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かぞくはじめました

シネコンで映画を観ると、上映前に礼儀作法を喚起するためのマナームービーが流れます。
あれには劇場ごとに種類があって、現在はTOHOシネマズなら『秘密結社鷹の爪』、
T-JOY系なら『忍たま乱太郎』、MOVIXなど松竹系なら『けいおん!』のキャラによる
マナームービーが流されているそうです。
特にカルト的人気を誇る『けいおん!』のマナームービーは、
それを観たいがために松竹系劇場を選ぶお客さんがいるくらいで、
マナームービーは客にとっては映画を観に行く上での楽しみのひとつであり、
映画館側からすれば他のシネコンとの差別化、客寄せ手段でもあります。

ボクも前では楽しく演出されたマナームービーを面白がっていました。
しかし近年、映画人口が増大したことで、映画館で映画を観ることに慣れてない客、
最低限の上映マナーも守れない客が増えてきています。
ここはひとつ、ちゃんとマナーを喚起させるマナームービーにした方がいいです。
「携帯電話はオフッフ~♪上映中のお喋りノンノンノ~ン♪」(by TOHOシネマズ)
こんなふざけた物言いではマナー違反の迷惑さが伝わりません。
「携帯電話を鳴らした方は退場願います。話がしたい方はロビーに出てどうぞ。」
このくらいの警告のような厳しいマナームービーを流してほしいです。
まぁ実際はマナームービーの内容なんて常識的なことばかりだし、
わざわざこんなものを流さないといけないことが情けないことなんだけど。

最近は毎回のように上映中にお喋りするアホが一組はいて、イライラします。
シネコンは座席指定制なので、迷惑なアホの近くに当たっても、簡単に移動できないし。
隣がアホなら注意しますが、少し離れると注意するのも迷惑行為になるので無理。
あと、隣でもさすがに注意できないんですが、映画観るなら体臭も気を付けてほしい。
こんな最悪な客と一緒に観ることになるなら、DVDリリースを待てばよかった…、
なんて思うこともざらにあります。

ということで、今日は家で静かに見た作品の感想です。
別に劇場で観るのを避けたわけではなく、劇場公開されなかっただけですが。

かぞくはじめました

2011年7月20日リリース。
キャサリン・ハイグル主演のハートフル・ロマコメ。

ホリーの人生設計も、完璧だった。おしゃれなベーカリーの経営が軌道に乗り、もうすぐ念願だったレストランに改装する。恋愛だけは予定に反して、まだ運命の相手が現れずにいたが、ホリーは気ままな一人暮らしをそれなりに楽しんでいた。ところが、そんな彼女の計画が、一瞬にして崩壊する。家族同然の親友夫妻が事故で急死、たった一人遺された娘ソフィーを育てることになったのだ! しかも、共同後見人に指名された男、メッサーと共に! 夫妻からソフィーの名付け親を頼まれて、何かと顔を合わせてきた二人だが、実は互いに相手がキライなタイプNo.1だった。ホリーは子育てとムカつく相手との共同生活という、未知の世界に踏み出すのだが──。(公式サイトより)



全米初登場2位と実績も申し分なく、
新ロマコメの女王、キャサリン・ハイグルの主演作ということで、
ロマコメが好きな人の多い日本でも劇場公開されて当然の作品で、
実際に今年3月26日に劇場公開が予定されていました。
しかし3月11日に発生した東日本大震災で、
関東の劇場が満足に上映できなくなってしまい急遽公開延期に。
その後公開日は決まらず、そのままビデオスルーとなりました。
ビデオスルーになるくらいなら、とりあえず予定通り公開すればよかったんじゃないかと、
西日本在住のボクなんかは思ってしまうんですが、やはり映画業界は東京中心主義。
東京で公開しないと公開したことにならないとでも思っているんでしょう。
でも、ロマコメに興味がなく、劇場公開されても観に行かなかったであろうボクも、
オアズケをくらったことで少し本作に興味を持ち、レンタルする気になりました。
公開中止されなければ一生出会うことのなかった作品、それなりに面白かったので、
震災があってよかったということは絶対ないけど、本作を見れたのはよかったかな。

1歳の赤ちゃんソフィーを残して若い夫婦が事故で亡くなり、
その夫婦の友人であるホリー(キャサリン・ハイグル)と
メッサー(ジョシュ・デュアメル)がソフィーの後見人に指名され、
3人一緒に暮らすことになるという物語。
コメディとはいえ、出だしの設定はかなりヘビー。
幼くして両親を失ったソフィーのことを思うと、ちょっとウルッときます。
またこのソフィーがかわいい赤ちゃんで、悲哀さが倍増です。

しかし白人の赤ちゃんってかわいいですね。
ブロンドで目が青くて、ホントに人形みたい。
そんな中でもこのソフィーは特段可愛いんじゃないかな?
なんでもこの子、三人一役で演じているらしく、
三つ子の赤ちゃんが代わる代わるソフィーを演じているようです。
犬の映画では似た犬を複数匹用意して場面毎に特性に合わせて使用するのはよくあるけど、
赤ちゃんでもそういうことするんですね。
赤ちゃんの撮影は動物より難しいとは聞きますが、三つ子ってのはその点便利ですね。
でもラストシーンのソフィーだけ少し顔つきが違ったから、一卵性ではないかも。
ソフィーは女の子だけど、演じてたのには男の子も交じってた気がします。

後見人に指名されたホリーとメッサーは夫婦でもなければ、カップルでもなく、
ソフィーの両親が共通の友人だったというだけの関係。
まったく気の合わない、嫌いなタイプ同士の2人だけど、
ソフィーの共同後見人にされてしまい、3人で住むことになります。
そんな男女が里親になることなんて、日本ではなかなか考えられないことだと思うけど、
養子をとることがブームになっているアメリカでは、
そう特殊な事情ではないのかもしれませんね。
仲の悪いホリーとメッサーですが、自分の子でなくても子はかすがい、
ソフィーと共同生活するうちにお約束の関係になっていきます。

仲良くなったはいいけど、またお約束の「仕事と子供、どっちが大事なの?」パターン。
メッサーは栄転が決まり、2人を残して家を出ることになります。
でもまたこれもお約束で、最終的には元のさやに納まるんですけどね。
しかしこの辺が所詮はチック・フリックであるロマコメ。
結局メッサーが栄転を諦めて2人の元に戻ってくるという展開で、
女性本位の描き方で、男のボクとしてはちょっと納得いきません。
ホリーが仕事をやめて、メッサーの栄転先に合流するというハッピーエンドもあったはず。
それに2人が別居中、ホリーと交際していた小児科医サム(ジョシュ・ルーカス)も、
すごく優しい男で、ソフィーの義父になるにはこれ以上ないくらいのいい人だったのに、
メッサーとヨリを戻すために退場させられて気の毒でした。
結局、全て女性の思いどおりになることだけが真のハッピーエンドと言わんばりで、
最後の最後にチック・フリックの嫌なところが出たな、と思いました。
(上のポスター画像ひとつとっても、男を馬鹿にしているのがわかります。)

そんな独善的でワンパターンなロマコメだったため、
全米でも「ありきたりである」と評され、それほど高評価は得られなかったようです。
ボクもストーリーだけなら見る価値の無い作品だと切り捨てていたでしょうが、
とにかくソフィーが天使のようにかわいいので、
とても癒され、ホッコリできたので、見てよかったと思います。

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