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ファインディング・ニモ 3D

映画館でディズニー・クラシックス最新作『シュガー・ラッシュ』の予告編を観ましたが、
もうめちゃめちゃ面白そうで、公開が待ちきれない気分になりました。
過去最高に期待したディズニーのアメコミ映画『アベンジャーズ』を観て以降、
バブルが弾けたように映画に対するモチベーションが下がったのですが、
『アベンジャーズ』ほどではないにしても、これほど強い期待を感じた映画は久々です。
一方、同じディズニーでも、ピクサーの最新作『モンスターズ・ユニバーシティ』の方は、
予告編を観る限りではあまり期待できそうにないかな…。
なんだか前作『モンスターズ・インク』の方が面白そうです。
ディズニーのアニメ映画は、ピクサーを買収して以降、
ディズニー・クラシックスのクオリティがかなり上がりましたが、
逆にピクサーはここ2作ほど低迷しているような気がします。
もともとピクサーが好きで、ディズニーのアニメも見始めたボクなのに、
まさかピクサー作品よりもクラシックスの方が楽しみになる日が来るなんて…。
『シュガー・ラッシュ』は楽しみだけど、ピクサーの今後も心配です。

ということで、今日はいい時のピクサー作品の感想です。

ファインディング・ニモ 3D
Finding Nemo 3D

2012年9月15日日本公開。
アカデミー長編アニメーション賞も受賞したピクサーの大ヒット作をデジタル3D化。

カクレクマノミの子どもニモは、幻想的なサンゴ礁が広がるオーストラリアのグレートバリアリーフですくすくと育っていた。シングルファーザーのマリーンはことのほか一人息子をかわいがっていたが、ある日ニモが人間のダイバーに連れ去られてしまう。最愛の息子を奪われ悲嘆にくれていたマリーンだが、意を決してドリーと一緒にニモの救出に向かう。(シネマトゥデイより)



『ファインディング・ニモ』はピクサーが2003年に公開したCGIアニメーション映画で、
当時はまだピクサーもディズニーの子会社じゃない時代で、結構初期の作品でしたが、
歴代ピクサー作品の中で『トイ・ストーリー3』に次ぐ第二位の全米興行成績を記録し、
ハリウッドのアニメ映画史上第四位という大ヒット作品でした。
(日本では興行成績110億円で、洋画アニメ映画の最高記録を保持しています。)
その作品がデジタル3Dに変換され、再び劇場公開されたのが本作です。
ちなみにハリウッドのアニメ映画史上第二位は『ライオン・キング』でしたが、
それも去年デジタル3D化され、全米2週ナンバー1の大ヒットしたそうです。
ボクも『ライオン・キング3D』は観ませんでしたが、ディズニーの3D変換アニメでは、
『ナイトメア・ビフォア・クリスマス3D』、『美女と野獣3D』、
『トイ・ストーリー/トイ・ストーリー2 3D』の3本を観ましたが、
3D化されたところで内容が変わるわけでもないのに、けっこうヒットするんですよね。
3D変換するだけなら新作を製作するよりも予算も安いし、ボロい商売ですね。

『ファインディング・ニモ』は当時劇場で観たし、DVDになってからも見ました。
上記の3本のように、3D変換されたアニメは一通り体験したし、
正直期待を超えるほどの変化ではなかったので、当初は本作もスルーするつもりでした。
しかしなんと本作には『トイ・ストーリー』シリーズの短編の完全新作である
「レックスはお風呂の王様」が同時上映されるということで、
たかが5分程度の短編に3D映画料金を払うようなもので、勿体ないかと思いましたが、
『トイ・ストーリー』ファンとしては見逃せないと、観に行くことを決めました。
でも、今後も3D変換した過去のアニメを再公開し続けるでしょうが、
できれば短編で釣るようなマネは控えてほしいものです。

で、本編そっちのけで期待して観た「レックスはお風呂の王様」でしたが、
正直今までの『トイ・ストーリー』の短編の中でも最もイマイチな作品で…。
面白くないわけでもないですが、怪獣のオモチャであるレックスが、
持ち主である少女ボニーにお風呂に連れていかれて、
お風呂のオモチャたちとパーティを繰り広げるというだけの単純な話です。
どちらかといえば映像の楽しさを重視した作品でしたが、
ストーリー的にも面白かった他の短編と比べたら物足りないし、
レックス以外のレギュラーキャラはほとんど活躍しないので、
スピンオフとしての楽しさもあまり感じられませんでした。
この程度なら、いずれDVD化されるのを待てばよかったし、
これに千数百円も払ったのかと思うと、とても後悔しました。

しかし、期待してなかった本編が、予想外に楽しめて、
鑑賞後は鑑賞料金の分くらいは十分楽しめたと思えるほど満足しました。
この作品は元からホントに素晴らしい物語で、何度観ても楽しめる名作です。
3D変換されたことによる影響はそれほど実感できませんでしたが、
この名作を再び大スクリーンで観れたことの喜びは大きかったです。
今まで歴代ピクサー作品の中では、『カーズ』が最も好きで、
その次が『トイ・ストーリー3』かなと思ってましたが、
久しぶりに改めて『ファインディング・ニモ』を観てみると、
『カーズ』に匹敵する面白さであることを再確認させられました。
娯楽性に富みながらも、家族愛や友情を描いた良質なドラマで、
それとなく環境問題などシビアなテーマにも言及している傑作です。
でもそんなストーリー性もさることながら、キャラクターの設定が素晴らしく、
特にヒロイン(?)ドリーのキャラ設定は秀逸で、
こんな独特の性格のキャラはドリー以外にはいないと思います。
本作(3D版)は吹替えでのみの上映となっていますが、
ドリーの日本語吹替えを担当した室井滋も、奇跡的な好演をしていると思います。
(内容は当時と同じなので、その感想は書きません。)

2003年のオリジナル版と比較したわけではないので、
3D変換の効果は実感できませんでしたが、奥行きを再現できる3Dは、
海や宇宙のような広大な場所のシーンに向いていると思われがちですが、
実は閉鎖空間を表現する時の方が3Dの効果は活きるんですよね
その点では、マーリンとドリーが旅をする海のシーンではあまり実感できないけど、
ニモが捕まっている水槽でのシーンではそれなりに3Dの効果を感じられました。
なんでも本作は単なる3D変換ではなく、セットやキャラをモデリングし直して、
3Dカメラでイチから撮り直して再現したんだそうです。
オリジナル版はCGIアニメ初期の作品なので、技術がかなり進歩した今観ると、
少々ショボく感じるはずですが、本作は今のCGIアニメと全く遜色がなかったのは、
作り直したことで映像のクオリティが上がったのが影響してるのかもしれませんね。
たしかに主人公マーリンの表情など、ディテールが細かくなっていて、
当時観た時の印象よりも、リアルで年齢を感じられるデザインになっている気がします。
(よく見ると香川照之に似てますね。)
人間の少女ダーラも、よりリアルでインパクトのある顔になったような…?

3D変換なんて映像の編集だけでもできるから、
別に作り直しなんて手間をかけなくてもいいような気もしますが、
この作り直す作業は決して無駄にはなっていないはずです。
なぜなら続編『ファインディング・ニモ2』の製作が始まったそうで、
今回モデリングしなおされたキャラも続編に流用できるだろうからです。
むしろ本作は続編を製作するついでで製作されたのかもしれません。
でも続編の公開は2016年だそうで、まだかなり先の話ですね。

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