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アンダーワールド 覚醒

今週末は『トワイライト』最新作と『アンダーワールド』最新作が公開される
ヴァンパイア&狼男ウィークですね。
ハリウッドのヴァンパイア・ブームも、そろそろ下火になると思って久しいですが、
まだまだ次から次へとヴァンパイア映画が企画され、製作され、公開されます。
予想外に息の長いブームですが、今では来年いっぱい続く気がします。
一方の狼男も、ブームの兆しがあったけど、『ウルフマン』や『赤ずきん』がコケて、
狼男単独でのブームは難しそうで、すっかりヴァンパイアのバーターに定着です。
ボクは『トワイライト』でもエドワードよりジェイコブ派だし、
『アンダーワールド』のルシアンもけっこうお気に入りキャラなので、
ヴァンパイアより狼男の方が好きだったりするんですが…。
ちなみにゴシックホラーの三大スター最後のひとり、フランケン関連の映画では、
今年10月に『フランケンウィニー(原題)』が公開されます。
来るか、フランケン・ブーム!?

ということで、今日は狼男が大活躍するヴァンパイア映画の感想です。

アンダーワールド 覚醒
Underworld Awakening

2012年2月24日日本公開。
ケイト・ベッキンセイル主演の人気ホラー・アクションのシリーズ第4弾。

狼男族だけでなく、仲間である吸血鬼族からも追われる身となった後に、人間に捕まってしまった女戦士セリーン(ケイト・ベッキンセイル)。12年もの眠りから覚醒(かくせい)した彼女は、その間にも収束することのなかった吸血鬼族と狼男族の戦いに、両種族の能力を奪おうと人間が加わっている混沌を極めた状況を目の当たりにする。吸血鬼族、狼男族、人間が入り乱れる壮絶な戦闘の最中に、セリーンは戦いの行方を大きく左右する存在となる少女と出会うが……。(シネマトゥデイより)



本作はヴァンパイアとライカン(狼男族)の戦いを描いたシリーズの4作目。
もともとは1本の映画として公開するつもりでしたが、
話が膨らみすぎたため前後篇に分けられた1作目と2作目。
そのスピンオフ的なプリクエル(前日譚)である3作目が公開されました。
そして本作は時系列的には2作目の続きとなるストーリーですが、
件の経緯から前後篇の2作で綺麗に完結しているので、
本作は新しい物語(新章)の幕開け的な位置づけの作品となります。
それにしてもプリクエルを挟んで本編が再開されるなんて珍しい気がしますね。
普通は3作目がプリクエルなら、4作目はプリクエルの続編になるものだけど…。
ボクはオチがわかっているプリクエルより、先の読めない続編の方が好きなので、
こうして本編が再開されるのは嬉しいです。

ただ、プリクエルを挟んだことで、時系列上の前作である2作目が公開されてから、
実に6年もの歳月が経ってしまったことになります。
はっきり言って、そんなに期間が空くと前作の内容は忘れてしまいます。
新章の幕開け的な内容とはいえ、当然世界観などは踏襲されているので、
もし本作を観るつもりで、前作までの記憶が曖昧なら復習した方がいいです。
なにしろ構想が膨らみすぎて、前後篇に分けたほどなので、
なかなか複雑で緻密な世界観を持ったシリーズですからね。

でも本作に関しては、かなり大雑把なストーリーとなっています。
上映時間88分という、ちょっと短めな作品ですが、
そのほとんどがアクション・シーンで、ドラマ性はほとんどありません。
なにしろシリーズ初のデジタル3D映画なので、視覚重視の演出になってます。
ちょうど4作目でシリーズ初3Dになる『バイオハザードIV』と似ていて、
とにかくヒロインが3Dでド派手に暴れ回るだけの内容です。
いや、ストーリーはあるが、細かいことは前作までを参照して補完しろって感じの
説明が少なく、一見さんにはちょっと厳しい展開になっています。

ライカン族を始末するヴァンパイアの処刑人セリーン(ケイト・ベッキンセイル)は、
第2作目(以下、前作)で裏切りったヴァンパイアの長老を殺したことで、
狼男と吸血鬼の混合種である恋人マイケル(スコット・スピードマン)と共に、
ヴァンパイア族からもライカン族からも追われる身となります。
更に「感染者」として、人類からも危険視され、軍隊からも標的にされます。
前作で両種族の痕跡を隠蔽していた始祖コルヴィナスが死んでしまったため、
両種族の存在が公然のもとに晒されてしまったんでしょうね。
前作まではヴァンパイアVSライカンでしたが、人間も加わり三つ巴になります。
ただ意外(?)にも人間が圧倒的に強いです。
10年ほどでライカンは絶滅したと考えられ、ヴァンパイアも95%が滅びます。

人間の軍隊に襲われ捕えられたセリーンとマイケルは、
医療企業アンティジェン社で冷凍保存され、長い眠りにつきます。
しかし12年後、被検体1であるセリーンを冷凍保存から解放した被検体2が脱走。
セリーンは被検体2がマイケルだと考え、後を追いますが、
被検体2はマイケルではなく、混合種の少女(インディア・アイズリー)でした。
劇中では名乗られてなかったと思うけど、少女はイヴって名前らしいです。
イヴはアンティジェン社だけではなく、絶滅したはずのライカンからも追われ、
セリーンはヴァンパイアの青年デイビッド(テオ・ジェームズ)の協力で、
生き残ったヴァンパイアの隠れ家に潜むが…、という話。

結局は今回もヴァンパイアVSライカンになりますね。
もちろんヒロインのセリーンがヴァンパイアなので、ライカンが悪者ですが、
第3作目(プリクエル)は奴隷であるライカン側のストーリーだったこともあり、
どうもヴァンパイアの方が悪いような気がしてしまいます。
本作では人間もヴァンパイアにとっては悪者ですが、ボクも人間なので、
躊躇なく人間を殺すセリーンには、これまでほど正義という印象はありません。
彼女は長老たちヴァンパイアからかなり酷い目に遭わされていますが、
それでもヴァンパイアの復興を願っているみたいです。

セリーンは前作で始祖コルヴィナスから力を貰っているので、
ほぼ混合種状態のスーパー・ヴァンパイアです。
イヴも混合種であるため、正確には混合種VSライカンですね。
両種族を特性を併せ持つ混合種にライカンが敵うはずありませんが、
本作では混合種から作った免疫ワクチンを投与され、弱点がなくなった上に、
通常の2倍以上の体格に増強されたスーパー・ライカンが登場します。
(雑誌によるとウーバー・ライカンと称されているようです。)
コイツももはや混合種みたいなもんですよね。
もうヴァンパイアとライカンの戦いではなく、いろんなタイプの混合種の戦いです。
なんだかんだで前作の長老マーカスが混合種では最強だと思うけど。

ここからはネタバレになります。

混合種の少女イヴはセリーンとマイケルの娘のようで、
妊娠していたセリーンが冷凍保存された折に摘出されて、
アンティジェン社で12年間こっそり育てられていたわけです。
それは、実はアンティジェン社の研究員はほとんどがライカンであり、
成長した混合種イヴを使って、ライカン用の免疫ワクチンを作るためですが、
脳筋のライカンにそんな科学力があるのはちょっとおかしいですよね。
それに序盤でセリーンに殺された研究員たちは、普通の人間みたいだったし…。
ついでに全員が免疫ワクチンでスーパー・ライカンになったところで、
たぶん人間の軍隊には歯が立たないと思います。

ただ今後の続編ではもっと強くなったライカンが登場するだろうし、
ヴァンパイア勢力も盛り返してくれば、人間との三つ巴も面白くなってきそうです。
もちろん本作では続編への含みを持たせて終わるが、かなり期待されていたようで、
全米初登場1位で迎えられているので、続編製作はまず間違いないでしょう。
ちょっと評価が芳しくないのは気がかりですが、続編は3Dだけに頼らず、
1~2作目のように練られた脚本で勝負してほしいです。

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