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Black & White / ブラック&ホワイト

2年前に書いた『タイタンの戦い』の感想記事のアクセス数が急に跳ね上がりました。
日曜洋画劇場で地上波初放映されたからでしょう。
公開中の『タイタンの逆襲』の感想記事のアクセス数よりも多かったので、
やっぱりテレビで映画を見ている人って、かなり多いんだろうなと思いました。

で、最近のボクのテレビにおける関心事のひとつが、
今月から始まったTBSの地上波映画枠、水曜プレミアシネマの動向なのですが、
第3回放送の『Mr.&Mrs. スミス』の視聴率が8%だったそうで…。
やはり水曜のプライムに映画枠は難しいのかと感じてしまいます。
直前にブラピとアンジーが正式に婚約を公表したりと、
結構いいタイミングでの放映だったから、期待できるかと思ったのですが…。
今週からUSJの新アトラクション「ハムナプトラ ~神々の呪い~」に合わせてか、
『ハムナプトラ』『ハムナプトラ2』を2週連続放映するそうですが、話題性も薄いし、
今週はテレ東が『毎日かあさん』の初放映をぶつけてくるみたいで苦戦が予想されます。
(テレ東は水曜シアター9を打ち切ったくせに、悪意を感じます。)
なにより気になるのは、現在『ハムナプトラ2』までの放送予定しか発表されておらず、
もしかするとあと2週で打ち切りが決定してるんじゃないかということです。
フジが土曜プレミアムでバラエティばかり放送している昨今、
プライムの映画枠は映画文化のためにも大切なので、是非続けてほしいです。
(ウチのアクセス数にも影響があるので…。)

ということで、今日は『Mr.&Mrs. スミス』と同じく、ロマコメ・スパイ映画の感想です。

Black & White / ブラック&ホワイト


2012年4月20日日本公開。
クリス・パインとトム・ハーディ共演のロマコメ・スパイ映画。

CIAエージェントのFDR(クリス・パイン)とタック(トム・ハーディ)は闇商人を追うも失敗し、謹慎処分の憂き目に遭う。暇になってしまったタックは恋人紹介サイトでローレン(リース・ウィザースプーン)と知り合うが、なんとFDRもローレンをナンパ。ローレンを巡って、精鋭チームとハイテク兵器を駆使したバトルが勃発(ぼっぱつ)する。そんな中、闇商人がローレンに近づき……。(シネマトゥデイより)



前評判(全米での評価)がイマイチだったので、どうかな?とは思ってましたが、
予想外に面白く、とにかく笑えるコメディで楽しめました。
『Mr.&Mrs.スミス』や『ナイト&デイ』など、ロマコメ・スパイ映画は、
全米よりも日本で高く評価されることが多い気がしますが、
こんなノリが日本人の嗜好に合っているのかもしれませんね。

本作も、そんな人気ロマコメ・スパイ映画にあやかろうと、
タイトルに「&」を使った邦題が付けられました。
他にも『キス&キル』(原題:Killer)や『デート&ナイト』(原題:Date Night)など、
ロマコメ・スパイ映画の邦題には決まり事のように「&」が付けられていますが、
本作の「ブラック&ホワイト」という邦題は、ちょっと無理やりすぎる気がします。
一種のバディ映画ですが、ふたりの主人公は黒と白に分けられるような感じでもないし、
なにより同名のバディもの台湾ドラマが先行しているので、ちょっとややこしいです。
まぁ原題「This Means War」も、全米公開直前まで決まらなかったらしいので、
タイトルを決めにくい作品だったのかもしれませんが…。
それまでの仮題は「Spy vs. Spy」だったそうですが、少しB級臭は否めないけど、
内容的にはその仮題が最もシックリきますね。

お互いに同僚であり親友でもある敏腕CIA諜報員の
FDR(クリス・パイン)とタック(トム・ハーディ)は、
国際的犯罪者ハインリッヒ兄弟の香港での闇取引を阻止するミッションを行うが、
弟を派手に殺し、兄を逃がしてしまったミスを咎められ、内勤に回される。
暇を持て余したタックは、出会い系サイトに登録し、
ローレン(リース・ウィザースプーン)という女性とデートをする。
しかしFDRも、ビデオ店でローレンをたまたまナンパし、デートの約束をしており…。
三角関係となったFDRとタックは、ローレンを巡るバトルが勃発する。
一方、弟を殺されたハインリッヒ兄は、彼らに復讐を誓っていた、という話。

ローレンは美人でモテそうですが、前の失恋を引きずっており、恋に臆病になっています。
元カレの婚約を知ったり、友人から心配されたことで、新しい恋を始める決心をしますが、
そんな折にイケメンで完璧な男性、FDRとタックに出会い、同時に迫られるのです。
なんとも贅沢な状況で、どっちでもいいじゃないかと思うのですが、
彼女は製品テストの仕事をしており、職業柄ふたりを天秤にかけ、
どちらがより恋人に向いているか分析してしまいます。
そう聞くと、男を天秤にかけるなんて、なんだか鼻持ちのならない女のようですが、
最後には意外と性倫理がしっかりしていることがわかるので、好感が持てます。

タックは出会い系サイトなんて使っているけど、基本的に恋愛に対しては真面目。
一方のFDRは四六時中ナンパばかりしているプレイボーイです。
ふたりはほぼ同時期にローレンと出会いますが、彼女に対する想いには温度差があり、
真剣に彼女を気に入ったタックに対し、遊び感覚のFDRは身を引いてもいいと思っています。
しかし、親友に女を譲られたなんてプライドが許さないタックはFDRの申し出を拒否。
どちら先に彼女を落とすか勝負を挑み、FDRはその挑戦を受けます。
ふたりはCIAの諜報能力をフルに利用し、彼女を落とすミッションを実行します。
この経緯からもわかるように、本作は好きな女性の奪い合いというよりは、
男同士の意地の張り合いなんですよね。
ローレンも贅沢な状況のようでいて、実はゲームの景品扱いで、少し気の毒ですね。

三角関係といっても、FDRとタックは無二の相棒であり、
特にFDRにとってはタックとの友情の方が、ローレンへの想いよりも強く感じます。
むしろ親友を虜にしたローレンに対する嫉妬すら感じるくらいです。
FDRがローレンをナンパしたのも、恋人がほしいわけではなく、遊び相手がほしかっただけ。
しかし恋に過敏になっているローレンにはすぐ見破られ、軽くあしらわれてしまいます。
一方で、ローレンとタックは出会い系サイトがきっかけではるものの、
紳士的なタックに対して、お互いに好印象な出会いでした。

なので序盤から終始タック優勢で進むのですが、本作はロマコメですからね。
ファースト・インプレッションが最悪なんて展開、完全にフラグが立ってますよね。
しかも、タックはバツイチで、前妻との間には子どももおり、
前の結婚生活にも未練を感じさせる描き方です。
これでは、最終的にローレンがどちらを選ぶかはもちろん、
三角関係がどんな形に収まってしまうのかまで予測できてしまいます。
もう少しFDRとタックの立場を対等に描いた方が、オチが読めなくてよかったかも。

しかし、オチが読めるからといって、面白さが激減するわけではないです。
本作の面白いところは、そんなロマンスの成り行きではなく、
CIA諜報員同士のありえない恋愛バトルです。
ローレンを落とすため、FDRとタックは各々作戦チームを立ち上げ、
彼女の趣味や経歴を調べ上げ、彼女好みの男を演じようと大ハッスル。
衛星カメラや無人偵察機を使いデートを盗撮したり、彼女の部屋に盗聴器を仕掛けたりと、
たかが女の子を落とすだけの個人的ミッションに、CIAとしての職権乱用しまくりの、
やりすぎ具合が笑いを誘います。

ローレンに対してはプライバシー完全無視で全くフェアではないけど、
FDRとタックはお互いフェアに勝負しようと、「彼女に自分たちが知り合いだと言わない」、
「お互いの邪魔はしない」「セックスは絶対しない」という紳士協定を結びます。
しかし相手のデートを邪魔し合うようになり、仕事のチームワークも乱れ始め、
ついには最後の紳士協定も破られてしまい、友情決裂は決定的に…。
しかし彼らに恨みを持つハインリッヒ兄がローレンを誘拐したことで、
彼女を助けるためにふたりは再び団結します。
すぐにローレンを奪還しますが、その途端に仲直りしてしまうのは、
決裂までが長かっただけに、ちょっとアッサリしすぎかなと思いました。
なによりハインリッヒ兄はもっと手強い犯罪者かと想像していたのですが、
こちらもアッサリと倒されてしまい…。
そんなこんなで終盤の展開は駆け足すぎるような気がしたかな。
まぁハードなスパイ・アクションに発展しなかったのは、
ロマコメとしてはよかった気もしますが…。

ロマンスとアクションのバランスが程よく、笑いあり涙なしのお気楽な作品で、
大性も女性も楽しめる内容なので、GWのデートムービーとしては最適かも。
特に寿司職人ケンは笑えたなぁ…。

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