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ワイルド・スピード MEGA MAX

よく「最近の若者は自動車や海外旅行に関心がない」みたいなことが、
ネガティブな文脈で語られることがあります。
でも、若者は基本お金がないんだから、関心を持ったらそれこそ気の毒。
「バブルの頃の若者を基準に今と比較するな」って感じですよね。
消費させたいのなら、自動車工場で働いている若い派遣社員に、
自社製品が買えるくらい給料払ってから言ってくれと思います。

ボクは海外旅行には関心ないけど、自動車は好きです。
でもお金がなくて好きな自動車には当然乗れません。
外車も好きなんだけど買えるはずもなく、今乗ってるのは国産車。
日本のメーカーでは日産が好きなので、とりあえず日産の安いやつに乗ってます。
乗ってるといっても、エコカーとかではないので、ガソリン代もバカにならず、
実際はほとんど乗ってないようなもの。
日本は交通の便もいいし、そんなに車はいらないしね。
でも憧れはあるので、よく公道を走ってる車に目が行きます。
ウチは高級住宅街が近くにあるので、外は高級外車がバンバン走ってます。
(最近はハイブリッドカーも多いですが。)
見ていて楽しいですが、ボクには一生乗れなさそうと思うと切なくなります。
やはり人間は等身大が一番。迂闊に何でも関心を持つべきではないです。

ということで、今日は自動車ファンには堪らない映画の感想です。
ボクが車に興味を抱いたのもカー・アクション映画の影響が強いです。
あ、あと『頭文字D』かな。

ワイルド・スピード MEGA MAX
Fast Five

2011年10月1日日本公開。
カー・アクション映画『ワイルド・スピード』シリーズ第5弾。

前科者ドミニク(ヴィン・ディーゼル)と彼を脱獄させた元捜査官ブライアン(ポール・ウォーカー)は、お尋ね者として追われながら、ブラジルの裏社会で超高級車の強奪を繰り返していた。逃亡生活から抜け出して永遠の自由を得たい彼らだったが、彼らを逮捕する特命を受けた連邦捜査官ルーク(ドウェイン・ジョンソン)が立ちはだかる。(シネマトゥデイより)



本作で5作目を数える『ワイルド・スピード』シリーズですが、
このシリーズのファンとして、すごく楽しめた作品でした。
その反面、このシリーズのファンだからこそ、納得できないこともありました。

まず楽しめた理由ですが、ファン・サービスに溢れたキャスティングだったからです。
このシリーズは変わったシリーズ作品で、全5作にフル登板する登場人物がいません。
特に3作目までは、毎回ガラッと登場人物が変わってしまいます。
それが今回、前4作から主要キャストが一堂に集められ、
みんなでひとつのチームを結成するという、超熱い展開になっています。
レギュラーのドミニク(ヴィン・ディーゼル)、ブライアン(ポール・ウォーカー)、
ミア(ジョーダナ・ブリュースター)はもちろんのこと、
1作目からはドミニクの友達ヴァンス(マット・シュルツ)、
2作目からはブライアンの友達ローマン・ピアーズ(タイリース・ギブソン)と、
ストリートレースの元締めテズ(クリス・"リュダクリス"・ブリッジス)。
番外編の3作目からは前作に引き続きハン(サン・カン)。
4作目からは敵の麻薬王を裏切ったジゼル(ガル・ギャドット)と、
おまけのお調子者2人組(テゴ・カルデロン&ドン・オマール)が大集結です。

みんな元の作品では主要な役だったけど、ほとんどが初顔合わせのメンバー。
ドミニクとブライアンの呼びかけに応じたはいいけど、なんか微妙な関係で、
ちょっとした諍いになったり、逆に恋が芽生えたりしちゃいます。
そんな作品を超えた化学反応のようなものにワクワクさせられます。
前作から引き続き登場って人がやっぱり多いんだけど、
前作はドミニク周辺の人たち中心って感じだったからね。
本作ではそこにブライアンの交友関係が加わったって感じで、
特にブライアンの新旧親友であるドミニクとローマン・ピアーズが、
お互い意識し合っている感じが伝わって面白かったです。

そんなお祭り的なファン・サービスに、本作の新たなライバルとして、
凄腕FBI捜査官ホブス(ドウェイン・ジョンソン)と、
彼の助手である地元女性警察官エレナ(エルサ・パタキー)が参戦。
ドミニク・チームと死闘を繰り広げたり、時には共闘したり、恋が芽生えたりします。
すごいのはそんな12人もいるメインキャストに全員見せ場が用意され、
みんなそれぞれに大活躍するってことです。

でも、そんなキャストにひとりひとりに見せ場を作ってたら、
当然その煽りを受けるものがあります。
煽りを受けたのは、このシリーズにとってキャストと同様に大事な…、
いや、ある意味キャスト以上に大事なカー・キャストたちです。
もともとこのシリーズはスポコン・カーのストリートレースを題材にしたもので、
自動車が主役で、キャストは大したことない作品でした。
しかしこのシリーズを重ねることで、キャストたちの人気も高まり、
ドラマやカー以外のアクションシーンの比重が増えました。
それどころか、「車に興味ない観客も取り込みたい」と公言してしまうほどで、
意識的にポピラリティを高めようとしているようです。
見事に功を奏して、ユニバーサル史上最高のオープニングを記録しましたが、
ボクみたいに車目当てでカー・アクション映画として観はじめたファンからすると、
「最初のコンセプトはどうなったんだ?」と、どうにも納得がいきません。

もちろん普通のアクション映画に比べたら、カー・アクションは多い方です。
しかし如何せん登場車種数が少なく、しかも偏っています。
いや、車種数はホントは多いです。
億近いフォードGT40とか、コルベットスティングレーとか、超レアなクラシックカーや、
ポルシェGT3などの高級スポーツカーに、よくわからない軍用車など、数は出ます。
しかしどれも脇役で、メイン・カー・キャストといえるのは、
いつものドミニクの愛車、1970年式のダッジ・チャージャーと、
クライマックスで金庫破りに使う2010年式ダッジ・チャージャーくらいです。
あとは味方としても敵としても登場するパトカー、これもダッジ・チャージャーですが、
ダッジ・チャージャーばっかりじゃないか!って感じですよ。
しかも1970年式と2010年式では、同じチャージャーとはいえ、かなり違いますが、
金庫破りのやつはパトカーを改造したものなんで、実質2種類です。

まぁマッスルカーは好きなんで、チャージャーも好きですよ。
でもこれだけ凄腕ドライバーの登場人物がいるんだから、
ひとり一台ずつ個性にあった別々の愛車を与えて、
それぞれがすごいカー・アクションを決めるシーンがあってもいいと思うんですよ。
本作ではカー・アクションで活躍するのは専らドミニクとブライアンだけ。
ローマン・ピアーズとハンもクライマックスではちょっとだけ活躍するけど、
結局4人とも新型チャージャーですからね…。
せっかく人種も個性もバラバラなのに、同じものに乗ってたらツマンナイです。
キャストは多様なのにカー・キャストは画一的なんてね…。

日本人として特に残念なのがブライアンですよ。
彼を演じるポール・ウォーカーは私生活でも日本車愛好家で、
劇中でも歴代、ブライアンは日産車に乗り、カー・アクションを決めていたのに…。
本作でも律儀に日産車に乗ってくれていますが、愛車のスカイラインGT-Rは主に移動用…。
そもそも、もともとスポコンが題材だったこのシリーズは、
初期3作はほとんど日本車ばかりだったし、だからこそ興味を持ったのに、
急にアメ車ばかりが活躍するようになるなんて、裏切られた気持ちでいっぱいです。
とはいえアメリカと並ぶ自動車大国日本ですから、チョイ役とはいえ日本車も数は出ます。
日産フェアレディZとかトヨタのスープラとか、ホンダもスバルも三菱もありました。
なんだかんだで一番嬉しかったのは、ラストでブライアンが日産GT-Rを愛車にしてたこと。
やっぱりブライアンは日産車に戻ってくるんですね。
これで次回作も日産車は安泰でしょう。

で、その次回作ですが、すでに2013年公開と発表されています。
もともと4作目を作った時に、4~6作はトリロジーにする計画だったみたいで、
物語の大まかな流れは決まっていたそうです。
なんとそのトリロジー最終作である次回作、第6作目にはあの人が登場するようです!
レギュラーでありながら、お祭り的な本作には登場することができなかったあの人が!
せっかく新しい彼女ができたのに大丈夫なのかドミニク!
次回作も超楽しみです。

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