ブログデンティティー

blog-dentity since 2013

ティンカー・ベルと妖精の家

ウチはブルーレイ(BD)を再生できる機器がプレステ3しかないので、
ビデオは専らDVDで見てます。
でも最近、近所のレンタルビデオ店でもBDが幅を利かせだして、
有名な作品だとDVDとBDが半々近くなっていることも…。
BDだけを入荷する、という事態にはまだなっていないものの、
相対的にDVDの入荷量は減っており、見たい映画がBDしか残ってないこともしばしば…。
近々ちゃんとしたBDプレイヤー、買わないといけなくなるかも…。

上半期のビデオ市場の調査報告によると、BDのシェアが躍進し、2割を超えています。
数字の上ではまだまだDVD優勢にも思えますが、ボクのよく見る洋画に限ると、
洋画DVDは前年比65%も落ち込んでいて焦ります。
しかしBDでも洋画だけ前年比を割っているので、BD移行によるものではなく、
単なる日本人の洋画離れによるものなのかもしれません。
洋画は落ち込みながらもジャンル別で3位をキープしていますが、
一番売上が高いジャンルは意外にもアニメなんだとか。
BDの総売り上げの6割弱はアニメの売上だってんだから驚きです。
アニメのビデオ買ってる人が周りにいないので、なんとも信じがたいですが、
購入者数はそれほどでもないけど、単価が高いってことなのかな?
洋画は逆に安くなってきているので、売上下がるのも仕方ないのかも。

ということで、今日は劇場公開されずBDやDVDでのみリリースされた作品の感想です。
これもジャンルで分けたら洋画ではなくアニメに入るのかな?

ティンカー・ベルと妖精の家
Tinker Bell and the Great Fairy Rescue

2011年8月3日リリース。
CGIアニメ『ティンカー・ベル』シリーズ第3弾。

それはティンカー・ベルが、初めて“夏”のメインランドを訪れた時のこと。妖精を心から信じる少女リジーが作った“妖精の家”を見つけたティンク。『妖精さん ようこそ』と書かれた札に喜んで中に入ったところを、リジーに見つかって捕えられてしまいます!忙しい父親に寂しさを抱いていたリジーにとって、ティンクとの出会いは夢のようでした。次第に心を通わせていくティンクとリジー。そんな中、仲間の妖精たちがティンクの救助にやってきますが、今度はヴィディアが捕まってしまい…。(公式サイトより)



ディズニークラシックス『ピーターパン』のスピンオフである
『ティンカー・ベル』のシリーズ3作目となる本作。
本国アメリカでは初めからOVAとしてリリースするために製作されていたのですが、
その内容がビデオだけでは勿体ないほどのクオリティだったために、
日本では1作目『ティンカー・ベル』、2作目『ティンカー・ベルと月の石』は、
クリスマス映画として劇場公開されました。
3作目の本作も、去年のクリスマスに劇場公開されるものだろうと思っていたのですが、
どうも、前2作を劇場公開してはみたものの、客入りが芳しくなかったのか、
本作はアメリカと同様にOVAリリースのみということになってしまったようです。
しかしOVAだからといって甘く見てはいけません。
劇場用アニメに匹敵する、いや、それ以上に面白いかもしれない名作シリーズです。
現在公開中のピクサー作品『カーズ2』よりもよく出来ているかもしれません。
(特に女の子にとってはコチラを家で見せた方が喜ばれると思います。)

このシリーズは『ピーターパン』の人気キャラであるティンカー・ベルが、
誕生からピーターパンに出会うまでの物語を4部構成で描いた物語で、
その4部作がそれぞれの四季と対応しており、1作目が春、2作目が秋、
そして3作目の本作は夏を舞台にティンカー・ベルの活躍を描いたものとなっています。
前作、前々作は主にネバーランドや(妖精の住む)ピクシーホロウが中心でしたが、
今回はいよいよ人間の世界であるメインランドでの物語になります。
ついに妖精と人間のファーストコンタクトとなりますが、
ティンカー・ベルの鱗粉(妖精の粉)で人間が宙に浮けるようになったり、
『ピーターパン』でティンカー・ベルが無声だった理由が明らかになったりと、
スピンオフとして、『ピーターパン』との繋がりが見えてくるような感じです。

ティンカー・ベル(以下ティンク)というキャラクターの魅力は、
花の妖精や水の妖精など、自然をつかさどる華やかな妖精などとは違い、
ものづくりという一見地味な裏方に従事する妖精であることです。
裏方なので本来ならばメインランドに来ることさえ出来ないはずなのですが、
夏の妖精たちの作業は長期にわたるため、それをサポートするために、
ものづくりの妖精もメインランドの宿営地に呼ばれました。
滅多にこれないメインランドに大はしゃぎのティンク。
妖精は人間に近づいてはいけないことになっているのですが、
人間の乗っている自動車を見て、ものづくり妖精としての好奇心が抑えきれない彼女は、
自動車を追いかけて人間の家に近づき、その家の少女リジーに捕まってしまいます。
この自動車のシークエンスが、ラストのティンクの活躍に繋がるのですが、
このシリーズの伏線の使い方の絶妙さというか、一切無駄のないウェルメイドな展開には、
毎度のことながら感心させられます。
またファンタジーでありながら、妖精の魔法や能力ではなく、
ものづくりという職人気質な方法で解決することに、硬派さを感じます。
それがただ可愛いだけではない、ものづくり妖精ティンクの魅力です。

でも魅力的なのはティンクだけではなく、友達の妖精たちもいつも以上に活躍。
本作の原題は『Tinker Bell and the Great Fairy Rescue』であり、
ティンクと人間のファーストコンタクトの話だけがメインではなく、
人間に捕まったティンクを救出しようと立ち上がった友達の妖精たちの冒険も重要です。
今まではティンクに振り回される脇役だった彼女たちですが、
本作では主体的に動くようになり、それぞれキャラが立ってきました。
特にライバル関係だったヴィディアの活躍は、ティンクに比肩するもので、
本作のもうひとりの主人公みたいなものです。
シリーズを重ね、周りの妖精たちの個性も描けるようになったことで、
3作目にして、ディズニーフェアリーズの世界観が一段と深まった気がします。

友達が自分の救出に向かっているなんて、全く知らないティンク。
図らずもティンクを捕獲してしまった人間の女の子リジーは、
妖精の存在を信じる心優しい少女で、すぐにティンクと仲良くなります。
リジーはいわば仮想ウェンディで、特に個性的な少女ではないのですが、
彼女の父親はなかなか面白いキャラクター。
彼は科学的でオカルトを信じず、妖精なんてものを信じる娘に懸念を感じています。
昆虫学者で部屋にはたくさん蝶の標本があり、珍しい虫には目がなく、
妖精を新種のトンボとして捕獲し、標本にしようとします。
かなり極端なキャラクターですが、実は子どもの頃に妖精に出会い、
そのことが原因で悲惨な目にあったという裏設定があったようです。
ティンクとリジーの出会いを、妖精と人間のファーストコンタクトにするために、
そのエピソードはバッサリ切っちゃったらしいのですが、
残しておいたら、ちょっと力技気味に思えたラストも、
もっと納得しやすい展開になったかも知れませんね。

さて、『ティンカー・ベル』シリーズが四季の四部作であることは書きましたが、
実際は4作目の冬の物語の前に『Tinker Bell and the Pixie Hollow Games』が入り、
全五部作になったようです。
本来は四部作の終了後に予定されていたそうなのですが、
どうやら前倒しになったようで、公開順が逆転してしまいました。
『Tinker Bell and the Pixie Hollow Games』はシリーズ4作目として、
アメリカでは今年秋に放映されるようですが、
日本でもちゃんとリリースされるのかが疑問です。
というのも、本作に収録されている予告編では、
次回作は『TINKER BELL The Secret of The Wings』となっており、
これは四季四部作の最終章『Tinker Bell and the Mysterious Winter Woods』と同じもの。
なぜ英題が2種類あるのかは謎ですが、日本では四部作になるってことなのかも…?
その最終章はアメリカでも2012年のクリスマス頃にリリースになるということで、
もし『Tinker Bell and the Pixie Hollow Games』がリリースされないのであれば、
日本で次回作が観れるのは早くても1年半~2年後ということになりそうです。
ピーターパンも出るかもしれない最終章、期待しているので早めに見たいです。

あ、そういえば、『ピーターパン』自体の続編も検討されているとか。
アニメなのか、『アリス・イン・ワンダーランド』のような実写の続編かわかりませんが、
ベストセラーになった小説『Peter and the Starcatchers(原題)』が原作だそうです。
こちらも実現すれば楽しみです。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://blrpn.blog.fc2.com/tb.php/612-1fc3ae70
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad