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ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル

サウンドロゴに「100year」と入っているのを見て気付いたんですが、
パラマウント映画は来年で100周年なんですね。
パラマウントといえば、大阪府吹田市のエキスポランド跡地に提案されていた
テーマパーク「パラマウント・リゾート」の構想が頓挫してしまったようで、
米メジャーの中ではパラマウント映画が一番好きなボクとしてはとても残念です。
なんでも、跡地には三井不動産の施設が選定されたということで、
どうせ「ららぽーと」と「キッザニア」が建つんだろうな…。

まぁ大阪市の「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」も期待ほどは盛り上がらなかったし、
「パラマウント・リゾート」がもし完成しても似たような結果になっていたとは思います。
日本はもう「ディズニー・ランド」に征服されて、映画テーマパークは厳しいでしょう。
それにボクがパラマウントが好きな大きな要因は、
マーベル映画とドリームワークス映画の配給権を持っていたからですが、
来年か再来年にはどちらも手放すみたいだし…。
どのみち期待するほどのテーマパークにはならなそうです。

ということで、今日はパラマウント映画の人気シリーズ最新作の感想です。
アメコミ映画とDWアニメを失ったら、パラマウント映画の人気シリーズは
コレと『インディ・ジョーンズ』シリーズくらいしかなくなるんじゃないかな?

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル

2011年12月16日日本公開。
トム・クルーズ主演の人気スパイアクションシリーズ第4作。


ロシア・クレムリン爆破事件の犯行容疑がかけられたイーサン・ハント(トム・クルーズ)。アメリカ大統領は政府の関与への疑いを避けるべく、ゴースト・プロトコルを発令。イーサンと仲間は組織から登録を消されるも、新たなミッションを言い渡される。真犯人への接近を図るイーサンは、世界一の高層ビル、ブルジュ・ハリファの高層階へ外部からの侵入にチャレンジするが……。(シネマトゥデイより)



シリーズ5年ぶりの新作となる本作は、
当初、「ミッション:インポッシブル」を冠さないとされていましたが、
結果的にこんなタイトルに落ち着きました。
トム・クルーズ主演だったスパイ映画『ナイト&デイ』が興行的に振るわず、
全く新しいタイトルにして役者の看板だけで集客するのは難しいと考えたのでしょう。
(日本ではけっこう通用してましたが…。)
たしかにトム・クルーズの新しいスパイ映画では「今更?」って思っただろうし、
ちゃんとシリーズ名を冠して、続編をアピールしていることは、いい判断だと思います。

ボクはこのシリーズを熱心に観てきたわけじゃないけど、
本作は、シリーズの中では最高傑作じゃないかと思いました。
いつまでも若々しくてかっこいいトム・クルーズももちろんいいですが、
その立役者はジェレミー・レナーじゃないかと思います。

このシリーズは、よく「トム・クルーズのPV」と称されますが、
たしかに前作まではトムの活躍ばかりで、ちょっと食傷気味になったりしました。
でも本作ではジェレミー・レナーがトム演じるイーサンの相棒としてW主演、
とはいかないまでも、かなり幅を利かせて大活躍しています。
そのことでトムに対する食傷感が緩和され、かなり観やすくなっている印象です。
逆にトムの活躍シーンも楽しく観ることができました。
ジェレミー・レナー演じるウィリアム・ブラントも秘密諜報機関IMFの諜報員ですが、
イーサンとはまた違うタイプのスパイなのも新鮮でよかったです。

「トム・クルーズのPV」シリーズなのに、なぜこんな構成になったかといえば、
主演を交代させながらシリーズを継続していくという案があるからだそうで、
次にトムからバトンを渡される候補がジェレミー・レナーなので、
本作はその引き継ぎの一環みたいな役割があるのかもしれません。
まぁトムがいくら若々しいといえども、いつまでもアクション映画で主演はきついし、
完全にプロデュースに徹するのもいいのかもしれないと考えているのかも。
ジェレミー・レナーはオスカー映画『ハート・ロッカー』の主演で脚光を浴びたけど、
人気の面ではまだまだ超大作の主演張れるほどではありませんが、
本作でフックアップされ、もしヒットすれば続編は任せられるかもしれません。

しかし本作でのトムのアクションを見る限りでは、
トムも50代を目前に、まだまだ意欲十分って感じです。
特に世界一の高層ビルであるブルジュ・ハリファの壁面に貼りつくシーンでも、
一切スタントマンを使わなかったそうで、そのアクション俳優魂は感心します。
中盤の山場ですが、手に汗握るドキドキのアクション・シーンで、
そこで興奮がピークを迎えてしまって、本当のクライマックスである
立体駐車場のアクション・シーンとか、ちょっと物足りなく感じたくらいです。
展開的にもその高層ビルで行われた犯人との偽装取引のところが一番楽しかったので、
それ以降が少し惰性に感じられるストーリーだとも思いました。
いつもならそのあたりでトムに対する食傷感を覚え始めるころですが、
本作はそこをジェレミー・レナー演じるウィリアムの活躍でうまく埋めたって感じですね。

ストーリーは何気に複雑で、正直全体の7割程度しか把握できませんでした。
物語はブダペストから始まり、モスクアの刑務所、クレムリン、
ドバイのブルジュ・ハリファ、最後はインドのムンバイへと移り変わり、大忙しです。
通称コバルトというテロリストの核戦争計画を阻止する話ですが、
そこに別組織の女殺し屋モロー(レア・セイドゥ)や、ロシアの諜報員、
IMFの崩壊などややこしい展開が乗っかって、混乱してきます。
上映時間も2時間を優に超えており、はっきり言って詰め込みすぎ。

でもその都度その都度のミッションの目的さえ押さえておけば、
細かい設定なんて気にしないでも楽しめました。
不可能なスパイ計画を奇想天外なスパイ道具で攻略するのが、
このシリーズの魅力ですもんね。
(その時にかかる例のテーマ曲も今回は多めで盛り上がります。)
今回のスパイ道具ではクレムリン侵入時に使用した透明スクリーンがよかったです。
もうSFの領域ですが、なんとなく製品化できなくもなさそうな絶妙な道具ですね。
どの道具も超高性能ですが、肝心なところで欠陥が出るお約束も楽しいです。
それに加え今回はお馴染みのベンジー(サイモン・ペグ)が現場に配属されますが、
彼の微妙な欠陥っぷりも面白かったです。
お馴染みと言えば、あの人やあの人もちょっとだけ出ます。
一見さんでも楽しめるでしょうが、前作だけでも観てからの方がいいかも。

ちょっと右肩下がりが懸念されたシリーズですが、本作で持ち直した感があります。
ゆくゆくは主役がどんどん交代する『007』的なスパイ映画になるんじゃないかな?
そのために本作からナンバリングを外したんだろうしね。
次回作はまだトムが主役のような気がしますが、
ジェーン(ポーラ・パットン)含め、今回のチーム4人が再集結するなら嬉しいかも。

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