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ペントハウス

『スターウォーズ』の新作ゲームが、同性とも恋愛できる内容だとかで、
アメリカのキリスト教の米保守団体が批判しているようです。
原作映画自体にも同性愛者に寛容な内容だと批判しているそうです。
逆にアカデミー賞授賞式のプロデューサーに選ばれていたブレット・ラトナー監督が、
「リハーサルはオカマがやることだ」と発言したことが、同性愛者支持団体から非難され、
プロデューサーを辞退せざるを得なかったということもありました。
ホントは同性愛なんてどうでもいいことだと多くの人が思っていそうですが、
根底に宗教が絡んでるのが問題なんでしょうね。

ボクは、同性愛を支持するのも批判するのも特に問題視することはありませんが、
やはり理解できないと思うところはあって、ゲイ映画は感情移入できず、苦手です。
昨日感想書いた『J・エドガー』も、面白くないと感じた一端はそれが原因かも…。

ということで、今日はアカデミー賞を降板したラトナー監督の映画の感想です。
アカデミー賞で司会者に決まっていたエディ・マーフィも同時に降板しましたが、
それは彼が本作に出演していた関係のようです。

ペントハウス

2012年2月3日日本公開。
ベン・スティラーとエディ・マーフィ初共演のアクション・コメディ。

マンハッタンの一等地に建つ超高級マンション「ザ・タワー」の最上階に暮らす大富豪ショウ(アラン・アルダ)が、ある日20億ドルの詐欺容疑で逮捕される。それを機に、管理人ジョシュ(ベン・スティラー)をはじめタワーの使用人たちの全財産もだまし取られていたことが発覚。自分たちの財産を取り戻すべく、ジョシュはペントハウスに忍び込んでショウの隠し財産を奪う計画を練るが……。(シネマトゥデイより)



まだ2012年も始まって1か月ほどですが、今年観た中では一番面白かった映画です。
無駄のない、とてもよくできたクライム・コメディで、
ハラハラドキドキできるし、けっこう笑えるし、痛快なラストで後味抜群です。
ある程度面白いであろうことは予想してましたが、その期待を超える出来です。

マンハッタンにそびえる高級マンション「ザ・タワー」。
その最上階(ペントハウス)に暮らす大富豪ショウ(アラン・アルダ)が、
ある日、証券詐欺事件を起こし、FBIに逮捕されてしまう。
「ザ・タワー」の管理マネージャーのジョシュ(ベン・スティラー)は、
ショウに従業員全員の年金の運用を任せてしまっていたが、着服されてしまう。
従業員の中には、全財産を騙し取られた者も…。
ジョシュは従業員の年金や財産を取り返すため、ペントハウスに隠されている見込みの、
2000万ドルの入ったショウの隠し金庫を破る計画を立てる。
彼は元従業員や、現従業員、元住人らを仲間に引き入れ、
更に幼馴染みの泥棒スライド(エディ・マーフィ)の協力を受けて、
感謝祭のパレードの日に、金庫破りを計画を決行する、…という話。

最新のサキュリティに守られたペントハウスから、
チームで大金を盗みだすという物語なので、『オーシャンズ11』ぽい展開ですが、
その実、はじめは黒人俳優版『オーシャンズ11』のような内容だったそうな。
泥棒スライド役エディ・マーフィと、メイド役でガボレイ・シディべ、
ドアマン役のスティーヴン・ヘンダーソンと、チーム半数が黒人なのはその名残かも。
(エレベーターボーイ役のマイケル・ペーニャはヒスパニック系かな。)
まぁ『オーシャンズ11』の豪華キャストに比べると、ひとまわり貧弱な印象ですが、
それだけキャストに頼らないでいいような、シッカリした脚本になっています。

それほど豪華じゃないけど、適材適所でキャスティングされており、
特にエディ・マーフィは、最近はビデオスルー作品ばかりだったし、
「ギャラ貰いすぎ俳優第2位」に選出されたりと、もう過去の人って感じでしたが、
久しぶりにいいエディ・マーフィを見させてもらった気分です。
彼は最近、父親的な役柄が多かったように思うけど、
本作のようなステレオタイプな黒人キャラが似あいますね。
心なしか若返ったようにも思えます。
ガボレイ・シディべも主演作『プレシャス』以来でしたけど、コメディもいけますね。
というか、『プレシャス』の評価が高かったため足踏みしていただけで、
コメディこそが彼女の本来の土俵だと感じました。
主演ベン・スティラーはじめ、白人俳優の方は、そつのない演技でしたが、
FBI女性捜査官役のティア・レオーニは、酔った姿がなかなか魅力的でした。

キャストの豪華さのほかに『オーシャンズ11』との違うところといえば、
チームがプロフェッショナル集団ではなく、素人集団であるということです。
電気工学をネットで勉強したとか、計算が早いとか、錠前屋の娘でピッキングが得意とか、
そんなレベルの特技しかないのに、こんな大それた盗みの計画を実行します。
だから彼らは本物の泥棒経験者に協力してもらおうとするのですが、
頼みの綱の泥棒スライドも、実はケチな盗みしかやったことがなく…。
その点では『モンスター上司』に近い内容のクライム・コメディかもしれませんね。
そういえば本作の監督ブレット・ラトナーは、当初『モンスター上司』も
監督する予定だったそうなので、その辺りも影響しているのかもしれません。

同じ目標のためにチームを組んだとはいえ、即席で絆は脆く、
元同僚チャーリー(ケイシー・アフレック)は「ザ・タワー」に再雇用され裏切り、
泥棒スライドも予想通り抜け駆けし、計画はハチャメチャになります。
でも、最終的には一致団結して、このインポッシブルなミッションを成功させます。
あ、そういえば、『ミッション:インポッシブル』最新作でも、
高層ビルから宙づりになるシーンがあって、かなりドキドキしたけど、
本作の宙づりシーンは、それ以上のドキドキ感がありました。
高さは全然低いけど、宙づりになるのがスパイじゃなくて一般人だったからかな。
しかも結構ヘタレな登場人物だったので、ハラハラしました。

ただ悪の大富豪から汚い金を盗むだけなら、なんてことないけど、
ちゃんと全従業員に配分するところが、義賊的で痛快でしたが、
それ以上に終盤の痛快さを増幅させる伏線の張り方が見事で、
ホントに無駄のないウェルメイドなコメディだと思います。
下品なネタもそれほどなく、誰が観ても楽しめると思います。

あと、劇中の感謝祭のパレードに、本作はユニバーサル映画ですが、
他の配給会社のキャラがいっぱい登場していて、それだけでも楽しかったです。

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