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ザ・キング・オブ・ファイターズ

また格闘ゲーム『MARVEL VS. CAPCOM 3』を始めました。
しばらくやってなかったのですが11月にアップグレード版
『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』が発売されると聞いたので、
予習がてらもう一度やり始めたところ、妙にハマってしまい、
毎日のように1~2時間遊んでいます。

カプコンのゲームの人気キャラとマーベル・コミックのヒーロー(ヴィラン)たちが
夢の競演をする格闘ゲームですが、ボクはマーベルのキャラしか使いません。
特にマーベル映画が好きなので、アイアンマンやスパイダーマンなど、
映画に登場するキャラをよく使っています。
今は主演作が公開されたのも記憶に新しいマイティ・ソーがお気に入りなんですが、
コイツはいくら練習しても強くなれず、なんか悲しいです。
3on3のチーム制なので、ビッグ3(アイアンマン、キャップ、ソー)を組ませて
戦うのが好きなんですが、ソーが弱すぎるので、本気の時はハルクを入れます。
是非『UMVC3』ではソーの上方修正をお願いしたいところです。

といことで、今日は3on3の格闘ゲームの実写映画化作品の感想です。
映画からゲームだと楽しいのに、ゲームから映画だと…。

ザ・キング・オブ・ファイターズ

2011年9月2日リリース。
人気格闘ゲーム『THE KING OF FIGHTERS(KOF)』を映画化したサバイバル・アクション。

ルガール(レイ・パーク)は、以前格闘技のトーナメント大会で出場禁止になったことをずっと根に持っていた。ある日、美しさと実力を兼ね備えたファイターの不知火(マギー・Q)は、八神一族の八神(ウィル・ユン・リー)と出会う。彼らは共にルガールに霊力を与え続けている悪霊「オロチ」を退治するため、草薙剣(くさなぎのつるぎ)を探すことになる。(シネマトゥデイより)



日本の格闘ゲーム『ザ・キング・オブ・ファイターズ(KOF)』シリーズを、
ハリウッドで実写映画化したのが本作です。
アメリカでも当初劇場公開するつもりのようでしたが、
賢明な判断により劇場公開は見送られ、ビデオ発売のみとなりました。
日本では劇場公開されたようですが、すぐにビデオも発売になったため、
ビデオのお披露目としての限定的に劇場公開したようなものです。
東京と名古屋でしか公開されず、しかも日本語吹替え版でのみ上映だったので、
ボクも劇場で観るのは諦め、DVDで鑑賞しました。
劇場公開が見送られる作品だから、その内容は推して知れると思いますが、
まさに予想通りの完成度。
千数百円払って劇場で観てたらブチギレしてたと思いますが、
レンタルで数百円ほどで観る分には、それなりに楽しめると思います。
ただし、ブチギレられるのも楽しめるのも原作のゲーム『KOF』を知っている人だけです。
それ以外の人が観たら、何の引っ掛かりもない退屈な作品なので気を付けてください。

格闘ゲーム『KOF』シリーズはナンバリングタイトルだけでも13作を数える長寿ゲーム。
第一作目『KOF'94』は格ゲー・ブームだった当時、特に人気のあったSNKの2大タイトル、
『餓狼伝説』と『龍虎の拳』のクロスオーバー作品ということで話題になりました。
『龍虎の拳』が大好きだったボクもハマりにハマって、毎日のようにゲーセンに通い、
第五作目『KOF'98』には数万円つぎ込んだ気がします。
ただそこがピークだったようで、第六作目『KOF'99』からの大幅な内容変更と、
コンシューマゲーム機の進化によるアーケードゲーム・ブームの終焉により、
『KOF』シリーズの人気も陰りはじめ、ボクもすっかり引退しました。

…という経緯もあり、「今更実写映画化して需要あるのか?」と思ったし、
それ以前に「ずいぶんブランクがあるから内容についていけるのか?」と心配でしたが、
予想通り需要はなく劇場公開されなかったものの、
内容は『KOF'98』以前、いわゆる「オロチ編」が基になっているので、
問題なくついていくことができました。
今更「オロチ編」を映画化するということは、やはり初期の頃の方が人気だったわけで、
『KOF'99』の大幅な内容変更は失敗だったんだろうなと思います。

一応「オロチ編」を基にしているとは書きましたが、
内容は原作ゲームを踏襲しているところを挙げるのが困難なほど改変されてます。
原作ゲームからキャラクターの名前だけ借りて、全く新しい物語を作っています。
主人公は、「オロチ編」の主人公だった草薙京を差し置き、なぜか不知火舞。
舞を演じるのは人気急上昇のアジア系アクション女優、マギー・Qです。
日本的なキャラである舞に、このキャスティングは違和感はありますが、
おそらくマギー・Qありきで、彼女が演じれそうなキャラを選んだら舞だったのでしょう。
なので国籍的な違和感よりも、むしろ設定的な違和感の方が強いです。

舞は『KOF』よりも『餓狼伝説』のキャラであり、「オロチ編」とは関係の薄いキャラ。
それを無理にねじ込んで、ましてや主人公にしたため、設定変更が著しすぎます。
舞はFBI捜査官という設定で、上司は『餓狼伝説』の主人公テリー・ボガード。
テリーはゲームではハンサムなアメリカ人ですが、本作ではただのメタボなオッサンです。
舞の恋人はアンディではなく八神庵。韓国系俳優ウィル・ユン・リーが演じます。
ゲームの舞はセクシーな和服を着た"くの一"ですが、その要素は完全に排除され、
容姿も技も設定も原作の面影はありません。
ニーソとガーターがセクシーですが、これはもはや舞といえる代物ではないです。
(ストーリー上、神楽ちづるを主役にした方が無理がなかったと思います。)

『KOF』の主人公級キャラ、草薙京(ショーン・ファリス)は白人のバイク修理工で、
炎なんてもちろん使えず、日本刀(草薙剣)を手に戦います。
中国系女優が演じる神楽ちづる(フランソワーズ・イップ)はオバサン。
ボスであるレイ・パーク演じるルガールは、コスプレ大好きなひょうきんもの。
ホッケーのスティックやバットで戦い、申し訳程度に右目がオメガ化してます。
そのルガールの手下であるマチュアとバイスはレズ関係という設定。
ボンテージ風のコスチュームですが、本作の中では再現度が高い方です。
まぁゲームキャラの完全な再現なんてどう考えても無理なんだから、
いっそのこと全部オリジナルキャラにすればいいのに…。
ゲームの実写映画化で唯一成功した『バイオハザード』は、
主人公がオリジナルキャラにしたのが、成功の決め手だったんだと思います。

世界観としては、三種の神器の力で、異次元の扉を開くことができ、
それを利用して異次元で格闘の大会を開いているという設定。
参加者にはイヤホンが配られ、それを付けることで異次元にワープ、
他の参加者と戦えるというもの。
異次元、いわゆるバーチャル世界で戦うというのは、
リアリティのない必殺技が使われる格ゲーを実写映画化するにあたっては、
いいアイディアだったと思います。
ですが本作は異次元での戦いも基本は蹴る殴る…。
舞の龍炎舞や京の闇払いのようなエフェクトを必要とする技はほとんど使われません。
たぶんVFXにお金をかけられなかったんだと思います。
せっかくの異次元といういいアイディアなのに勿体ないです。
それどころか、こんなアナログなアクションなら、
サイバーパンクな世界観は違和感にしかならないと思いました。

要はなにもかも原作ゲームと違うのですが、ここまで違うと逆に清々しく、
『デッド・オア・アライブ』や『ザ・レジェンド・オブ・チュンリー』のような、
下手に原作ゲームを踏襲した中途半端な実写映画化よりはよかったです。
完全な格闘ゲームの映画化作品を観たいなら、
現在公開中の『鉄拳 ブラッド・ベンジェンス』がいいですね。
日本で製作されたCGIアニメーションなので、イメージが違うなんてことはないはずです。
実写版の『TEKKEN 鉄拳』も意外と悪くなかったけど…。

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