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アイム・フラッシュ!

今日、民主党の代表選が告示されましたね。
14日には自民党の総裁選も告示され、各党いよいよ衆院選に向けて動き出した感じです。
野田首相の民主党政権は、評価しているところもあるのですが、
原発再開と消費税アップだけは絶対に容認できなかったので、次は支持しません。
自民党は誰が次期総裁になるかによりますが、今更感は否めないし…。
だから次期衆院選で期待してしまうのは第三極、特に注目なのは日本維新の会でしょうね。
ボクは大阪人じゃないけど大阪維新の会のことは概ね支持しているので、
橋下大阪市長が党首になる日本維新の会にもかなり期待していますが、
唯一気に入らないのは、某カルト教団の傀儡政党と連携するらしいことです。
その傀儡政党が候補者を立てる大阪と兵庫の9選挙区で連携するそうで、
当該選挙区に住む善良な人々が気の毒です。
しかしどうせ選挙中だけの協力関係なので、選挙後は連携も解消されるはず。
日本維新の会だけでいきなり単独過半数は無理だと思うけど、
たぶん民主党や自民党に次ぐくらいの議席は獲れるだろうから、
今まで議席数が3番目だった傀儡政党は4番目に転落する見込みで、
どう転んでも日本における傀儡政党および某カルト教団の存在感は薄まるはずで、
それは日本にとってプラスだし、次期衆院選が楽しみです。

ということで、今日はカルト教団を題材にした映画の感想です。

アイム・フラッシュ!

2012年9月1日公開。
藤原竜也と松田龍平、初共演の人間ドラマ。

新興宗教団体の3代目教祖・吉野ルイ(藤原竜也)は、ある日謎めいた美女に出会うが、彼が引きこした交通事故によって女は植物状態になってしまう。教団幹部であるルイの母(大楠道代)は事故をもみ消すべく、新野風(松田龍平)ら3人のボディーガードを雇いルイを南海の島へ避難させる。やがてルイは、教団の秘密を暴く重大な決断を下すが……。(シネマトゥデイより)



内容的にはそれほど惹かれるものがあったわけでもないですが、
ボクは自分と同世代のアラサー俳優が好きなので、
藤原竜也と松田龍平の初共演というのに興味を感じて観に行きました。

新興宗教団体「ライフ・イズ・ビューティフル」の三代目教祖ルイ(藤原竜也)は、
ある夜、飲酒運転で自動車事故を起こして、被害者を死亡させてしまった上に、
同乗者の女性も植物人間状態になってしまいます。
自分は全くの無傷で助かりますが、そのことでショックを受けた彼は、
教団を解散しようと考えるようになります。
しかし教団を生業にしている彼の家族がそれを許すはずがなく、
彼のボディガードとして雇っていた新野(松田龍平)たちを使い、彼の暗殺を企てます。
なんでも監督は名優・原田芳雄が亡くなったことがキッカケで本作を撮ったようで、
死生観とか哲学的な内容で、正直何が言いたいのかよくわかりませんでしたが、
意外とダレることなく最後まで楽しく観れたように思います。
ルイの教団のお家騒動と新野たちとの交流を軸に、
時々挿入されるルイの回想を通して、事故の時の同乗者の女性が何者なのかとか、
どうしてそんな事故が起こったのかも徐々に判明してくるようになっており、
観客の興味を持続させる巧いストーリー運びになっているのだと思います。

藤原竜也演じる教祖ルイのキャラも魅力的です。
手品やCGなどで奇跡を起こしたように見せて信者を集めるインチキ宗教団体ですが、
そのインチキ教祖であるはずのルイは不思議と幻想的な雰囲気があります。
現にあっち向いてホイで負けなしだったり、至近距離で銃撃されても被弾しなかったりと、
単なる強運と言うだけでは説明のつかない不思議な神の加護を受けているようです。
しかし人格はとても人間的でピュアで、銭ゲバの新興宗教の教祖とは思えない人物です。
実際の新興宗教の教祖って如何にも胡散臭そうな奴ばっかりで、
「なんでこんなのに引っかかるんだ?」ってところばかりだけど、
ルイが教祖ならウッカリ入信しちゃってもおかしくないかも…。
一方の松田龍平演じるボディガードの新野ですが、こちらもなかなか味のあるキャラ。
神を全く信じておらず、宗教などスピリチュアルなこととは無縁の男ですが、
最も人間離れした、ある意味神秘的な人格なのが興味深いです。
監督曰く「ルイが神で、新野が悪魔」なんだそうですが、確かに真逆な人格の二人。
でもどこか通じるものがあり、それはたぶん死生観なんだろうと思います。
ルイはポジティブな意味で、新野はネガティブな意味でですが、
二人とも「死ねば終わり」という考え方では共通してるんじゃないかな?
この真逆な二人の奇妙な関係の顛末が、本作のポイントですが、
二人とも真意の測りにくいキャラで、どんな展開になるかが読めず、面白いです。

ルイは新興宗教の教祖という特殊な立場なので、興味深いキャラですが、
正直本作ではその特殊さをあまり活かしきれていない気がしました。
というのも、劇中でのその宗教団体への言及が少なすぎて、
彼のバックヤードが見えにくいんですよね。
その教団については、「死は究極の救い」という教えを唱えていることと、
祖父が開祖で家族経営をしているということくらいしかわからず、
その活動や規模なんかは全然わかりません。
どうやら若い女性信者が多いらしいけど、セミナーのシーンとか、
もっと信者が出てくるような展開があってもよかった気がします。
でもルイの世話役の男が新野をセミナーに誘った時の
「若い女の子も沢山来るし、出会いがあるかも」って誘い文句は、
ボクが元友達から創価学会に誘われた時にも言われたセリフで、
新興宗教が勧誘に使う常套句なんでしょうね。
残念ながらボクはそれほど寂しい人生ではないので余裕で断りましたが、
寂しい人には効果的な殺し文句なのでしょう。
ただボクがその元友達と(意識的に)疎遠になったように、
新興宗教なんかに入ると出会いはあるかもしれないが、
今までの出会いを失うことになるのでオススメできません。

閑話休題、信者たちのことはイマイチわかりませんでしたが、
逆に教祖の身内についてはしっかり描かれており、そこはよかったです。
教祖(トップ)が世襲するってのも新興宗教ならではの胡散臭い設定ですよね。
ルイの母や姉も強烈なキャラですが、特にオネエ系の兄が面白かったです。
恰好の奇抜さもですが、男子が世襲するので兄が3代目になるはずだったのに、
オネエ系なので次男のルイが世襲するってのも面白い設定です。

ルイの母は息子が教団を解散されると困るので、
その前にルイを抹殺しようと考え、新野たちに暗殺を依頼します。
そして、ルイは新野に左胸を撃ち抜かれますが、
驚いたことにルイはそのまま走って逃げ、海に飛び込んで泳いで身を隠します。
尋常じゃない強運の持ち主だとは思っていたけど、
まさかここまで不死身だと、ちょっとリアリティに欠けすぎてますよね。
最終的に新野はルイを始末しますが、結局この新興宗教を存続させたわけで、
新興宗教(というか宗教全般)が嫌いなボクとしては残念な結末でした。
新野には無神論者仲間としてシンパシーすら感じていたのに…。
ルイの後は姉の9歳の息子が教祖になるようですが、
ルイのカリスマ性がなければ、どうせ潰れるだろうとは思いますけど…。

今年観た数少ない日本映画の中では面白かった方かな?

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