ブログデンティティー

blog-dentity since 2013

チョコレート・ソルジャー

タイは洪水で大変なことになってるみたいですね。
バンコクまで水没して、日本の国土に匹敵する面積で被害が出てるとか…。
タイは比較的親日国だし、ボク自身も親しみを感じているので、なんだか気になります。
日本政府の支援はもちろん、日本企業がけっこう多額の義捐金を贈っているようです。
(かなりの日本企業が進出しているらしいですね。)
北朝鮮、韓国、中国、ロシアなど近隣の東アジアは鼻持ちならない国ばかりだけど、
タイ、インドネシア、マレーシア、カンボジア、シンガポール、ミャンマーなど、
東南アジアは親日国が多いので、大切にして、いい国際関係が作れるといいと思います。

ということで、今日はタイ映画の感想です。
日本では残念ながらビデオスルーになりましたが、文化交流のためにも、
反日国の映画なんて上映する暇があったら、タイ映画をもっと上映すべきです。

チョコレート・ソルジャー RAGING PHOENIX
Raging Phoenix

2011年10月7日リリース。
『チョコレート・ファイター』のジージャー主演の格闘アクション映画

男に浮気されヤケ酒をあおっていたデュー(“ジージャー”ヤーニン・ウィサミタナン)は、女性ばかりを狙う誘拐組織「ジャガー団」に目を付けられる。しかし、誘拐されそうになったデューを救い出してくれた1人の男がいた。彼はHIP HOPダンスと酔拳を融合させた「泥酔拳」を駆使して、仲間と一緒に誘拐組織を追いかけるサニム(カズ・パトリック・タン)だった。サニムと仲間たちは大切な女性をそれぞれジャガー団に誘拐されてしまい、復讐と救出計画を企てている者たちだったのだ。「泥酔拳」を学んだデューは、囮となってジャガー団のアジトに潜り込むのだが…。



『マッハ!!!!!!!!』のプラッチャヤー・ピンゲーオ監督により、
日本で2009年に公開されたガールズアクション映画『チョコレート・ファイター』は、
かわいらしい女の子が超危険なアクションシーンをこなすマーシャルアーツ映画で、
ボクは『マッハ!!!!!!!!』以上の衝撃を受け、感動しました。
その作品で、そのかわいらしい女の子ジージャー・ヤーニンが大好きになり、
次回出演作を心待ちにしていましたが、一向に音沙汰がなく…。
そして、あの衝撃から2年以上たった今月、ビデオスルーではありますが、
ついに彼女の2作目がお目見えとなりました。
本国タイでは2年前に公開されていたみたいです。
ずいぶん日本上陸に時間がかかりましたね…。

タイトルが一部踏襲されてるけど、便宜上わかりやすいように付けただけの邦題で、
もちろん『チョコレート・ファイター』(以下前作)と本作は関係ないです。
前作では、おぼこい感じの美少女だったジージャーですが、
本作ではかなり成長した、というか年相応になった印象です。
正直、前作のジージャーの方がかわいかったと思えて、若干ショックでした。
外見よりも役柄の印象なのかな。
本作のジージャーはやさぐれ気味の若い女性って感じですが、
前作ではピュアな女の子って感じだったので、ギャップがあるんですよね。
だから、ドラマシーンでは「なんか期待と違うなぁ」って思えてしまうんですが、
いざアクションシーンになると、途端に魅力的に輝きだすので、
「あぁ、やっぱりジージャーはいいなぁ」って思えます。
本作はムエタイ版酔拳といった感じの泥酔拳(メイライユット)という格闘技で戦うので、
おぼこい女の子では様にならないしね。

女性を狙った誘拐グループ「ジャガー団」に拉致されかけたデュー(ジージャー)は、
間一髪のところで泥酔拳を使う若者サニム(カズ・パトリック・タン)に救われます。
サニムは4年前に婚約者をジャガー団に拉致されており、
仲間のピッグ、ドッグ、ブルとともにジャガー団に復讐することを計画しています。
その仲間に加わることになったデューは、サニムから泥酔拳を鍛えられるが…、という話。

サニムから教わる泥酔拳とは、本作オリジナルのマーシャルアーツで、
ヒップホップダンスを取り入れた格闘技を酒を飲みながらするというもの。
サニムの仲間はみんな泥酔拳の使い手ですが、みんな微妙にスタイルが違うんですよね。
ピッグとドッグの役者は、おそらく本職のヒップホップのダンサーで、
彼らはヒップホップらしい動きの(カポエラっぽい)マーシャルアーツを使うけど、
彼らから泥酔拳を伝授されたサムニはどちらかといえばパルクールっぽい身のこなしで、
あまりヒップホップらしさはありません。
さらにその弟子となるデューは、シーンによってスタイルが全く変わります。
泥酔拳は本作オリジナルということもあって、全然体系化されてないんでしょうね。
いろんな格闘技を取り入れるのがタイのアクション映画の楽しみのひとつでもあるけど、
せっかくの設定なので、もっと泥酔拳を掘り下げてもよかったかな?

物語の中盤、泥酔拳をマスターし、敵のところへ単身乗り込むデュー。
この時デューが使うのは、中国拳法の酔拳スタイルの泥酔拳。
酒に酔ってコミカルな動きで敵を倒していくジージャーが超かわいいです。
こんなかわいいジージャーもいいけど、やはり一番はクライマックスの彼女。
ジャガー団の2人の幹部やゴリラみたいな女ボスと一騎打ちになるのですが、
この時に使う格闘技は、トニー・ジャーのような古式ムエタイ。
タイの若手アクション俳優は、見た目が派手なカポエラやテコンドーを使う人が多いけど、
やっぱりタイ映画で見たいのはムエタイですよ。それも古式ムエタイ。
カポエラやテコンドーは基本的に格闘技ですらないですからね。
実践的な戦闘術である古式ムエタイとはインパクトが違います。
アクロバティックさとかはあまりないけど、殴られたら超痛そうです。

そんな古式ムエタイでテコンドー使いのジャガー・ボンベイ、
カンフー(酔拳)使いのジャガー・トウキョウ(日本人って設定?)、
女ボスのレスラー、ジャガー・ロンドンを連続ノックアウト。
このあたりのジージャーは超かっこいい!
古式ムエタイがこれだけ様になってるアクション俳優はそうそういないでしょうが、
こんな若い女優となるとおそらく彼女以外には存在しないでしょうね。
トニー・ジャーの様式美にはまだまだ及ばないし、一撃必殺感も薄いけど、
軽量級の女性が使うことで、古式ムエタイがより実践的に描けています。
ただストーリーの展開上、誰からそんなの習ったんだって感じだし、
クライマックスではお酒も飲んでないし、泥酔拳はどうしたの?って感じですが…。

というより、泥酔拳は飲めば飲むほど強くなる酔拳とは違い、
心の痛みを強さに変えるというメンタル面の教えで、別にお酒は関係ないみたいです。
おそらくヒップホップのステップが、千鳥足っぽく見えることから、
なんとなく思いついた設定でしょうね。
そのほかにも本作は無理やり作ったような変な設定が多いです。
一番ぶっ飛んでるのは、「ジャガー団」が女性を誘拐する理由でしょう。
身代金や売春、人身売買が目的じゃありません。
あえてここでは書きませんが、ぜひ見て笑ってください。
このぶっ飛んだ設定も、ジージャー演じるデューが、金持ちなわけでもなく、
セクシーなわけでもなく、誘拐されそうにないキャラだから、
なんとか彼女が誘拐の標的にされる理由をこじつけようとした結果でしょうね。
まぁマーシャルアーツ映画はアクションが売りだから、細かい設定はどうでもいいです。
序盤に改造ジャンピングシューズ軍団なんて、意味はわかんないけど面白かったし。

さて、そんなかっこかわいいアクション女優ジージャーですが、
タイでは3作目『ジャッカレン』がすでに公開され、
4作目の韓国との合作『THE KICK』が公開待機中とのこと。
本作がビデオスルーでは、それらが日本で公開になるかは微妙ですね…。
しかしそれ以降の、ついにトニー・ジャーと共演となる『トム・ヤム・クン2』や、
日本公開された前作の続編『チョコレート・ファイター2』は、
劇場で公開される可能性もあると思います。
てか、もうジージャーをハリウッド・デビューさせちゃえばいいよ。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://blrpn.blog.fc2.com/tb.php/620-e87e888e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad