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20世紀少年 第一章

福田首相、電撃辞任ですか。
会見では民主党のせいで重要案件の議決が難航したのが原因みたいな言い方だったけど
野党が案件に反対するのは当然といえば当然。
今回の辞任の一番の原因は誰がどう考えても連立組んでいるあの党が原因でしょ。
信仰を礎とした800万票(80議席)ともいわれる集票力を武器に、
一国の首相に引導を渡してしまえるほどの力を持っているんですから、
ついに宗教による政治支配が本格化してきたような気がして恐いですね。
今日はそんな宗教による政治支配、人民支配を描いた映画の感想です。

20世紀少年 第一章

2008年8月30日公開。
浦沢直樹のSFサスペンス漫画の実写映画化。

"ともだち"と呼ばれる教祖の率いる謎の教壇が出現し、怪事件が頻発する。コンビニを営む中年男ケンヂ(唐沢寿明)は、それらの事件が小学校の頃、同級生と悪の組織や世界征服について遊びで書いた"よげんの書"の内容にそっくりなことに気づく。

制作費60億円、全3部作の邦画史上最大のプロジェクトの1作目です。
原作に忠実に映画化するってことだけど、それってどうなんでしょうね。
原作は累計2000万部を越える大ヒット漫画だし、
興味ある人はみんな内容知ってると思うんですよ。
サスペンスで犯人探しが物語の根幹なのに、観客はみんな犯人を知ってる。
それを3部作にしても、次回作に期待なんてできないと思う。
そんなものに巨額を投じてしまうくらいなら、オリジナルの脚本の映画にするべき。
もしくは最後のオチ(犯人)を大胆に変更してしまうとかね。
公開前から"原作に忠実"なんて宣言してしまうのは愚の骨頂です。
(原作は最後のオチがわかりにくいので、是非変えてほしかった。)

ボクも原作漫画をリアルタイムで読んでいたのでストーリーは知っているのですが、
読み返したことがないので細かい部分はけっこう忘れてました。
その点では"おさらい"としてなかなか楽しめたと思います。
原作どおりとはいえ、あの膨大な量の原作を描ききれるはずはなく、
けっこう端折られているのですが、大切な部分はうまく残されています。
逆にいえば大切なところしか残っていなく、すべてのシーンが伏線になっているので、
(原作知っているだけに)気を抜く事が出来ず、けっこう疲れます。
でも無駄な部分を削いでまとめてくれているので、当時は気が付かなかった
意外な発見ができて、原作に対する理解が深まりました。

カルト教団の教祖"ともだち"の正体ですが、ネタバレになるので書きませんが、
原作を知らなくても、彼のお面から垣間見える耳の形や特徴的な刈り上げの後髪で
すぐわかっちゃいますねー。(声も一緒かも…)
そこはうまくごまかせばいいのに、忠実に実写化しすぎです。

巨額を投じただけあって、役者はかなり豪華でした。
あんな大物がこんなちょい役で…しかもすぐ死ぬし…みたいな。
べつにギャグらしいギャグのある映画でもないんだけど、
そのキャスティングの妙で笑いが起きたりしてました。
漫画でのキャラのビジュアルにあわせた配役をしているのはちょっと凄かったです。
漫画原作の映画で一番不満に思ってしまう部分ですからね。
でも第2章以降のケンヂは唐沢寿明のイメージとは違うからどうなるか見ものです。

冒頭でも書いたけど、この作品の根底はカルト宗教による世界支配です。
友民党とともだち教団はあきらかにあの政党とその支持母体の教団のパロディです。
ともだち教団は警察やマスコミに入り込み、自分たちに不利な情報は握り潰します。
そして教祖ともだちの息のかかった者を選挙に立候補させ友民党を立ち上げます。
友民党は連立政権に参画し、ついにはともだちが政治の実権を握ります。
現実の政党や教団はともだちのような血なまぐさいことを表立ってはしませんが、
この作品に描かれている宗教の政治支配の一面は現実となりえるものです。
タイムリーにも近々に行われる総裁選と衆議院総選挙は、
その行方に大きな影響を与えるターニングポイントになりそうです。

第二章は2009年1月31日公開なので、あの節操のない日テレの制作だから、
その公開前には今作(第一章)が地上波でオンエアされるんじゃないかな?
『デスノート』の時みたく…。

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