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クロサワ映画2011

今年のNHK紅白歌合戦にはK-POPアイドルグループが3組も出場するそうですが、
「もっと日本の歌手出せ」とか「国民の受信料で韓国の歌手を応援するのか」とか、
日本の公共放送のあり方として批判的な意見も多く、ボク自身もそう思っています。
でもその中の1組、少女時代のアルバムは、このCDが売れないご時世に、
日本でミリオンを達成することが決定的なんだそうで、
たしかにK-POPが今年の日本の音楽業界を席巻したことは間違いないようです。
だから今年の歌謡界の総括としてなら、K-POPアイドルが紅白歌合戦に出場するのは、
それほど問題ではないのかもしれません。

でも紅白は、NYCとか神田沙也加とか、全然今年活躍してない歌手も出場させているので、
全く今年の総括という様相ではなく、利権で出場者を決めているように思えます。
だからK-POPアイドルの出場も、何か裏があるような印象を受けるんですよね…。
紅白だけならいいけど、NHKは普段から韓流ブームを煽るような放送が多いから、
なんだか怪しく感じるんですよね…。
とりあえず今年の紅白は見ないことにします。
(…って、毎年見てないんだけど…。)

ということで、今日は韓流ゴリ押しテレビ局の代表格、フジテレビ製作の映画の感想です。
その内容はもちろん…。

クロサワ映画2011 笑いにできない恋がある

2011年11月26日公開。
森三中・黒沢かずこ主演『クロサワ映画』の続編。

12月23日、黒沢かずこは芸人仲間の光浦靖子、大久保佳代子、椿鬼奴となじみのバーで憂さを晴らしていた。その後、大久保と2人で入った居酒屋でカップルにバカにされていた彼女たちは、韓国人青年パク・ソンドル(コン・テユ)とペ・ウンソン(イ・テガン)に救われる。翌24日のクリスマス・イブに番組収録で韓国へ向かった黒沢は偶然にもパクと再会し、彼の魅力に惹(ひ)かれていくが……。(シネマトゥデイより)



前作『クロサワ映画』は、沖縄国際映画祭で大賞と観客賞の2冠を達成です。
沖縄国際映画祭なんて、吉本興業主催のお笑いイベントみたいなものなので、
大して価値は認めていないのですが、全国公開された折にいざ観てみると、
これがかなり斬新でなかなか面白い作品でビックリしました。
前作は民放5局が吉本とタッグを組み、映画を一本ずつ作るという企画の中の一本で、
フジテレビと吉本のタッグで製作されたものでした。
フジテレビはドラマの劇場版を始め、映画を沢山製作していますが、
これは本来映画製作とは無縁のフジテレビのバラエティ班が作ったものでした。
それが功を奏して、バラエティ班ならではの独自の感性で撮られた作品に仕上がっており、
映画界やドラマ班の人ではきっと考えもつかないような、
エポック・メイキングな作品で、とても感心したものです。
興行的には成功したと言えるものではないものの、評価はかなり高く、
それに味をしめたフジテレビは続編の製作を決め、作られたのが本作です。

しかし前作の感想で「2度はできないエポック・メイキングな作品」と書いたように、
同じネタはもう通用しない作品で、本来ならば続編なんて作ってはいけないものです。
前作は女芸人である森三中・黒澤かずこが、あるイケメン俳優に本気で恋をするが、
実はそれはバラエティ番組のドッキリ企画で、イケメン俳優は仕込みだったという内容。
普通は仕掛け人側で見るドッキリを、ターゲットである黒澤の視点から鑑賞することで、
観客もドッキリに掛けられたような体験ができるというのが、
バラエティ班ならではのエポック・メイキングなところだったわけですが、
同じドッキリには再び引っかかるはずはなく、1度しか通用しないネタです。
さすがにそれはフジテレビもわかっているようで、
続編である本作はドッキリがオチではありませんが、
それはつまり、前作の唯一にして最大の魅力を手放したということでもあります。
そんな残りカスで続編を作っても成功するはずはありません。

でも、現にこうして続編は作られてしまいました。
このことから、フジは前作がウケた理由を勘違いしているのではないかと思うのです。
ドッキリオチがウケたのではなく、女芸人のロマンスが受けたのだろう、と。
だから女芸人のロマンスというのだけ引き継ぎ、続編を作ってしまったのではないかと。
たしかに女芸人がヒロインのロマンス映画なんて前作以前に観たことないし、
ある意味ではエポック・メイキングかもしれませんが、
それまでなかった理由はひとつで、女芸人の恋に誰も興味がないから。
それ残しで続編作っても、誰も興味のないロマンスになるだけです。

それ以前に、女芸人がどうとかは別にしても、ドラマのノウハウもないバラエティ班が、
普通のロマンス映画なんて撮ったところでチープなものになるだけです。
ヒロインの黒澤はともかく、相手役の男の心情が全く描けておらず、
感情の揺れを描くべきロマンス映画としては致命的です。
さらに展開的にも、おそろしく予定調和で、全て仕込みである前作のドッキリよりも、
あまりにも出来すぎな展開で、本作のオチもドッキリじゃないかと思ったほどです。

女芸人の恋愛模様が売りだと思っている節のある本作ですが、
それだけでは続編として弱いと思ったのか、
普通の恋愛より少し捻って、国際恋愛となっています。
相手役が外国人なわけですが、製作したのがフジテレビとなれば、
もちろんお相手は韓国人になります。
ドラマから音楽番組では韓流ゴリ押し、スポーツ中継や報道まで韓国偏重の編成をし、
「本当に日本のテレビ局なのか?」と懸念されているフジテレビですが、
もちろんバラエティもその例外ではなく、その影響は本作にも表れています。
そこまでフジテレビが韓国に入れ込む理由として、いろいろ陰謀めいた噂もありますが、
単純に韓国ネタは人気があると思い込んでいるんじゃないかと思います。
本作も韓流ネタを絡めれば、人気が出るんじゃないかという安易な考えが伺えます。
まぁ今放送しているフジテレビ産韓流ドラマや、本作の興行成績を見れば、
韓流ネタにそれほど需要がないことはいい加減わかるはずですが…。

本作は、黒澤とオアシズ大久保が、性質の悪い日本人ファンに絡まれているところを、
韓国人男性2人組が助けるところから恋が始まるという展開です。
フジテレビの十八番である、「日本人下げ、からの~韓国人マンセー」な展開ですね。
その2人組韓国人の1人であるペ・ウンソン(イ・テガン)は、
日本で芸能界デビューすることを目論んでやってきた、
典型的な出稼ぎ韓国人で、彼は後に大久保と同棲をすることになります。
そしてもう1人のパク・ソンドル(コン・テユ)は、
以前日本に住んでおり、日本語が話せる男性エステシャンで、
ヒロイン黒澤の国際恋愛の相手役となる男です。
どことなくペ・ヨンジュンを意識した立ち振る舞いで、
優しくピュアなイケメンという典型的な韓流スターのイメージを具現化したキャラです。
メインキャストのひとりである椿鬼奴の相手役には、
かなり性格の捻くれた日本人青年実業家をあてがうことで、
その対比として、韓国人の素晴らしさをより強調しています。
ホントにフジテレビの韓国偏重は目に余るものがありますよね…。

…と、言いたいところなのですが、
実は本作はそれほど韓国人マンセーな内容では終わらず、
逆に韓国人の実像をリアルに表現している、韓国人を貶めかねない内容なのです。
大久保の相手役であるペは、大久保と同棲までしておきながら、
最後に「大久保さんの顔が好きじゃない」「整形してほしい」と言い放ちます。
外見を重視する韓国人らしい発想ですね。
韓流スターが好きなオバサマは自分を鏡を見てから応援した方がいいです。
一方の黒澤の相手役パクは、3人の子持ちのバツイチであることを隠して付き合います。
あの年齢で3人の子持ちとは、さすが世界一性衝動が強いと言われる韓国らしい絶倫です。
なんでも韓国は毎月14日が恋愛絡みの記念日になっており、欲情しまくっているそうな…。
あとパクはなんでも韓国が世界一だと思っており、
黒澤が「日本のものもいい」と言うと、ムキになって否定します。
これも自意識過剰で自己中心的な韓国人らしい反応ですね。
そしてその2人に共通するのは、なぜ黒澤や大久保を好きになったのか不明なこと。
推測でしかありませんが、3人の子どもの養育や、日本の芸能界への足掛かりとして、
決して低くない女芸人の経済力が目当てだったようにしか思えません。

フジテレビなのにあまり韓国を美化しすぎていないことが意外ですが、
本作を製作した1年ほど前は今ほど韓国マンセーな社風ではなかったのかもしれません。
単に韓国ネタであれば賛美しようが貶そうがなんでもよかったのかも。
なので本作からは懸念していたほどの韓流贔屓による不愉快さは感じませんでした。
ただ韓流ネタってだけでアンチ韓流の人は避けるし、
逆に本作を観た韓流ファンは不愉快な思いをするだろうから、
作品としていい評価を受けることはないでしょう。
まぁ韓流関係なくロマンスとして駄作だから、どの道いい評価なんてあり得ないか…。

何より本作が最も愚弄しているのは女芸人ですよね。
女芸人に恋愛の負け組のレッテルを張り、その恋路を笑いものにする内容ですから。
(芸能界自体を堅気の仕事とは思っていないものの、)
女芸人はそれほど卑下される職業だとは思わないし、彼女たちがモテないとも思いません。
たしかに男の芸人はかなりの不細工でも芸人ってだけで需要があったりするので、
それに比べるとちょっとモテる職業とはいえないかもしれないけど、
結局モテるモテないは個人の資質によるところが大きいです。
アイドル的に人気のある女芸人も珍しくないですもんね。
ヒロインの黒澤はまだ若いしブスでもないので、男ができないはずはないと思うけど、
おそらく本人がホントはあまり男を欲してないんだと思います。
椿鬼奴はそれほど男日照りではないようですが、彼女が結婚できないのは性格の問題で、
女芸人以外の職業でも彼女は結婚に向かないと思います。
大久保もなんだかんだで積極的なので、男ができないのは理想が高すぎるだけかな?
光浦も理想が高いのがネックだろうけど、彼女は奥手そうなので、何気に一番心配かな。

なんにしても女芸人だから男が出来ないというわけではないし、
女芸人が常に男を欲しているというわけでもないはずですが、
本作は少なくともそんな女芸人像を描いており、女芸人をバカにしています。
その一方で、自分たちの職業を持ちあげているのが鼻につきます。
大久保と黒澤は、自分が女芸人であることがバレると相手の韓国人に避けられると考え、
自分たちはフジテレビの女子アナだと嘘をつくのですが、
フジテレビの社員がそんなに凄いのかよ?と思わずにはいられません。
今となっては女子アナなんてバラドルみたいなもので、女芸人と大差ない仕事内容です。
現に作中でもフジテレビの女子アナが女芸人に混ざって女子プロのコントをしたりします。
それがアナウンサーの仕事なのかと問いたいです。

パクにはまだ乳母車に乗っている幼い子どもがいるので、
少なくとも2年前まではまだ日本人妻と離婚しておらず、彼も日本に滞在していたはず。
森三中は昨日今日出てきた芸人ではないので、
1~2年前に日本にいたパクが黒澤の本当の職業を知らないってのも無理があるよね。
もし芸能界に全く興味がないとしても、女子アナと思うはずはないです。
パクは日本人の前妻との間の子ども3人の親権を勝ち取り、
子どもらを連れて韓国に帰国するのですが、その子らにとっては絶対日本にいる方が幸せ。
韓国は逆に頭が悪いんじゃないかと思うくらいの学歴社会で子どもは大変だし、
反日感情も激しいので日本人とのハーフの子なんて、どんな目に遭うやら…。
黒澤は1人だと思っていたパクの子どもが実は3人だとわかって、
パクと一緒になることを諦めるのですが、1人も3人も大差ないでしょ。
本当に恋してるなら、その程度のハードル、諦めるには低すぎないかって感じですよね。
その失恋が、後にトークのネタになるようなことを言っているが、
「好きになった韓国人が実は3人の子持ちだった」という話を、
どう盛りつけたら面白いトークになるのでしょうか?
笑いのハードルも低すぎないか?って感じです。
その程度の感性でバラエティ番組作ってるから、フジの番組は面白くないんでしょうね。

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