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アジョシ

最近、韓流ブームが捏造だとかなんとかで、物議を醸していますね。
ボクは今の音楽やドラマに疎いので、実態はよくわかりませんが、
ひとつ言えることは、映画では韓流ブームはかなり昔に終わっているということです。
『四月の雪』『私の頭の中の消しゴム』が公開された2005年秋がピークでした。
(去年と一昨年は空前の日本映画ブーム、今年はハリウッド映画が大人気です。)
今でもコンスタントに韓国映画は公開されていますが、ロクな結果は残せず、
劇場も韓国映画の集客力のなさには困惑しているんだとか…。
今月も『Fair Love』や『人喰猪、公民館襲撃す!』など、
韓国映画が毎週のように公開されますが、散々な結果に終わるのは目に見えています。
テレビ局は自社製作の映画しか宣伝しないので、韓国映画は宣伝しません。
そんなマスコミの後押しがない韓国映画がこれほど人気がないとなると、
K-POPも韓流ドラマも、マスコミの後押しがなければ注目されることはなかった。
つまりマスコミによって作られたブームであると客観的に推量できます。

韓流ブームの実態があろうがなかろうが、ボクの日常に接する機会はほぼなく、
直接的な不利益を感じることもそうないですが、ひとつだけ目障りなのは本屋です。
ボクは空き時間などに本屋で映画雑誌を立ち読みするのが日課なのですが、
映画雑誌のコーナーになぜか韓流関係の雑誌を置く店が多いです。
韓国映画の雑誌ならば、映画コーナーにあって然るべきですが、
全ての韓流雑誌が外タレ本としてハリウッド関連雑誌と一緒くたにされているのが現状。
目障りなだけならいいけど、韓流雑誌は(誰も買ってなさそうなのに)異様に種類が多く、
限られた映画コーナーが圧迫され、ハリウッド系映画雑誌の入荷が減ってるような…。
ロクな映画情報もない韓流雑誌なんて、漬物コーナーにでも移してほしいです。

ということで、今日は去年の韓国ナンバー1ヒット作となった韓国映画の感想です。
その時のナンバー2は『インセプション』だったみたいです。

アジョシ

2011年9月17日日本公開。
ウォンビン主演のハードボイルド・アクション映画。

過去の出来事が原因で心に闇を抱え、街の片隅で質屋を営んで生きる男テシク(ウォンビン)。隣に住む孤独な少女ソミ(キム・セロン)は、テシクをただ一人の友達として慕っていたが、ある日、ソミが麻薬中毒の母親共々犯罪に巻き込まれ、組織に誘拐されてしまう。ソミを救い出すため、立ち上がったテシクは……。(シネマトゥデイより)



数週間前に知り合いと韓流ドラマの是非について話したのですが、
2人とも韓国が好きなわけではなかったのだけど、
端から面白くないと貶す知り合いに対して、
ボクは見てもいないものを判断するのはおかしいと意見が対立。
それならば一度見てみようかってことになったけど、
やたらと長いと噂の韓流ドラマを見るのはリスクが大きすぎるので、
代わりに韓国映画でも観てみようかってことになりました。
その時期に公開されていたのが『ハウスメイド』と本作で、
ボクはどうせ観るなら最低限楽しめるようにエロい『ハウスメイド』がよかったけど、
公開中に予定が合いそうもなく断念。
それで仕方なく本作を観ることにしたのですが、よほど韓国が嫌いだったんでしょうね。
知り合いにドタキャンされ結局ボクひとりで観ることになりました。
まぁ昨今の情勢を思えば気持ちはよくわかるので、責める気はないです。

ボク自身、今まで(合作以外の)韓国映画は観たことないと思ってたんですが、
振り返ってみると去年一本だけ観てました。『TSUNAMI -ツナミ-』です。
かなりイマイチな作品で、日本では全然ヒットしませんでしたが、
韓国では1千万人以上動員し、2009年最大のヒット作でした。
(歴代でも4位。韓国の人口は5千万人弱なので、異常な動員数です。)
偏見抜きにかなりの駄作で、韓国人はどんな感性してるんだと驚いたものです。
そしてその翌年、2010年韓国最大のヒット作が本作『アジョシ』です。

結論から言えば、思ったよりは酷くなかったですね。
前年の韓国ナンバー1『TSUNAMI -ツナミ-』よりは何倍もマシだし、
不作気味の今年の日本映画と比べても、あまり遜色ない出来だと率直に思いました。
しかしこれが年間1位の作品というのは意外すぎます。
面白いか否かは問題ではなく、こんなエログロ有りのバイオレンス作品が
1位になれてしまう韓国映画市場の不健全さに驚愕しました。
日本で例えるなら任侠映画が年間1位になるようなもので、まず考えられないというか、
子どもに見せたくない作品がナンバー1になるような国にはしたくないです。

映像的なグロさもさることながら、内容のグロさがエグい。
拉致された近所の女の子を救うために、韓国マフィアに単身乗り込む近所のオジサン。
そう聞くとヒロイックでハートウォーミングな内容のように思いますが、
この韓国マフィアの生業がエグいです。
債務者から幼い子どもを奪い、劣悪な環境に監禁。
ATMからの不正引き出しや麻薬の運び屋、麻薬の精製工場で強制労働させ、
ある程度成長すると、家に帰すふりをしてバラし、臓器を売り払います。
いくら悪役とはいえ、どこの発展途上国だよと思うほどの蛮行です。
ファミリーでは絶対観れません。

それに近年の韓国の児童虐待の急増を思うと、あながちフィクションとも思えません。
最近あまりに事態に、児童性犯罪者を去勢する制度が施行されたほどです。
そういえば本作の主人公オジサンも、近所から児童性犯罪者扱いされてましたね。
表向きはただの質屋なのに、レイプ魔が一般的な国なんですね。
事件に巻き込まれたオジサンが警察に通報したら逆にテレクラを勧めたりと、
フィクションとはいえ、そんな展開が普通に受け入れられるなんて、
性風俗に問題があるんじゃないですか?

ただ、韓国作品に馴染のないボクにとって、
対外的に見栄ばかり張っているイメージの韓国が、
こんな自国を貶めかねない作品を作っていたことは意外でした。
もしかしたら国外での上映は念頭になかったのかもしれませんね。
本作は東映の新レーベルで、外国映画を配給する「東映トライアングル」が買い付けた、
第一弾作品ですが、本作もまさかこんな規模で日本公開になるとは思ってなかったかも。
「東映トライアングル」も年間ナンバー1作品というフレコミがなければ、
韓国映画が人気薄の中で、劇場公開にまで踏み切るかは微妙なところだったと思います。
ちなみに本作は日本初登場9位を記録し、さすがの配給力で韓国映画の割には大健闘です。
(なお、「東映トライアングル」の第二弾は中国映画『1911』です。)

とはいえ、本作の韓国での大ヒットも日本での大健闘も、
別に衝撃的な内容だからというわけではなく、
おそらくはひとえに主人公オジサンを演じたウォンビンの人気によるものでしょう。
韓国のことはよく知らないけど、日本での韓流四天王の人気は格別なものがあるようです。
ボクは韓国を敬遠しがちだけど、たしかにチャン・グンソクなんぞに比べれば、
ペ・ヨンジュンやイ・ビョンホンはかなりマシな印象があります。
チャン・ドンゴンの『マイウェイ 12,000キロの真実』も観てもいいかなと思ってるし。
まぁそれはオダギリジョーとW主演だからだけどね。

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