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バッド・ティーチャー

関西電力大飯原発の再稼働がほぼ決定的なようで、とても遺憾に思います。
原発が再稼働するのと同じくらい残念だったのが、
あんなに反対していた橋下徹大阪市長が事実上容認してしまったこと。
ボクは橋本市長をかなり支持していたのですが、今回ばかりはガッカリです。
タイミング的にも野田首相の「私の責任で判断する」発言の直後の敗北宣言(容認)で、
結局は政権の意向に阿(おもね)るのかと…。
こんなことでは地方分権なんて進むはずもなく、道州制なんてチャンチャラおかしいです。

橋下市長といえばもうひとつ話題なのが、市職員の刺青問題でしょう。
これも「よくぞやってくれた」と思ったのですが、教職員だけは刺青調査されず…。
これには批判が多かったため調査を実施するそうですが、自己申告で氏名も報告されず、
配置転換などの処分もないそうで、なんの意味も無い骨抜き調査になりそうです。
まだまだ甘やかされている大阪府の教職員ですが、それでもかなり志願者が減ったそうで。
これに対し「優秀な人材が教職を避けるのでは?」なんて批判もありますが、
不良教師の排除を目的とする教育基本条例を理由に敬遠する人材が優秀なはずもなく、
教育に志がある人ならば、どんな環境でも志願してくると思います。
…って、ボクは兵庫県民なので、橋下改革はあまり関係ないんですけど。

ということで、今日は教育に全く志の無い教職員の物語の感想です。
その教職員は「残業と責任がなく、夏休みがある」という理由で教職に就いたのですが、
日本も公務員のひとつとして教職を目指す人って多そうですよね。

バッド・ティーチャー

2012年5月19日日本公開。
キャメロン・ディアス主演によるロマンティック・コメディ。

婚約者の親に金目当てだと見抜かれて破談になり、かつての職場である中学校へ復帰した女教師エリザベス(キャメロン・ディアス)。適当に授業をこなす中、ハンサムなスコット(ジャスティン・ティンバーレイク)が代理教師として赴任する。彼が大企業の御曹司だと聞くや、エリザベスは玉のこしに乗ろうと一念発起。スコットの元カノが巨乳だったという情報をつかんで豊胸手術を受けようとするが、その費用が1万ドルと知ってがく然とする。そこで、生徒たちが課外活動で行っている洗車アルバイトに割り込み、その売り上げを着服しようとたくらむが……。(シネマトゥデイより)



本作は2011年6月に全米で公開され、初登場2位の大ヒットを記録し、
日本でも2011年8月6日に『イケない先生』という邦題で公開が予定されていたのですが、
なぜか土壇場で公開が中止になってしまいました。
同時に『ラブ&ドラッグ』『恋人たちのパレード』『ブルー 初めての空へ』も中止になり、
映画ファンの間では、ちょっとした騒ぎになりました。
たぶん東日本大震災の余波で、外資系配給会社が日本公開を躊躇したんだと思います。
その後『ブルー』はビデオスルーになりましたが、他は配給会社を変えて公開されました。
本作はコロムビア映画なのでソニーが配給断念したのを、
日活が邦題を変えて、代わりに配給することになったのかな?
なんにしても、期待していた作品なので、劇場公開されてよかったです。
(関西での公開が関東より2週間遅れなのは気に入りませんが…。)
邦題も元のエロチックで時代錯誤なものよりも、原題のままの今の方がシックリきてます。

中学校教師のエリザベス(キャメロン・ディアス)は玉の輿に乗るのが目標で、
教師なんて腰掛だと思っているので、毎日適当に仕事をしています。
授業は新学期早々から生徒に映画を見せて、自分は居眠りです。
その映画も、はじめのうちは『ワイルド・チェンジ』や『落ちこぼれの天使たち』など、
教育現場が舞台のものでしたが、そのうちネタがなくなったのか、
『スクリーム4』など全く勉強に関係ないものになります。
ボクが生徒だったらこんなに楽で楽しい授業はないと思うでしょうが、
勉強は全く教えないので、生徒の成績も上がらず、かなり困った先生です。
その上、マリファナも常習しており、もう刺青どころではない不良教師ですが、
処世術には長けており、保護者の追及には口八丁で逃れ、
校長には彼の趣味のイルカグッツを贈ったりして気に入られ、クビにはなりません。

エリザベスは金持ちと婚約していましたが、浪費癖が原因で破談になります。
しかしそんなある日、中学校に金持ちの御曹司スコットが臨時教師として赴任してきて、
彼女は玉の輿に乗るために、スコットを射止めようと奮闘します。
スコットは巨乳フェチなので、彼女は豊胸手術をすることにいますが、
手術代9300ドルを払うのは教師の安月給では難しく…。
彼女は学校行事の収益金を着服したり、保護者から賄賂を受け取って、手術代を稼ぎます。
しかし、その間にスコットは同僚の女教師エイミーとどんどん親密になり…。

スコットはなかなか教育熱心な教師ですが、ちょっと変わり者です。
あの注目のイケメン俳優ジャスティン・ティンバーレイクが演じていますが、
本作ではあまりかっこいい感じはしないですね。
まぁエリザベスは金目当てという設定なので、あまりイケメンだと趣旨がぶれるのかも。
それにしてもジーパン履いたままの疑似セックスとか、かなりの変態で、
いくらお金持ちでもあんな男はちょっとキモいんじゃないかな?
そんなスコットと親密になる同僚のエイミーも教育熱心な教師ですが、
かなりの変わり者で、その授業の演出はいつも生徒を唖然とさせます。
彼女もエリザベスとは別のベクトルでけっこうなバッド・ティーチャーです。
はじめはエリザベスに対し、お節介なくらい好意的に接してきますが、
スッコトが来て恋敵になってからは、なんとか彼女を追い落とそうと必死です。
エリザベスの悪事を掴んでは校長にチクったりしますが、
校長はすでにエリザベスに懐柔されており、空回りばかりです。
本作の笑いの半分はエリーの活躍によるんじゃないかと思えるほど、いいキャラです。
(エリザベスと比較しても、それほど巨乳でもない気も…。)
そのイルカを愛する校長をはじめ、生徒とバスケ談義で熱くなる低能メタボ体育教師や、
優柔不断なオバサン教師モリーなど、他の同僚教師も面白キャラが多いです。

共通テストの成績1位クラスの担当教師に、ボーナス5700ドルが出ると知ったエリザベスは、
豊胸手術の資金のために、一転して生徒に熱心に(スパルタで)勉強を教え始めますが、
もう共通テストも間近で時すでに遅く…。
そこで彼女は、テストを作成する教授を誘惑し、解答用紙をゲットし、
見事に自分の担当クラスを成績1位にし、ボーナスを得ます。
しかし、その不正に気付いたエリーが、教育長に告発し…、という話です。
てっきり、そのボーナスのために生徒に真面目に勉強を教えるうちに、
教育の情熱を取り戻すというような話かと思いきや、
最後までバッド・ティーチャーのままだったのは意外でした。
意外というか、ちょっと期待はずれの展開だったような気すら…。
やっぱり主人公には最後はいい先生になってほしいと思ってたんですけどね。
それにテストの不正や薬物使用は犯罪には違いないので、刑務所とまではいかなくても、
彼女が反省するようなちょっとしたお仕置きくらいあってもよかったかと。
逆にエリーはエリザベスの不正や薬物使用を告発することは間違ったことではないのに、
最後はかなり酷い目にあってしまうのは、少々気の毒ですね。
ちょっと偽善的でチクリ魔で嫌な女かもしれないけど、悪い人ではないのに…。

ラストでエリザベスは、教師をやめ生活指導のカウンセラーになりますが、
彼女にとっては教師以上に向いてない職業のような気がしました。
作中では好きな女子にふられた男子にアドバイスを与えたこともありましたが、
それは成り行き上だったし、アドバイスも教育的に褒められた方法じゃなかったし…。
彼女は男を金で選ぶことはやめたけど、それ以外は始めと何も変わってない気がします。

脚本は多少お粗末な印象を受けたものの、キャラクターの面白さで楽しく観れます。
キャメロン・ディアスも、そろそろロマコメヒロインはきついんじゃないかと思ったけど、
まだまだ可愛らしく、やっぱりロマコメ向きの女優だと思いました。
そういえば、キャメロン・ディアスとジャスティン・ティンバーレイクって、
何年か前に交際してませんでしたっけ?
別れてからまたロマンスの相手役として共演するなんて、気まずかったりしないのかな?
まぁ厳密には相手役にはならなかったわけですが…。

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