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レジェンド・オブ・フィスト

今日はブルース・リー主演の『ドラゴン怒りの鉄拳』のリメイクの感想を書きますが、
ブルース・リー生誕60周年を迎えてか、彼の出演作のリメイク企画が相次いでいます。
でもブルース・リーっていうのはなかなか代えがたい存在で、
簡単にリメイクといっても、誰がブルース・リーが演じた役をやるのかが重要です。
まだ記憶に新しい『グリーン・ホーネット』ではジェイ・チョウが演じました。
『ドラゴン怒りの鉄拳』のリメイクはジェット・リーとドニー・イェンが演じました。
『ドラゴンへの道』のリメイクではチャウ・シンチーが演じるという噂です。
まぁ100歩譲ってこの辺はいいとしましょう。
問題は『燃えよドラゴン』のリメイクで主演を噂されている韓国人俳優ピ(Rain)ですよ。
もし実現すれば、ある意味おもしろいことになりそうです。

ピは主演作『ニンジャ・アサシン』の演技が認められて、
『燃えよドラゴン』のリメイクの主演候補に挙がったのですが、
彼は『ニンジャ~』の時に「忍者は韓国にいる」「日本の忍者ではない」と発言しました。
(韓国人特有の他国の文化を韓国発祥と捏造する病気が発症しました。)
日本人は寛容だから失笑されただけで済みましたが、同じことを中国にもしたら…。
ハリウッド映画で中国が舞台になっただけでも、
「何の断りもなく勝手に中国使うな」と怒るのが中国人です。
中国の英雄を韓国人俳優が演じたら、中国人ブチギレで、おもしろい事態になります。
まぁけっこう前の噂だし、続報もないから実現しないと思うけどね。

ということで、今日はドニー・イェン主演のブルース・リー作品リメイクの感想です。
こんな抗日映画を普通に劇場公開してしまう日本は、飽きれるほど寛容です。
でも中国と韓国が見倣ってくれる分には構いませんよ?

レジェンド・オブ・フィスト/怒りの鉄拳

2011年9月17日日本公開。
『ドラゴン怒りの鉄拳』をリメイクしたカンフー・アクション。

日本などの各国の思惑が入り乱れる1925年の上海、極秘裏に日本軍へのレジスタンス活動を行うチェン・ジェン(ドニー・イェン)は素性を隠し、各国の要人が出入りするナイトクラブ「カサブランカ」のオーナー、リウ・ユティエン(アンソニー・ウォン)に近づく。そこで出会った歌手キキ(スー・チー)と次第に惹(ひ)かれ合っていくが、彼女もまた打ち明けられない秘密を抱えていた……。(シネマトゥデイより)



リメイク、リメイクと言っているけど、実は本作はリメイクではなく、
『ドラゴン怒りの鉄拳』の続編的な内容になっています。
もちろん正統な続編ではなく、登場人物名などは変わっていますが、
『ドラゴン怒りの鉄拳』をベースとした物語の後日談といった世界観で描かれます。
(正統な続編はジャッキー・チェン主演で映画化されています。)
舞台は第一次世界大戦の最中、大日本帝国勢力下の上海。
中国を「アジアの病人」とバカにした日本武術協会に復讐するため、
精武館のチェンは単身乗り込み、日本人武闘家の道場主を殺す…。
ここまでは『ドラゴン怒りの鉄拳』のストーリーですよね。
当時チェンと演じたのがブルース・リーです。

その後、日本の報復で殺されたと思われていたチェンですが、
本作では実は中国人労働者としてヨーロッパ戦線に駆り出され、
フランスでドイツ軍相手に最前線で戦っていたということになっています。
ヨーロッパ戦線で勝利したチェン(ドニー・イェン)は、上海租界に戻り、
戦死した友人になりすまして日本軍に対するレジスタンス活動を始めます。
空手家の力石毅大佐(木幡竜)が指揮官を務める日本軍は、
抗日活動家をリストアップし、次々と暗殺。
チェンは「仮面の戦士」に扮して、日本軍の暗殺者を阻止しようと奮闘する。
力石大佐は、実はチェンが昔殺した日本人道場主の息子であり、
チェンは最後の決着をつけるために、日本軍の道場に単身乗り込むのだった、…という話。

まぁ「日本を倒せ!」って映画だから、日本がいいように描かれるはずもなく、
日本人としては不愉快に思ってしまうシーンもないことはないですが、
覚悟していたほど抗日的な演出は酷くなかったように思われます。
これなら同じ上海租界が舞台だった渡辺謙出演の『シャンハイ』の方が酷かったくらい。
もっと日本を悪く描こうと思えばいくらでも出来たでしょうが、
意図的にセーブしている印象を受けました。
力石大佐の腹心のひとりはどうしようもない日本人として描かれていますが、
日本の俳優が演じる日本人役はそれほど悪くは描かれません。
特にAKIRA(EXILE)演じる日本軍人佐々木は、イメージを傷つけないための配慮か、
日本軍がチェンの仲間や家族に対して蛮行に及ぶ前に早々に死んでしまいます。
空手家としては日本軍ナンバー2って感じの役どころだったので、
あまりにもあっさりした最期だったのには拍子抜けしました。
ヒロインのキキ(スー・チー)も実は日本人だったって設定だし、
日本人なら全部悪いって描き方にはなってませんでした。
むしろ劇中の中国人の方が日本人だけでなく列強の白人たちからもバカにされたり、
エグい殺され方しているので、「よくこんな自虐的な脚本書けるな」と思ったほどです。

抗日映画なのはひとまず置いといて、面白かったのは、
チェンの「仮面の戦士」の扮装が『グリーン・ホーネット』でカトーそのものだったこと。
もちろんこれはカトーを演じたブルース・リーに対するオマージュなのですが、
アメコミ映画ファンのボクにとっては、ブルース・リー云々よりも、
カトーが租界時代の魔都上海に降り立ったような感じ。
アメコミ作品でも「史実の裏でヒーローが活躍していた」みたいな展開が流行ってるけど、
本作もそんなアメコミ映画的な感じで、なかなか興味深く観れました。
チェンは機関銃を装備したドイツ兵相手にナイフで勝てるくらい強く、
下手なアメコミヒーローよりも超人的です。
そのヴィランたる力石大佐もまた超人的強さで、一方的にならなかったのがよかったけど、
力石大佐と決着をつける時のチェンは、カトーの扮装ではなく、
白胴着にヌンチャックを装備し、完全にブルース・リーを意識したもので、
アメコミ映画ファンとしてはちょっと残念だったかな。
でもそもそもいろんなブルース・リーを演じてみるというコンセプトのようなので、
ブルース・リー好きには楽しい展開だったのかも。
特にちゃんと怪鳥音使ったりするところとかね。

普通のカンフー映画としても楽しめるものなので、
抗日的な演出を受け流せるなら観てみるといいと思います。
ただ日本人は自虐史観の強い人も多いので、内容に影響されるのはやめてほしいかな。
「EXILEのファンだから」みたいな理由で観に行くのもオススメできません。
AKIRAを起用して日本のEXILEファンの一般女性を釣り、
あわよくば洗脳してやろうという中国の意図が見え見えです。
それをよく理解し、あくまで中国側の都合で作られたフィクションとして楽しみましょう。

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