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ファースト・スクワッド

シルバーウィーク初め頃に今月分の遊興費を使い切ってしまい、
ここ1週間ほどは映画を観に行くこともできませんでした。
観たい映画はたくさん公開されているのですが、とりあえず来月に持ち越しで、
今週は安いレンタルDVDを見て過ごしていました。
最近気になるDVDは、アメリカのドラマ『THE PACIFIC / ザ・パシフィック』です。
第二次世界大戦(太平洋戦争)での米海兵隊員たちの日本兵との戦いを描いた連ドラで、
映画並みの予算をかけ、徹底的にリアリティを追求した作品ということらしく、
ヒロイックではない戦争ドラマとして、興味深い作品です。

…といっても、まだ見たわけじゃないです。
海外ドラマは興味があるんですが、連ドラはどうしても長いので、
いざ見はじめるにはけっこうな覚悟が要りますよね。
時間が有り余っていた学生時代はけっこう見たんですが、ここ数年は見れてません。
特に「シーズン○」とか付いているドラマは、どんなに面白そうでも無視します。
その点では『THE PACIFIC』は全10話で完結しており比較的手に取りやすい感じです。
でも「540分の映画を観るようなものだ」と思うと、やはり躊躇しちゃいます。
こうして二の足踏んでるうちに地上波で放送してくれないかな?

ということで、今日は第二次世界大戦を舞台にしたレンタルDVDの感想です。
1時間半にも満たないアニメ映画で、躊躇なく見れます。

ファースト・スクワッド

2011年9月28日リリース。
『アニマトリックス』のSTUDIO4℃によるロシア発の本格派戦争アクション・アニメ。

1942年。第二次世界大戦下のソ連。驚異の超能力を持つ14歳の少女ナージャは、ソ連軍情報部第6課第1分隊(ファースト・スクワッド)に所属。ドイツ軍との交戦の末、分隊の中で奇跡的に唯一生き残った彼女に特別任務が与えられる。その任務とは、世界征服を成し遂げるためにドイツ軍によって召喚されたヴォルフ男爵と騎士団の悪霊を倒すために、命を落としたファースト・スクワッドの同志たちを死後の世界から連れ戻すというものだった。ソ連軍とドイツ軍。激戦が繰り広げられ、一進一退の攻防が続く。その損害は甚大だが両軍が目指すものはただ1つ。勝利だ。いかなる犠牲を払っても…(公式サイトより)



日本のアニメーション制作会社STUDIO4℃が制作したロシアのアニメーション映画。
といっても、ロシアでも劇場公開はされてないようなので、映画じゃなくてOVAかな?
ボクはアニメ映画はまあまあ見るけど、STUDIO4℃のアニメは初めて見ます。
けっこう有名なアニメスタジオらしいですね。
国内よりもむしろ海外で評価が高いようで、その辺の関係で、
ロシアのアニメを手掛けることになったのでしょう。
ロシアのアニメってのも『チェブラーシカ』くらいしか見たことないから、
どんなものかと思ったけど、本作に限っていえば、日本のアニメと変わらないですね。
日本製だから当然かな。
違うところといえば、言語がロシア語なくらいでしょうか。
主要登場人物がロシア人なのでロシア語を話すのは当然ですが、
登場するドイツ人もロシア語なので、本当にロシア国内に向けに作られたと実感します。
音声選択では、なぜか英語も選べましたが、せっかくなのでロシア語で見ました。
絵は日本風なアニメですが、ロシア語が乗ってもそれほど違和感はないですね。

舞台は第二次世界大戦下でナチスドイツ軍に抗戦中のソ連。
ドイツ軍・ナチ親衛隊傘下のオカルト機関「アーネンエルベ」は、
700年前にロシアに侵攻し死神と恐れられたヴォルフ男爵と
その騎士団の悪霊を蘇らせることに成功。
それに対抗し、ソ連軍は半年前に戦死した情報部第6課「第一分隊」を蘇らせようと、
「第一分隊」唯一の生き残り超能力少女ナージャを死後の世界に送り込む、…という話。

史実である第二次世界大戦を舞台にしながらも、
その水面下で両軍のオカルト研究機関が暗躍し、戦況を握っていたという設定は、
なかなかおもしろいですね。
しかもナチスの研究機関「アーネンエルベ」ってのは実在していたみたいで、
オカルト(超能力や魔法)を軍事利用してたってのはあながち作り話とは言い切れません。
銃火器で武装したソ連軍を潰すのに、中世の騎士団を蘇らすってのもおもしろいし、
そんなゾンビ騎士団に対して、ソ連も死人を蘇らせて対抗するというのもおもしろいです。

でもソ連側が蘇らせた部隊「第一分隊」ですが、
ソ連のオカルト研究機関、ソ連情報部第6課の所属で、
生前は少年少女による超能力部隊だったのに、
蘇ったと思ったら銃火器で武装した普通の一分隊って感じで、
それなら別に、こんな子どもばかりの分隊を蘇らす必要あったのか?って感じです。
ただ、この分隊を蘇らせた少女ナージャは、戦闘に超能力は使用しないものの、
銃火器も使用せず、なんと日本刀で戦います。
中世の騎士対日本刀少女のバトルはなかなか興味深い趣向です。
しかも鞘に付いたかわいいクマのストラップは日本のポップカルチャー的で、
ロシアのアニメでありながら日本のアピールもされていてよかったです。
海外向け作品で日本の文化を紹介していくのはいいことだと思います。

設定はなかなかおもしろい作品でしたが、前半の展開がちょっと遅く重い感じがします。
前半のんびりしすぎたお蔭で、後半は駆け足となり、アクションも思ったより少なめ。
ナージャが日本刀で活躍するところや、騎士団対銃火器の戦争シーンが、
もっと見たかった気がします。
ナージャを助けた謎の老人の素性や、ナチの双子女性工作員の決着も描かれず、
続編への含みを持たせて終わってしまうのも中途半端な印象。
ホントに続編があればいいけど、本作がロシアでは2009年にリリースされたとすると、
もう2年も音沙汰がないことになり、続編の実現は難しそうです。

余談ですが、本作は日本のアニメスタジオが制作しているので、
当然エンドロールには日本人の名前が多いです。
昨今の日本で放送している日本のアニメの中には、
エンドロールに大陸のアニメーターの名前ばかりのものがあるじゃないですか。
あんなのを見ると「これって日本のアニメっていえるのかよ?」と思ってしまうので、
ロシア発の本作の方が、よっぽど日本のアニメって感じがします。
大陸のアニメーターの方が安いのかもしれないけど、
日本人アニメーターの育成や、技術流出の懸念を感じずにはいられません。
今となってはアニメや漫画は日本が世界で勝負できる数少ない産業なので、
もっと大切に扱ってほしいです。

コメント

共感出来る!

僕も何回か見ましたけど、自己的な感想は。『文句無しの面白すぎ!』って感じですね♪はい、凄く共感できます!

  • 2017/07/11(火) 20:35:37 |
  • URL |
  • 神崎冷菜 #.Wsec4g2
  • [ 編集 ]

Re: 共感出来る!

ありがとうございます。
佳作なので洋アニメだからと毛嫌いせず、ちゃんと劇場公開していれば
シリーズ化など更なる展開もあったかもしれないと思うと残念です。

  • 2017/07/13(木) 20:59:16 |
  • URL |
  • BLRPN #-
  • [ 編集 ]

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