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ラモーナのおきて

「新語・流行語大賞」の候補、60語発表が発表されました。
今年はけっこういろんなことがあった年なのですが、
東日本大震災と福島第一原発事故があったことで、
半数以上はそれ絡みのワードが選出されているみたいです。
でもこんなお遊び企画で軽々しく流行語に認定するようなワードでもないし、
それ以外の言葉が認定されるでしょう。
まぁ大賞は十中八九「なでしこジャパン」だと思います。
対抗としては「マルマル、モリモリ」「地デジ難民」「どじょう内閣」が有力かな?
…それにしても今年は一段と60候補のチョイスにセンスがありませんね。
でも韓流絡みのワードがひとつも選ばれてないことには良心を感じます。

ということで、今日は対象候補のひとつに便乗した邦題の映画の感想です。
ちなみに、映画絡みの候補は「エンディングノート」だけですね。
今年の映画の風潮ではアメコミ映画が多かった(10本以上公開された)ので、
ボクとしては「アメコミ」を映画代表として候補にしてほしかったけど…。

ラモーナのおきて

2011年10月26日リリース。
ビバリー・クリアリーによる人気児童文学を実写映画化したファミリーコメディ。

空想が大好きでおてんばな女の子ラモーナは、しっかり者の姉ビーザスとパパとママと妹、そして飼い猫のピッキー・ピッキーと暮らしている。ある日、パパが職を失うという大事件が起こり、引っ越しをすることに。今の家が大好きで、またビーザスには片思いの男の子がいることを知ったラモーナは、引っ越しを食い止めるべくパパにぴったりの仕事探しを始めるのだが……。(公式サイトより)



『グレッグのおきて』に続き、またしても『マルモのおきて』に便乗する、
パクリ邦題が付けられてしまった可哀そうな本作。
『グレッグのおきて』とは違い、全く「おきて」的な内容は含んでないのですが、
同日に同配給会社(20世紀フォックス)からリリースされたということで、
この2作品はあたかも関連作であるかのような売り方がされています。

しかしもちろん、全くの別作品です。
本作の原題は『Ramona and Beezus』で、『ビーザスといたずらラモーナ』という邦題で
日本で発刊されている児童小説が原作の作品です。
一方、『グレッグのおきて』は原題が『Diary of a Wimpy Kid: Rodrick Rules』、
原作『グレッグのダメ日記』シリーズの映画化第二弾です。
当然この2作品の間には全く関連性はありません。

…と言いたいところですが、同じ映画会社が製作してるんだから全くというのは言い過ぎ。
おそらくは映画『グレッグのダメ日記』の大成功により、
似たような児童小説の映画化として、本作に白羽の矢が立ち、映画化されたのでしょう。
だから内容も似たようなところが多いです。
例えば主人公の家族構成。
グレッグは3人兄弟の真ん中だけど、ラモーナも3人姉妹の真ん中という設定。
どちらも上(兄姉)は高校生で、下(弟妹)は赤ちゃんで、とても立場が似てます。
本作は『グレッグのダメ日記』の女の子版として作られたと言い切ってもいいでしょう。

しかし、ハリウッドの子ども映画は、昔から男児向けのものが多く、
それもそのはずで女児向けの映画はヒットした試しが少ないのです。
本作も例外ではなく、全米No.1の大ヒットした『グレッグのおきて』に比べ、
本作は初登場6位、約半分程度の最終興行成績になっており、
かなり物足りない成績と言えるでしょう。
この年代の子どもは女の子より男の方がアホなので、コメディの主人公には向いてます。
というか、いつまでたっても男の方がアホで情けないので、
映画の主人公は男の方が向いているんだと思います。
チック・フリック(女性向け映画)でも男が主人公のものも多いですしね。

でもそれはあくまで相対的な傾向であり、本作が面白くないわけではないです。
女の子には女の子のよさがあり、女の子ならではの展開は興味深いです。
ラモーナ3姉妹はグレッグ3兄弟より平均2歳ほど若いけど、
女の子だけあって、こちらの方がおませな印象を受けます。
ロマンスにも力が注がれていたり、ストーリーも幾分大人っぽいです。
パパ(ジョン・コーベット)が急に失業してしまい、
ラモーナ(ジョーイ・キング)が家族のために何とかお金を稼ごうと奮闘するという話で、
さすがは女の子、自分のことしか考えない男のグレッグとはえらい違いです。
しかし所詮は(ちょっとオッチョコチョイな)9歳の女の子ラモーナ。
子どもの浅知恵では失敗ばかりで、なかなかお金は稼げず…、というストーリーです。

それにしても、なんてラモーナの可愛らしいこと…。
まさに天真爛漫って感じで、観ているだけで癒されます。
グレッグが失敗すると「コイツ、アホだな」って思うけど、
ラモーナが失敗すると、なんともいえない愛おしさがあります。
しかも、ハリウッドの子役はみんな演技が上手く、
ちゃんと子どもらしい演技ができるのがすごいですよね。

原題の『Ramona and Beezus』のビーザスとは、ラモーナのお姉ちゃんの名前。
タイトルからビーザス(セレーナ・ゴメス)はラモーナとW主演のようですが、
本作では2人の絡みはそれほど多くはなく、やはりラモーナがメインです。
でももともと本作の原作『ビーザスといたずらラモーナ』は、
『がんばれヘンリーくん』シリーズからビーザスがスピンオフした作品で、
ビーザス視点から困った妹ラモーナとの交流を描いた内容だったということです。
やっぱり本作では『グレッグのダメ日記』の女の子版ってことで、
ラモーナの方がクローズアップされたってことかな?
ちなみに3姉妹の末っ子の名前はロバータです。

ビーザスよりも、ビー叔母さんとラモーナの絡みの方が多いかな。
ビー叔母さん(ジニファー・グッドウィン)が、
学生時代の元カレ(ジョシュ・デュアメル)とヨリを戻すという、
ロマコメ的なシーンも多いので、母子で楽しめる作品にもなっていると思います。
お姉ちゃんビーザスの幼馴染との恋模様も少し描かれます。
ラモーナと隣の男の子ハウイー(ジェイソン・スペヴァック)は
まだ仲のいい友達関係って感じかな?

本作はちょっと成績が思わしくなかったため、続編製作は厳しそうかな?
『がんばれヘンリーくん』シリーズには、ラモーナがメインの話がまだまだあるし、
本作も出来は悪くなかったので、続編があってもいいと思いますが…。
でもペットのネコ、ピッキーピッキーの急展開を観た感じでは、
あまり続編は意識してない、単発として作っているような気はします。
子役の成長は早いので、その姿勢の方がいいですけどね。

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