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顔のないスパイ

昨日、ロシアの大統領選があり、プーチン首相が大統領に復帰することになりました。
予想通りというかなんというか、はじめから選択肢がないような大統領選挙で、
これのどこが民主主義だよ?って感じです。
まぁメドヴェージェフ大統領はプーチンの傀儡だったので、
昨日の選挙でようやくシンプルな権力構造に戻ったとも言えますね。
終わってみればこの結果しかないと思えるロシアの大統領選でしたが、
当のプーチンにとっては苦しい戦いだったようで、勝利宣言では涙を浮かべてました。
去年の下院選挙での不正の疑いで反政府運動が起きたりと、逆風が厳しかったのでしょう。
日本でも今年中に解散総選挙があるだろうと思われますが、
現状のまま選挙に突入するのは、不正どころか違憲の疑いがあります。
一票の格差をちゃんと是正してからにしてくれないと、首相も政権も信任できません。
とはいえ、比例代表を増やすような選挙制度改革は断固反対ですが…。

ということで、今日はロシアのスパイ絡みの映画の感想です。
プーチン次期大統領はKGB出身なので、ロシアの元スパイです。

顔のないスパイ

2012年2月25日日本公開。
リチャード・ギアの主演で描くスパイ・アクション。

ある晩、ロシア寄りのアメリカ上院議員が暗殺され、その手口からすでに死んだはずのソビエトの殺し屋「カシウス」の名前が挙がる。CIA長官(マーティン・シーン)は、誰よりも伝説の暗殺者に詳しい元諜報部員ポール(リチャード・ギア)を呼び戻し調査を依頼。カシウスに魅了された若手FBI捜査官ベン(トファー・グレイス)と手を組ませる。(シネマトゥデイより)



アカデミー賞授賞式の前後で、話題作の公開が多い昨今ですが、
そんな中、ちょっと地味に公開された本作。
でも日本人はリチャード・ギアが好きなようで、お客さんはけっこう入ってました。
公開館数が少ないためにヒットとまではいきませんでしたが…。
本作は内容も地味目ですが、なかなか面白い作品です。

ある晩、FBIが内定していた上院議員が暗殺され、
その痕跡からソ連の伝説のスパイ"カシウス"の犯行の可能性が浮上する。
捜査に乗り出したCIAは、過去にカシウスの組織「カシウス7」を壊滅させた元諜報員、
ポール(リチャード・ギア)を呼び戻します。
ポールは「模倣犯の犯行である」と断定するのですが、
カシウスの犯行だと確信する若手FBI捜査官ベン(トファー・グレイス)と組まされ、
渋々捜査に協力することになります。
2人は獄中の「カシウス7」の生き残りブルータス(スティーヴン・モイヤー)に面会。
その直後、ブルータスは脱走を成功させるが、カシウスを名乗る男に粛清される。
その男はなんとCIA元諜報員ポールだった…、という話。

ポールの正体はカシウスで、彼はソ連とCIAの二重スパイだったわけです。
自分は上院議員なんて殺した覚えはないので、すぐに模倣犯と断定できるのも納得ですね。
こんなどんでん返し的な展開が、中盤で明かされてしまったことに驚きましたが、
ラストでは更なるどんでん返しが用意されており、さらに驚きます。
普通に観ていれば、ヒントもいっぱい提示してあったし、
ラストのどんでん返しのネタは気付けたはずですが、
中盤でポールの正体を明かされたことで、それ以上何かあるとは考えもしませんでした。
まんまと誘導されたようで、なんだか悔しいですが、興味深かったです。

ポールa.k.a.カシウスはかなり武闘派の殺し屋で、
暗殺に銃なんて使わず、左手に仕込んだワイヤーで喉を切り裂きます。
もちろん相棒のFBI捜査官ベンやCIAにはその正体を隠していますが、
その時の捜査手法もかなりハードボイルドで、違法捜査ギリギリです。
近年のリチャード・ギアには珍しいアウトローなキャラですよね。

上院議員殺害事件の捜査線上に、元KGBのボズロスキー(テイマー・ハッサン)が浮上し、
ポールはこいつが偽カシウスと考え、居場所を突き止めようと捜査します。
もちろんポール以外はボズロスキーが本物のカシウスだと考えているのですが、
その中で相棒のベンだけは、ポールがカシウスの可能性に薄々気付き始め、
そんなベンをポールは捜査から降ろそうとしますが、実はベンにも秘密があり…。
その秘密が本作の二段目のどんでん返しということになります。
もう8割方ネタバレしちゃってますが、以下は核心に触れてしまいます。

実はFBI捜査官ベンはロシア当局から派遣された二重スパイだったのです。
あ、FBIは諜報機関じゃないから、二重スパイとは言わないかも…。
結局はロシアの伝説のスパイだったポールと、ロシアの現スパイであるベンが、
元KGBのボズロスキーを追いかけるという構図で、一見CIAのスパイ映画のようですが、
実はロシアのスパイ同士の戦いを描いた映画なわけですね。
3者とも元はロシアのスパイですが、全く立場は違います。
何気に複雑な相関関係で、ボクは完全には理解できてないかも…。
ベンは最終的に真相を偽装することでロシア当局を裏切ったってことでいいのかな?
まぁあまり深く考えなくても、ハードボイルド・アクション映画として十分楽しめます。

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