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パコと魔法の絵本

今日はTOHOシネマズデイで、TOHOシネマズで誰でも1000円で映画が見れる日なので、
ここぞとばかりに固めて見てきました。
今月は3連休とも重なっていたので映画館は大混雑。
特に昨日『ウルトラマン』や『パコと魔法の絵本』など子供向け映画が封切られたため
ロビーはチビッコが敷き詰められているかのようでした。
『ポケモン』や『ポニョ』もまだまだ絶賛上映中ですしね。
そんな中でも『アルビン/歌うシマリス3兄弟』は人気なさそうでした…。
てことで今日も映画の感想です。

パコと魔法の絵本

2008年9月13日公開。
『下妻物語』『嫌われ松子の一生』の監督が舞台劇『ガマ王子vsザリガニ魔人』を映画化。

一代で財を成し、ワガママ放題に生きてきた老人・大貫(役所広司)は、入院先の病院でも嫌われ者。しかし、事故の後遺症で1日しか記憶の持たない少女パコ(アヤカ・ウィルソン)との出会いで心を改め、彼女のためになにができるか考え始める。(映画冊子より)

舞台の映画化にハズレなし。
そして、高次脳機能障害を扱った作品にハズレなし。
今作はまさに鉄板な条件の整った映画ではあるものの、
実写とCGアニメの融合という日本ではまだ実権的な演出を多用しているため
下手すると目も当てられない出来になりそうな予感のあった今作。
しかしそれは杞憂でした。
たしかにそんな自然なCGでもないんですが、実写の方が極彩色を多用した
幻想的なセットや衣装だったので違和感はなく仕上がっていました。
これは中島哲也監督の持ち味であるポップな映像世界の勝利なので
他の監督が同じことしてもダメでしょうね。

もともと大人向けに作られた演劇を映画化しているため
キャラクターの設定等は意外とダーティでシニカル。
でもわかりやすい物語や映像は完全に子供向けです。
ギャグもかなりド直球で、ボクはちょっと気恥ずかしい気分でしたが、
観客のチビッコにはいちいち大爆笑でした。(女性にもウケてました。)
でもちょっとシリアスシーンが続くとチビッコはザワザワしだして落ち着きませんね。
せっかくの泣かせシーンも気が削がれます。
とはいえ、泣かせシーンの最中ですらギャグを挟んでくるので、
もともと感動させようとは思ってないのかも?

ストーリーはパコ(アヤカ・ウィルソン)とクソジジイ(役所広司)の交流を軸に
変わり者でワケアリの登場人物たちの群像劇ですが、
きれいに纏められててよかったと思います。
最後の劇中劇でガンガン伏線が回収されるのは気持ちよかったですね。
でも一番大切なサブエピソードの落ちぶれた元子役・室町(妻夫木聡)の物語は
もうちょっと掘り下げた方がいいし、決着のつけ方が微妙だったかも。
まぁ子供向けにするためにあえて掘り下げなかったのかもしれませんが。

キャスティングですが、みんなメイクや衣装であまり原型を留めていませんが、
なかなか個性的な演技で、適材適所だったと思います。
パコ役アヤカ・ウィルソンは単純にすごく愛らしいし、
ナース役の土屋アンナはかなりセクシーでずっと見てたいくらいでした。
そんな中でも患者のひとり堀米役の阿部サダヲはいつもながら最高。
狂言回しとしても重要な役で、彼が登場するたびに劇場が沸きます。
あと、ちょっと木村カエラが登場するんだけど、アレはいらない。

基本的には子供向け映画なんだけど、むしろ大人の方が深く楽しめる
味わい深い作品なんですが、どうもプロモーションが幼稚すぎ。
CGアニメのシーンなんて意外と少ないのに、そこばかり強調している気がします。
あとタイトルがブリティッシュファンタジーみたいで、なんか安っぽいです。
この監督はすごく面白いコメディとれる人なのに、
いつもタイトルで損している気がします。

そういえばこの前、地上波で初放映された『嫌われ松子の一生』は
途中で福田総理の電撃辞任会見で打ち切られちゃいましたね。
仕方ないのでレンタルで続きみましたけど…。

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