古臭くなってしまい、もう「昔の人」って感じです。
もはやテレビドラマでは活躍できずに、映画に落ち延びてきた印象すらあります。
でも脚本の内容は当時のトレンディドラマと大差なく、
彼女の加齢に伴いヒロインが高齢化しただけなので、古臭いことに変わりはないです。
たぶん今この程度の内容のドラマを地上波で放送したら、2週目には視聴率1桁確実です。

でも、90年代に「F1層(20歳~35歳女性)」だった人たちにはまだ求心力があるみたいで、
今のテレビドラマについていけなくなり、韓流ドラマに流れたような世代の人たちが
けっこう観に来ていました。(ボクより一回りほど年上の人たちです。)
驚いたことに40代~50代のおじさんも多く、たぶん当時の中山美穂ファンでしょうね。
本作の主演である中山美穂ですが、かなり久しぶりに見たというか、
よく考えたら前に見た記憶すらないので、ボクは意外にも初めて見たのかも?
なんでも本作のヒロインよろしく、長らくパリに移住していたみたいです。
そのせいか、ボクの中での彼女は、90年代のトレンディ女優のままで、
ぶっちゃけ古臭い女優というイメージがありました。
元トレンディ女優でも小泉今日子のように露出し続けていれば古臭くは思いませんが、
こうして急に出演されると「何で今更?」という印象は否めません。
まぁいざ観てみると、美熟女だし彼女自身はそんなに古臭くはなかったけど、
作風の古臭さのせいか、やっぱりトレンディ女優のイメージは払拭できなかったかな。

一方の相手役は今を時めく人気若手俳優の向井理です。
ちょうどボクと同世代なので、中山美穂とは一回りくらいの年齢差かな。
北川悦吏子監督もヒロインは自分に合わせて加齢させても、
相手役は当時のまま若いイケメンがいいんでしょうね。
向井理演じるセンは来年30周年の東京ディズニーランドと同年齢と言及されているので、
29歳という設定でしょうが、これだけ年齢差があると、恋愛というのもなかなか難しく、
本作はキスにすら発展しない、比較的プラトニックなロマンスになっています。
出会ったばかりの年齢が一回りも違う男女の物語なので、
双方とも敬語で話したりと、なんとも言えない距離感があり、
その若干居心地の悪い感じはリアルでよかったと思いますが、
反面、どの時点で恋愛感情にかわったのかわかり難くもあり…。
特にセンがヒロインのアオイに惹かれるのが唐突すぎるように感じられ、
センにとっては単なる旅行先でのアバンチュールのようにも思えます。

妹と2人でパリ旅行にやってきたセンですが、妹が勝手に別行動をはじめ、
予約していたホテルの場所も名前もわからず、パリの街中で1人取り残されてしまいます。
そこで出会ったパリ在住のアオイに、ホテルへの道を訊いたりして2人は親しくなるが、
またホテルの名前がわからなくなったセンは、アオイの自宅に泊まることになり、
そのまま帰国までの3日間、2人は一緒に生活することになる。
…という中で、ロマンスに発展していくわけですが、
そもそも前提として、ホテルの名前がわからなくなっても、
一度アオイに案内してもらってるんだから、行けないわけがないです。
別にホテルはややこしい場所にあるわけでもなく、
観光名所であるジャンヌダルクの黄金像の目の前なので、
タクシーで黄金像まで行けばすぐわかるはずです。
大使館から呼び出された時は、ひとりですぐに行けたくせに…。
凱旋門からシャンゼリゼ通りをまっすぐ進んだところにあることくらい、
現地にいないボクでもわかりました。
そんな前提が嘘臭い物語に感情移入することはできません。

なのでロマンスとしては全く楽しめませんでしたが、
セーヌ川やエッフェル塔など、有名な場所がロケ地となっていて、
疑似旅行的にパリの異国情緒を楽しむことは出来ました。
しかし中盤以降は室内のシーンが多くなり、それすらもままなりません。
まだアオイとセンの場合は、室内のシーンでもイースターエッグ作りとか
郷土料理キッチュ作りとかがあって、比較的パリっぽさがあったのですが、
センの妹スズメとその彼氏のシーンは、彼氏のアトリエでイチャつくだけなので、
画変わりが乏しく退屈極まりないです。
日本でもできるロマンスなんてどうでもいいから、
せっかくのパリをもっと観光しろよ!って思いました。

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