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ニューイヤーズ・イブ

一大イベントであるクリスマスが終わってからの大晦日までの数日間って、
なんだかモラトリアムな雰囲気が漂っている気がします。
新しい年を迎えるまでの猶予期間と言うか、今年やり残したことをやる期間みたいな。
ボクのやり残したことのうち大抵のことは今更ジタバタしても仕方ないものですが、
とりあえず今日は今年の映画納めをしてきました。

今日観た映画で、今年映画館で観た映画の本数は180本になります。
これは去年と同じ本数で、生涯タイ記録です。
ホントは記録更新したかったんですが、あまり観たい映画が公開されてなく、
なんとかタイ記録に持ち込めた感じです。
映画鑑賞にかかった費用は約12万円程度なので、金額的にはそんなに高くはないですが、
時間にすると360時間くらい映画を観ていたことになり、趣味とはいえ結構辛かったです。
節操なく観ていたのでハズレを引くことも多かったですし、
来年からはもっと作品を厳選して、本数を絞って観ようと思っています。
映画が趣味だと公言できるラインは100本だと言われたことがあるので、
月10本程度鑑賞して年間120本くらいが理想かな。

ということで、今日は今年最後となる映画の感想です。
内容的にも相応しいだろうと思ってこの作品をチョイスしました。

ニューイヤーズ・イブ

2011年12月23日日本公開。
ゲイリー・マーシャル監督が描くオールスターキャストの恋愛群像劇第2弾。

間近に死が迫った病人と、そんな彼を見守る看護師。去年の大みそかに遭遇した女性と交わした約束を忘れることができない男性。以前付き合っていた相手と偶然に再会した男女。さまざまな事情を抱える8組の人々が、大みそかのニューヨークで愛や勇気と向き合うことに……。(シネマトゥデイより)



ゲイリー・マーシャル監督が、前作『バレンタインデー』に続き、
またしても『ラブ・アクチュアリー』系のロマコメ群像劇として撮った本作。
前作も散々な叩かれようでしたが、本作も批評家からの評価は最悪で、
「あり得ないほど酷い」などと叩かれまくっています。
でも批評家がロマコメを叩くのはいつものことなので、そんな評価は当てにはなりません。
たしかに名作と呼ばれるような作品とは程遠いものですが、
豪華キャストが集う、年に一度のロマコメ祭り的な作品だと思えば、十分に楽しめます。

「2ダース以上のスターを組み合わせて、どうすればこれほどつまらなくできるのか?」
みたいな批評がありますが、たしかにその気持ちはわからなくもないです。
ただ、どのスターを目当てに観るかで印象は大きく変わってくると思います。
群像劇なので個々の出番は短いし、エピソードに当たりハズレもあります。
たしかに、批評家が好きそうな大御所俳優ロバート・デ・ニーロや、
演技派女優のヒラリー・スワンクをメインで観ると、物足りなく思うでしょうし、
せっかく起用しておいてこの程度の扱いでは勿体ないと感じるでしょう。
でもザック・エフロンのファンで、彼を目当てで観たボクは満足できました。
彼も出演シーンが長いわけではないけど、デ・ニーロらベテランと同格に扱われてるし、
短い中でも持ち味を発揮できていると思います。
アシュトン・カッチャーなんかもそうですね。
人気ドラマ『glee/グリー』から大抜擢され、映画初主演となるリー・ミシェルなんて、
ジョン・ボン・ジョヴィのお株を奪うような歌唱シーンが用意されていて、
『glee/グリー』ファンも満足じゃないかな?
(逆にボン・ジョヴィのファンは物足りなく思うでしょうが…。)
なので、若い俳優がお目当てであれば、本作は楽しめると思います。

本作はニューヨークを舞台に、約20人、約8組からなるエピソードで構成された群像劇です。
タイムズスクエアのカウントダウンイベント「ボール・ドロップ」に収束する形で、
各エピソード、各登場人物は関連していますが、基本は独立したエピソードの集まり。
当然面白いエピソードもあれば、ちょっと退屈なエピソードもあります。
ボクが一番よかったエイピソードは、やはりザック・エフロンのものでした。

大晦日も働くメッセンジャーのポール(ザック・エフロン)は、
レコード会社の秘書イングリッドから、憧れの仮面パーティの招待状と引き換えに、
彼女が今年中にやりたいこと全てを1日で叶えてほしいという依頼を受けます。
でも彼女のリストには「バリに行きたい」や「命を救う」など無理難題が。
しかしポールは機転を利かせて、彼女の願いを全て叶えていくのだが…。
キャリア・ウーマンと若い男の話で、最もロマコメっぽいエピソードです。
ポールは他のエピソードの主人公であるランディ(アシュトン・カッチャー)とは友達で、
キム(サラ・ジェシカ・パーカー)とは姉弟関係であるなど、
相関図を書くとしたら中心にくるであろう登場人物です。
でもランディともキムとも、電話での会話だけで共演はしないんですよね。
やはりこれだけスター揃えると、撮影スケジュールも合わないんでしょうね。

中でも一番のベテランであるデ・ニーロのスケジュール合わせは大変だったのか、
彼のエピソードは一番動きがなく地味です。
末期癌患者ハリー役ですが、他のキャストとの絡みも看護士役のハル・ベリーくらい。
他に親族がひとりいるのですが、これが他のエピソードのヒロインだったりします。
これはミスリード演出なので一応伏せておきますが…。
ロマコメらしからぬシリアスなエピソードなので、その登場人物である看護士エイミーも、
他の登場人物たちとは違い、少し寂しいラストになります。
それだけ毛色の違うエピソードなので、ちょっと浮いてますね。

でも、浮いてるどころか、完全に独立しているエピソードもあります。
出産間近のテス(ジェシカ・ビール)とグリフィン(セス・マイヤーズ)のエピソードで、
新年最初に生まれた赤ちゃんに賞金2万5000ドルが出ると知った二人が、
同じく出産間近のシュワブ夫妻(ティル・シュヴァイガー&サラ・ポールソン)と
賞金をめぐりライバル関係になるという、かなりコメディ色が強い物語です。
他のエピソードは「ボール・ドロップ」に収束するのに、このエピソードはしないし、
本作中でも屈指の面白エピソードではあるものの、群像劇としては収まりが悪いです。
癌患者ハリーの病院と同じ病院での分娩なので、もっとリンクさせてもよかったけど、
エピソードのノリが真逆すぎて出来なかったのかな?

この「ボール・ドロップ」というイベントですが、
電飾に覆われた巨大な玉を、年越しと同時に落下させるという催しです。
一体何の意味があり、何が面白いのかはわかりませんが、
もう100年以上も続く伝統的な行事らしく、ニューヨーカーは大盛り上がりしています。
本作のほとんどのエピソードがこのイベント絡みで、本作の中心的な存在ですが、
なぜか本作には「ボール・ドロップ」の落ちる様を描いたシーンがありません。
今まで全く知らなかった行事で、見たことがなかったので見たかったのですが…。
この玉が故障し、あわや中止になる展開もあっただけに、期待も高まってたんですが…。
玉が落とされると、周りの観客はとりあえずキスするのが決まりごとみたいです。
ちょっと日本には馴染めなそうなイベントですね。
というか、アメリカの大晦日って、やっぱり日本とはかなり違いますね。
日本では年越しは家族でって雰囲気ですが、アメリカは恋人同士でって印象でした。
クリスマスは日本だと恋人と、アメリカは家族で過ごすって感じなので、
ちょうど逆になってるように思います。

評判ほど悪くない映画ですが、お正月映画というよりは、やはり年末映画です。
観たい人は明日・明後日中に観た方が、面白味が多少割り増しされると思います。

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