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ブリッツ

プライベートでなにかとお騒がせのアーノルド・シュワルツェネッガーですが、
ツイッターでシルヴェスタ・スタローンとブルース・ウィリスとの3ショットを公開し、
映画撮影中であることを報告しています。
ようやく本格的に役者としてカムバックするってことでしょうね。
それにしても凄まじい3ショットですが、もちろん『エクスペンダブルズ2』のもの。
前作ではカメオ出演でしたが、今度はもう少し活躍してくれそうで、楽しみです。
同シリーズはもともとアクション俳優が大集結している筋肉祭りのような映画ですが、
今度のはそこに、一作目の出演を固辞したジャン=クロード・ヴァン・ダムの参加、
さらにあの大アクションスター、チャック・ノリスまで出演するとか。
ますます夢の筋肉祭りになってますね。
ここまでくればスティーブン・セガールにも出演願いたいけど、
なんか彼は国境警察官に転職したんだとか…?

ということで、今日は『エクスペンダブルズ』シリーズにも出演する、
ジェイソン・ステイサムの主演作の感想です。
彼は『エクスペンダブルズ』ではスタローンとW主演みたいなものだったのに、
今度はまわりが派手すぎて、あまり話題には出てきませんね…。

ブリッツ

2011年10月15日日本公開。
ジェイソン・ステイサム主演のクライム・サスペンス。イギリス映画。

ロンドン市内で警官ばかりを狙う連続殺人事件が発生。正義感が強いあまり、犯罪者に対し手荒な制裁も辞さない熱血刑事ブラント(ジェイソン・ステイサム)を追う新聞記者はある情報を入手するが、その情報提供者ワイス(アイダン・ギレン)こそが殺人鬼、通称ブリッツであることを知る。ブラントの師や同僚たちを次々と手に掛けたワイスの最終的な標的は、ブラントだった……。(シネマトゥデイより)



う~む…、期待通りといえばその通りだけど…。
2カ月前の『メカニック』では凄腕暗殺者を演じたジェイソン・ステイサムは、
本作では凄腕刑事を演じて、いつもながらにセクシーかつバイオレンスに大活躍。
観客はそんな彼を期待して映画館に足を運ぶんだからそれでいいんだけど、
はっきり言って、この人はどんな役演じさせても同じですね。
特に主演作の場合は、彼の人気頼みの作品になる場合が多く、
彼を映していればそれでいいのかという感じの、荒いストーリーばかりだと思います。
本作ももちろんそうで、主人公の破天荒な言動や、マッチョな活躍は堪能できますが、
ストーリーは適当すぎるような気がします。

映画の冒頭で、主人公の刑事ブラント(ジェイソン・ステイサム)は、
車を盗もうとしている若者3人をボコボコにし、立ち去ります。
そのことでゴシップ紙から「暴力警官が無害な少年を殴った」と書き立てられ、
上司から免職の可能性を警告されます。
これはいわばブラントが如何に破天荒な刑事かを示すエピソードですが、
その若者3人をボコボコにするだけでなく、逮捕しておけば何の問題もなかったのに、
破天荒というよりは、ちょっと頭がおかしいだけじゃないかと思ってしまいます。

そんなある日、ひとりの婦人警官が何者かに銃殺され、ブラントは捜査に乗り出します。
彼はなぜか、赴任間もないゲイの刑事ナッシュ(パディ・コンシダイン)の家に出向き、
ナッシュに協力を仰ぎ、相棒にします。
この辺も何の脈絡もない展開で「?」って感じですが、おそらくゲイを登場させ、
それを弄ることで、ブラントの男らしさをアピールしたかったんでしょうね。
その時ナッシュに「時々意識がブラックアウトして困っている」と悩みを打ち明けますが、
本作中でブラントにその症状が出ることはなく、何のための設定だったのか疑問です。

その婦人警官殺害の犯人は例のゴシップ紙に電話し、自分が犯人であることを告げます。
「ブリッツ」の名乗る犯人は警官を8人殺すと宣言し、直後に2人目の犠牲者が出ます。
ブラントは情報屋から聞き出した情報で、軽犯罪の常習者である
ワイス(エイダン・ギレン)という男が怪しいと目星を付けますが、これが大当たり。
「ブリッツ」はワイスで、早々に捜査線上に浮上していたのに、
ろくにマークするでもなく泳がせ、あっさり3人目の犠牲者を出させてしまいます。
ワイスは用意周到でありながら大胆不敵な殺人鬼として描かれていますが、
犯行はむしろ場当たり的で、捕まえられないのは警察の不手際としか思えません。

5人目の犠牲者が出た時にはさすがに正体もばれ、ワイスは指名手配に。
そしてブラントに追い詰められ、ついに拘束されます。
しかし警察は拘留期間が切れても何の物的証拠もあげれず、
みすみすワイスを釈放することに…。
しかし彼が犯人という確信がある警察は、24時間体制でワイスを厳重に監視することに…、
…したはずなんですが、犠牲者の警察官の葬儀に、署員は全員参列しなければならず、
緩い監視をすり抜けて、またしてもワイスは野放しになってしまいます。
警察、アホすぎです。

しかしそれ以上のアホがワイス。
せっかく釈放になったのに、すぐに犯行を再開、今度はブラントを標的にします。
殺す機をうかがって、ブラントの後を付け狙うワイスですが、
逆にブラントの罠にかかってしまい…、というオチで終わります。
でも、このブラントの罠って、いわゆる待ち伏せなので、計画的なはずですが、
ワイスが監視をすり抜けて、このタイミングで、あんな格好でやってくるなんて、
ブラントに予想できるはずもなく、なんか都合がよすぎる展開です。
そもそも本作はたまたまタイミングがよかったりと、都合のいいことばかりで、
サスペンスとしてはガッカリな出来です。

とはいえ、やはりジェイソン・ステイサムは魅力的で、
ブラントの無茶苦茶な言動には笑いを禁じ得ません。
嫌われ者のゲイ刑事ナッシュをはじめ、同僚の警官に対しては意外と優しいけど、
犯罪者だけでなく、民間人に対してはめちゃめちゃ横柄な態度を取ります。
検挙率は高く、「刑事は天職だ」と言い切ってますが、
こんな酷い刑事はなかなかいませんよ。
でもなんか無敵感が強すぎて、ワイスに付け狙われてる時でも全然ドキドキしませんね。
逆にワイスを猛ダッシュで追いかけてる時はターミネーターのようで、
こんなのに追われたらもう諦めるしかないと思ってしまいます。
これはブラントのキャラというか、ジェイソン・ステイサムのイメージですけど。

イギリス映画なので、やはりハリウッド映画とは趣が違い、
何ともいえないブリティッシュ感が漂っていて、それは興味深いかと。
アクション・サスペンスとしてはお世辞にもよかったとは言えませんが、
ちょっとシュールなコメディとしてなら、それなりに楽しめると思います。

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