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マジック・ツリーハウス

大晦日からちょうど一週間ぶりの更新で、今年初めての記事になります。
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

このブログでは今年も映画の感想記事を中心に書いていきます。
今年から作品の点数付けやレイティングでも始めようかと思っていたのですが、
「食べログ」ヤラセ報道を聞いて、他人の点数ほど当てにならないものはないと思い、
今まで通りのスタイルで続けることにしました。
具体的にはキネ旬のような5つ星(☆☆☆☆☆)でのレイティングを予定してましたが、
どうせ星3つ(☆☆☆)か、星4つ(☆☆☆☆)ばかりになりそうな気がします。
100点満点の点数評価ならもっと幅のあるレイティングが出来そうだけど、
幅がありすぎて、各人の基準点(及第点)が違うので、伝わりにくいだろうし。
でも、他の人のレイティングを見るのは好きです。
本文とのバランスで、筆者の人柄が見える気がするので。

ということで、今日は今年一本目の映画の感想です。
5つ星で評価するなら☆☆☆、100点満点なら60点ってところでしょうか。

マジック・ツリーハウス

2012年1月7日公開。
アメリカの人気児童書を日本でアニメーション映画化。

本を読むことが好きで勉強には自信があるが内気な兄ジャックと、人間でも動物でもすぐに友達になれる元気いっぱいの妹アニーは大の仲良し。ある日、いつものように森に遊びに出掛けた2人は、森の中で木の上に乗った不思議な小屋を見つける。何とそれは、好きなときに好きな場所に時空を超えてタイムスリップできる魔法のツリーハウスだった。(シネマトゥデイより)



アメリカ人作家メアリー・ポープ・オズボーンの児童小説シリーズが原作の本作。
全世界で1億冊読まれている大人気なこの原作小説が、
400万部弱しか売れていない日本で、なぜか初映像化されてしまいました。
なんでも、日本語翻訳版の挿絵を原作者がいたく気に入ったそうで、
日本での映画化のオファーを快諾したんだとか。
たしかに本作のキャラデザの基にもなった日本語翻訳版の挿絵は可愛らしいです。
原作の挿絵も調べてみたのですが、写実的で味はあるけどちょっと古臭いので、
アニメーションにするには向かなそうです。
もし日本以外での映像化になっていたなら、実写化作品になっていたでしょうね。
各国から映画化のオファーがあったろうに、日本でのアニメ映画化を選ぶなんて、
この原作者さんは日本のアニメ映画に可能性を感じてくれていると思うので、
ちょっと誇らしいというか、嬉しく思います。
出来あがった本作にも満足していただけ、『ゲド戦記』の二の舞にならず、よかったです。

日本で製作されたものの、キャラデザ以外はあまりローカライズせず、
舞台もアメリカのまま、劇中の文字も英語を使用しており、
吹き替えて、このまま世界各国で上映されることになるんだろうと思います。
アニメ映画として、国際的にそんなに高く評価されるような作品ではありませんが、
外に出してもそんなに恥ずかしくはないようには仕上がっていると思います。
特に原作小説を読んでいる子たちには満足してもらえるかと。

ボクは原作も日本語翻訳版も読んだことはなかったのですが、
小学生低学年くらいが読む短編ファンタジーシリーズみたいですね。
小学生の兄妹がツリーハウス型タイムマシーンで世界各国のいろんな時代を旅する話で、
楽しみながら歴史や地理や生物の勉強にもなりそうな、教育番組的な内容です。
日本でどの程度人気があるのか知りませんでしたが、公開初日の客席はほぼ満員で、
その7割くらいは主人公の兄妹くらいの小学校低学年以下のお子さん。
いつもならどんなアニメ映画だろうと全然へっちゃらなのですが、
アラサーのボクがひとりで観るのは気まずいくらい子どもだらけでした。
これは子どもの間では発行部数以上の人気があるのではと確信します。
内容が教育的なので、幼稚園や図書室にも置いてあるんじゃないかな?

驚いたのは、そんなに子どもだらけなのに、みんな行儀よく観ていること。
だいたいどんなアニメ映画でも途中ダレてきて、お喋りしたり、席を立ったりするけど、
(去年の『カーズ2』の時は酷かったです。)
本作ではよっぽど作品に引き込まれるのか、みんな集中して観ている印象でした。
なんなのかよくわからないけど、子どもを引きつけるパワーが本作にはあるのでしょう。
いい大人のボクからすると、『大長編ドラえもん』のオムニバスみたいな物語で、
ちょっと類型的すぎるタイムトラベルものといった印象しかありませんでしたが…。
ただ大人を意識しすぎで難解になりがちなアニメが多い中、
これくらいベタな方が子どもはわかりやすいだろうし、
これはこれで正しいアニメ映画の形だと思います。

ストーリー的には特筆すべきものはないと思いましたが、
上映中終始感心させられたのは、主人公の兄妹のキャストの声の演技です。
妹アニー役の芦田愛菜ちゃんは、『怪盗グルーの月泥棒』の時から、
声の演技も一流な超天才子役だとは思っていましたが、さらに磨きがかかっています。
アニーの快活な外見と相まって、天真爛漫で魅力的なキャラになっています。
(プロの声優がやると不自然な萌えキャラになりそうだけど。)
言い回し的にちょっと変なところもあるけど、それは台本のせいですからね。
しかしそれ以上に感心したのが、兄ジャック役の北川景子です。
今回が声優初挑戦らしいけど、初めてとは思えない堂々たる声優ぶり。
完全に個を殺してジャックになりきっています。
原作者もこの兄妹の声は完璧と言ってるので、見事なキャスティングだったのでしょうが、
もし本作がシリーズ化された場合のことを考えると、
先行き不透明な子役をキャスティングするのは控えるべきだったかも。
このアニーの声は現在の芦田愛菜ちゃんしか出せない気がするし…。

あと気になったのは、本作がギャガの配給だってことくらいかな。
ギャガはハリウッドのコマ撮りアニメを配給する映画会社ってイマージだけど、
日本のアニメ映画を配給するのは初めてのような気がします。
本作がどのくらいの成績を残せるかわかりませんが、
これに懲りずにどんどんアニメ映画を配給してほしいです。

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