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CA$H

今日は映画館行く予定でしたが、体調が悪かったので家でDVD見てました。
ボクが好んで見るDVDは、ビデオスルーになった映画のDVDです。
観たい映画は劇場公開中に観て満足してしまうので、
劇場公開済みの映画のDVDはそれほど見たいとは思いません。
(※念のため、ビデオスルーとは日本での劇場公開が見送られた洋画のことです。)

でもビデオスルーになるくらいの映画というのは、
基本的に人気がないからビデオスルーになるのであって、
あまり宣伝されないし、あまりリリース情報が掲載されていないんですよね。
だからビデオスルー作品の情報集めるのはちょっと手間です。
少し前までは、HMVのサイト内の「日本未公開洋画特集」がとても役に立ったのですが、
なぜか7月から更新されていないようで…。
う~ん、やはりビデオスルーのリリース情報は需要がないのかなぁ?
今はDVDのリリースカレンダーを隅々までチェックして、リリース情報を探しています。

今日チェックしたら『ブルー 初めての空へ』のリリース日が12月14日に決まってました。
土壇場で劇場公開が流れた作品ですが、早めにビデオスルーになってよかったです。
日本で劇場公開されなかったとはいえ、全米初登場No.1作品です。
そういえば今週も、全米No.1作品の『グレッグのおきて』がリリースされます。
どうぞ、お見逃しなく。

ということで、今日はビデオスルー作品の感想です。

クリス・ヘムズワース CA$H

2011年10月5日リリース。
『マイティ・ソー』のクリス・ヘムズワース主演によるクライムサスペンス。

ローンの返済に追われるサムとレスリー夫婦は、ある日60万ドルが入ったスーツケースを手にする。ふたりは有頂天になるが、パイクという不気味な悪党に脅迫されるようになり…。 (キネマ旬報より)



アメリカでもそれほど注目されず、日本でも当然劇場公開されなかった本作。
クリス・ヘムワーズ主演の超大作『マイティ・ソー』に便乗しなければ、
おそらくビデオリリースもままならなかったと思われる作品ですが、
見てみるとなかなか面白い映画でした。
アメリカでは『マイティ・ソー』より前に公開されていたので注目されなかったけど、
もし公開順が逆ならそれなりに評価されたであろうと思われます。

もちろんボクも『マイティ・ソー』が好きなので、
クリス・ヘムズワースの主演作として本作に興味を持ちました。
日本リリース時には彼の名前を冠するタイトルが付けられてるし、
当然彼が主演だと思って当然ですが、実際は彼の敵役であるショーン・ビーンが主演。
ちょっとショーン・ビーンでは引きが弱いかもしれないので、
旬なクリス・ヘムズワースの方を冠したのでしょう。
ちょっとあざといけど、そのお蔭で本作に出会えたのでまぁよかったかな?

悪党リース(ショーン・ビーン)は、シカゴで約60万ドルを盗み、
警察とカーチェイスとなるが、その途中でリースは警察の目を盗み、
金の入ったトランクを車窓から投げ、たまたま通りかかった男に拾わせます。
その男がクリス・ヘムズワース演じるサム。
彼はトランクの中身が金だとわかると、妻レスリーと共にいくらか使ってしまいます。
リースは警察に捕まるが、獄中から兄弟パイク(ショーン・ビーン一人二役)を呼び、
パイクに金を拾った男を探し出して、金を回収するように要請する、…という話。

このパイクがなかなかユニークな悪党で、行動は断端不敵な割に金にはやたら細かく、
どんな大金でも端数の1セントまで拘り続ける男です。
彼は大金を手にした男がまず新車を買うであろうことを予想し、
自動車局に忍び込み、最近キャッシュで新車を買った客の情報を盗み出し、
該当する客の家を一軒一軒まわり、ついにはサムにたどり着きます。
サムはパイクから金を返せと脅迫されるが、彼も拾得物横領した手前、
警察にも相談できず、素直にパイクに従い、残っている約55万ドルを返します。
もともと盗んだ金だし、約55万ドルも返ってくれば充分だろって感じですが、
1セントも妥協できないパイクは全額62万5731ドル全額返せと要求します。
そしてサムが全額返済するまで、パイクは彼ら夫婦の家に居座ることに…。

サムは新車購入や住宅ローン返済で、すでに7万8298ドル使ってしまっています。
もともとの約62万ドルに比べたら微々たるものですが、
失業中の彼には到底返すことができない金額で…。
せっかくの新車を手放したり、家を担保に融資を受けるが、それでもわずかに足りず、
約1万数千ドルの負債が残ってしまいます。
サムのケツの毛までむしり取ったパイクだが、決して妥協しない彼は、
残り返済させるためにコンビニ強盗で稼がせます。
たかが1万数千ドルのためにそこまで危険を冒さなきゃならなくなるサムも気の毒だけど、
すでにほぼ満額回収しておきながら、残りを回収するためにコンビニ強盗に同行し、
共犯になることも厭わないパイクの異常性が面白いです。
(もちろん札だけでなく、小銭まで強奪させます。)
しかもコンビニ強盗で稼いだ金は全額返済に充て、パイク自身は分け前を要求しません。
このことからも、パイクは単なる守銭奴ではなく、完全にクレイジー野郎です。

しかしコンビニ強盗なんかしても、一店舗当たりせいぜい500ドル程度の稼ぎ。
一気に返済するために、ついには銀行強盗に踏み切り…。
ここでもパイクは率先してストッキングを被り、先頭で銀行に突入します。
あとたったの数千ドルなのに、めちゃめちゃリスクの高い銀行強盗をするなんて、
アホというか、異常すぎて怖いですね。
もうパイクだけじゃなくて、サムも怖いです。

金に細かいだけでなく、言動の端々に異常性を感じるパイク。
映画界広しと言えども、これほどユニークなタイプの悪党はなかなか見れないので、
一見の価値がある、オススメの作品です。

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