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エクソシズム

毎日暑い日が続きます。
微力ながら節電のためにクーラー使用を控えめにしてますが、
その分シャワーを浴びる回数が増えて、水道光熱費は上がってる気がします。
電気料金も上がるみたいだし、節電に貢献する恩恵はないんでしょうね。

暑い日はホラー映画で涼を得ることができたらいいんですが、
そんなに怖いホラー映画なんてなかなかないですよね。
内容はともかく映画館なら冷房が効いてるので涼めるんですが、
自宅でホラー映画のDVD見てても全然涼しくなりません。

ということで、今日はDVDで鑑賞したホラー映画の感想です。

エクソシズム

2011年6月25日日本公開。
スペイン産のシチュエーション・スリラー。

白目をむいて倒れてしまった15歳の少女エマ(ソフィー・ヴァヴァスール)。症状が悪化するエマに対し、神父である叔父のクリス(スティーヴン・ビリントン)は悪魔ばらいを提案。クリスはその様子をビデオに撮影する。実は、クリスは過去に悪魔ばらいに失敗し、世間から非難を浴びていたのだった。悪魔ばらいの撮影には、汚名を晴らすもくろみもあったのだが……。(シネマトゥデイより)



ホラー映画といえば日本映画かハリウッド映画のものを鑑賞することが多いですが、
近年、かなり面白いホラーを作っていると思うのがスペイン映画です。
傾向としてはハリウッドの典型的なホラーと踏襲するようなものが多いんですが、
予想のちょっと斜め上を行く展開が魅力です。
そんなスパニッシュ・ホラーの筆頭が『REC/レック』シリーズですが、
それを仕掛けたプロデューサーが新たに仕掛けたホラー映画が本作です。
本作もスパニッシュ・ホラーらしく、一見典型的な悪魔祓いもので、
中盤までは冗長感すら感じてしまう内容ですが、終盤で予想外のどんでん返しあり、
神父対悪魔のよくある悪魔祓いものの枠に収まらない面白い作品です。

※以下、ネタバレしてます。

ある日、15歳の少女エマ(ソフィー・ヴァヴァスール)に悪魔が憑りつき、
彼女の家族は、叔父さんにあたる神父クリス(スティーヴン・ビリントン)に、
悪魔祓いを依頼する。
姪や親戚家族のためにと悪魔祓いの依頼を受けたクリス神父だが、
彼は悪魔の力を顕在化させ、それを撮影することで悪魔の存在を証明するために、
逆に悪魔が力を増強するのに手助けしていた、…というオチです。
神に仕え悪魔と対峙する神父が、実は悪魔以上の悪魔的な野郎だったということが、
本作のどんでん返しで、興味深いところです。

たしかにこの神父の行動は始めから不可解でした。
悪魔祓いをしてもあまり効果はなさそうだし、
悪魔に操られているエマに対する管理もズサンで、
彼女の周りもどんどん悲惨な状況になっていきます。
普通に考えれば、「この神父、なんか怪しいな?」と思うはずなんですが、
「エマが悪魔に憑りつかれた理由」など、別の問題に注目が集まるようにミスリードし、
なかなかオチが悟られにくいようにカモフラージュされたうまい脚本で、
神父の怪しい落ち度も、単なる「出来の悪い神父」程度にしか感じません。
まさかあんなに狡猾な諸悪の根源だったとは…。

最後のオチには感心したものの、それをどんでん返しにするために、
あえてネタバラシまでは普通の悪魔祓いものの体裁をとっているのですが、
そこがあまりに既視感あふれる典型的なものなため、
鑑賞時間のほとんどはかなり退屈な時間でした。
単なる悪魔祓いものだと誤認させるための演出だったのでしょうが、
もうちょっと怖いシーンでもあれば退屈せずに済んだかも…。
『クリープショー』的な生理的に気持ち悪いシーンはあるんだけど、
ホラーとしてはちょっと不気味さに欠けるかな?

あと、悪魔のせいでエマの弟が死んでしまう展開はよくないと思います。
ハリウッドのホラーでは幼い子どもはまず死なないので、
スパニッシュ・ホラーらしい展開だと思いますが、
そういう倫理的な問題でよくないと思ったのではなく、
かわいがっていた弟が死ぬなんて展開があったら、
どう転んでもハッピーエンドになんてならないと悟れてしまうじゃないですか。
しかもけっこう早い段階でその展開になるので、それ以降の物語に興味が薄れます。
弟は一番最後の犠牲者にするか、死なさないで大怪我で入院ぐらいにしてほしかったです。

それにしても、「悪魔の存在を証明しようとする神父」というのは面白いですね。
悪魔に対峙するものとして神が必要なわけで、
教会が権威を持つためには悪魔の存在は必要悪ということです。
だから教会も悪魔の存在を肯定するし、敵対いているようで実は表裏一体。
ボクはキリスト教をはじめ宗教には否定的ですが、
無神論者が神や悪魔がいないことを証明するのはそれこそ悪魔の証明なのでまず不可能。
ホントに存在するなら、エクソシストがちゃんと証明してみせてほしいです。

さて、今後のスパニッシュ・ホラー、というか『REC/レック』シリーズですが、
本国スペインで今秋『REC3 Génesis』、来秋『REC4 Apocalipsis』が公開予定で、
シリーズ完結するらしいです。
日本での公開が待ち遠しいですね。
悪魔祓いものとしては、全米大ヒットしたハリウッド映画『ラスト・エクソシズム』が、
10月8日に約一年遅れで日本でも公開になります。
さらに同じくモキュメンタリー悪魔系ホラーシリーズの
『パラノーマル・アクティビティ3』が、11月1日に公開されるようです。
どちらも楽しみですね。

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