ブログデンティティー

blog-dentity since 2013

グレッグのダメ日記

東日本大地震の影響で各局特別編成のタイムテーブルになってますが、
テレビ東京系列は12日の深夜から普通に音楽番組やアニメ番組放送してましたね。
それに対して「こんな非常事態に不謹慎だ」と感じる人もいるそうですが、
逆に通常放送をしていることで「平常心が保てる」という人もいるみたいです。

そんなテレ東でボクが唯一見ている番組が『SHOWBIZ COUNTDOWN』です。
(昨日の深夜も平常通り放送されました。)
この番組の全米ボックスオフィスで面白そうな新作をチェックして、
日本公開時に見逃さないように情報収集してます。
劇場公開されるなら問題ないんだけど、DVDスルーになる作品は見逃しがちです。
特にそんな作品に限って変な邦題が付くんですよ。
まさか邦画をパロった邦題の『オフロでGO!!!!! タイムマシンはジェット式』が、
全米3位だった『Hot Tub Time Machine(原題)』だとは思わないじゃないですか。
全米2位だった『Grown Ups(原題)』は、初めは『俺たちグローン・アップス』でしたが、
リリース時には『アダルトボーイズ青春白書』と、邦題がコロコロ変わるケースもあって、
ちゃんとチェックしておかないとリリースに気が付かないこともあります。
(ただその2作はチェックしただけで見る予定はありません。)

ということで、今日もDVDスルーになった作品の感想です。
不覚にもリリースされていたことに2カ月間も気付きませんでした…。

グレッグのダメ日記

2011年1月7日DVDリリース。
人気児童向け小説『グレッグのダメ日記』を実写映画化したコメディ。

ボクはイケてる中学生を夢見るグレッグ。でも、現実はイジワルな兄にいたずらされたり、両親に怒られてばかりと全然サエない。しかも学校では、イケてない親友ロウリーのせいでボクまで恥ずかしい目に……。でもある日、ひょんなきっかけでロウリーだけが人気者に! なんで!? どうして!? あんなヤツ、大嫌いだ! いったいボクの夢と友情はどうなっちゃうの!?



本作は日記形式で書かれた児童書を映画化したもので、
その原作はアメリカではそれなりに人気があるらしく、
本作も全米初登場2位となかなかの成績で、今月にも続編が公開されるそうです。
日本では1作目からDVDスルーになってしまったため、
今後も劇場公開されることはなさそうですが…。

児童書が原作ということもあり、主人公の少年グレッグと同世代である小学校高学年から
ローティーンの少年が共感できて楽しめるような内容なんですが、
アメリカと日本では中等教育や学校のシステムが全然違いますから、
日本の小中学生にはピンときにくいところがあるかもしれません。
そのあたりが日本劇場公開を見送られた理由だと思いますが、
国境は関係なく普遍的なローティーンの生態を描いてあるので、
日本人でも大人が見ればノスタルジーを感じることができるし、
グレッグと自分の少年時代を重ねて、甘酸っぱい気分になれること請け合いです。

主人公の少年グレッグは中学校に進学したことを機に日記をつけ始めます。
日記をつけておけば、将来自分がセレブになってインタビューを受ける時に、
学生時代の武勇伝をいちいち説明するのが面倒という理由で…。
これだけでもグレッグがどれだけアンポンタンな子供か察しがつきますが、
ローティーンなんて根拠もなく自意識過剰なものです。
小学生からすると中学生になるってすごく大人になった気になりますよね。
グレッグも今までの子供っぽい自分とは決別して、学校の人気者になろうと画策します。
でも、いくら精一杯背伸びしても、中身は完全な子供のため全然うまくいかず…。
いわゆる中二病の一種ですね。

それでも根拠のない自身だけはあるグレッグは、自分の現状がイマイチなのは、
いつも一緒にいるイケてない親友ロウリーのせいだと思い込みます。
アメリカの学校社会のヒエラルキーは残酷で、
一度イケてないレッテルを貼られてしまうと悲惨な学園生活が待ってます。
だから誰と友達になり、どの階層のグループに入るかが一大事です。
"プロム"とか本作にも登場する"イヤー・ブック"とか、
なぜか知らないけど、アメリカの学校はヒエラルキーを推奨するようなシステムですよね。
ボクも学生時代は主流派ではなかったんで、アメリカじゃなくてよかったと思います。
とはいえ日本でもグレッグみたいに中学デビューとか、高校デビューとかって、
誰でも一度は考えちゃいますよね。
残念ながらうまくいった試しはありませんが、そんなことを画策すると、
自分の過去を知ってる幼馴染ってのは邪魔に感じることもあります。

グレッグとロウリーは親友ですが、グレッグはぽっちゃり男子のロウリーのことを、
イケてなくて可哀想だから自分が仕方なく友達になってやってるくらいの気持ちです。
そんなヨコシマな性格のグレッグは、理想とは裏腹にどんどん株を下げますが、
方やロウリーは中学生になっても純粋な心を持った屈託のない性格が好感を集め、
どんどん人気者になっていきます。
内心見下していた友達が自分より人気者になっていることが面白くないグレッグ…。
そんな折、グレッグの自己中な行為のせいで友情に亀裂が入り、
ロウリーから絶交を言い渡され、グレッグは唯一の親友さえも失ってしまい、
最終的には学校一の嫌われ者になってしまいます。
もう自業自得で同情の余地もないバカだと思う反面、
その年頃の子なら誰もが似たような経験があると思うようなことで、
甘酸っぱくも苦い記憶が甦ってきます。

全く反省せず、自己の弁護と正当化しかしなかったグレッグですが、
ラストで自己犠牲を払ってロウリーのピンチを救います。
そんなダメ少年グレッグが初めて見せた勇気にとても感動しました。
ただ、あと一分早く勇気を見せてくれたらもっとよかったです。
グレッグの自己犠牲は学校社会のヒエラルキーの中ではかなりのものだけど、
それでもロウリーが受けた実害の方がデカいです。下手すれば病気になってますよ…。
でもあれだけダメな子だから、急にそこまで求めるのは酷かな…?

そういえば本作に、一部で大ブレイク中のクロエ・モレッツが出演してます。
『キック・アス』の時に小さな少女が過激な役やってるってことで注目を浴びましたが、
小さい子役ばっかりの本作の中では、けっこうお姉さんに見えますね。
グレッグやロウリーより1年先輩の文系少女の役でしたが、
彼らに比べてずいぶん大人っぽいと感じました。
まぁグレッグやロウリーが中学1年生とは思えないくらい幼いんですが…。
(あ、中学1年生と言っても、日本では小学6年になります。)

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://blrpn.blog.fc2.com/tb.php/605-f1a24b58
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad