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スパイキッズ4D

少し前に読んだ「ハリウッド・チャンネル」の記事に書いてあったのですが、
イギリスでは多くの映画館でポップコーン持ち込みが禁止されているそうで、
やっぱりポップコーンを食べる行為に迷惑している人って相当数いるんだな、
ボクだけじゃなかったんだな、…と目からウロコでした。
ポップコーンは音が出にくく、迷惑の掛からないと思って食べる人が多いですが、
ポテトチップスなど他のスナックに比べたら相対的に音が控え目というだけで、
全く音が出ないわけではないです。
ただ他のスナックを食べられるよりマシ、許容範囲内であるというだけで、
遠慮してもらえることに越したことはないです。

もうひとつ煩わしいのはポップコーンの臭いです。
映画館自体がポップコーンの臭いが充満してしまっているため、
ポップコーンの臭いが映画館の臭いと錯覚してしまうほどなので、
すぐ嗅覚疲労に陥り、気にならなくはなるのですが、
出来たばかりのシネコンに行くと、その空気の正常さに目が覚めます。
ポップコーンって意外と臭いがきついんですよね。
それでもやはりホットドッグなどに比べれば臭いもマシな方ですが、
性質が悪いのは最近どこでも売っているフレーバーポップコーンです。
迷惑になりかねない臭いをわざわざ付けて売るなんて、映画館の気がしれません。

映画館でポップコーンを食べる人も、映画館の売店で売ってるものを食べることが、
まさか他人の迷惑になるなんて思ってないから、お客さんを責めるのは筋違い。
日本でも即禁止しろとまでは思いませんが、「イギリスでは禁止」という事実を拡散し、
自主的に遠慮してくれる人が増えるのを期待したいです。

ということで、今日はポップコーンを食べながら観ない方がいい映画の感想です。
世界初の匂い付き3D映画で、入場時に指で擦ると匂いが出るカードが配布されますが、
ポップコーンを食べたベトベトの指や臭いがついた指では、
その趣向を堪能することはできません。

スパイキッズ4D:ワールドタイム・ミッション

2011年9月17日日本公開。
アクション・アドベンチャー『スパイキッズ』シリーズ最新作。

母親(ジェシカ・アルバ)が元スパイと知った双子の姉レベッカ(ローワン・ブランチャード)と弟セシル(メイソン・クック)。世界の時間を止めて過去にさかのぼり、世界征服をたくらむ最強の悪党タイムキーパー(ジェレミー・ピヴェン)の暴挙を阻止するため、敵の手にある秘石クロノスサファイアを取り戻そうと、双子姉弟がスパイキッズとして立ち上がる。(シネマトゥデイより)



一昔前に、スパイグッツみたいな秘密道具が大好きな男の子の心を鷲掴みにして、
大ヒット子ども映画シリーズとなった『スパイキッズ』の8年ぶりの最新作。
前作も3D映画だったのですが、今主流のデジタル3Dとは違い、
赤と青のセロハンが張られたメガネで鑑賞するアナグリフ式3Dでした。
この8年の間の急激な変化(進歩)を感じさせますね。
アナグラフ方式とはいえ前作ですでに3Dに挑戦していた本シリーズは、
本作で更なる進化を遂げ、史上初の「4D映画」となりました。
3Dにプラスされる、もうひとつのデメイションはなんと「匂い」。
映像の指示に合わせて、劇場入場時に配布されるカードの番号を擦ると匂いが発生、
主人公たちが嗅いでいる匂いを体感できるという画期的(?)な趣向です。

この匂い付きカード「アロマスコープ」が先着100万人にしか配布されないということで、
とりあえず公開初日に急いで観に行きました。
でもよく考えたら日本で100万人導入出来たらかなりのヒット作ですからね。
限定100万なんて枚数は限定とは言えないレベルで、
いつ観に行こうがもれなく貰える思います。
それにこのカード、期待したほどのものではなく、貰えなくても支障はないかも。
いや、それほど高い期待をしていたわけではないけども、それすら下回るものでした。

一番はじめに擦るように指示される番号には「ベーコン」の匂いが付けてあるんですが、
いざ擦ってみると車の芳香剤のような甘ったるい匂いが…。
若干油臭く、なんとかベーコンを再現しようという意気込みは伝わる匂いですが、
技術が全く追い付いていない感じです。
でも再現しようとしているだけまだマシで、赤ちゃんのおならの匂いは「チョコレート」、
犬のおならの匂いは「ねんど」です。
まぁホントにおならの匂いが付着されていたら嫌だけど…。
(それでも「ねんど」はかなり不愉快な臭いです。)
複数あるフルーツ系の匂いはどれも大差なく、匂い付き消しゴムのような人工的な匂い。
人工的な甘い香りは擦らなくても常にカードから発せられており、
手元に持って映画を観ているだけでも、臭気に弱い人は気持ち悪くなるかも。
それ以前に、映像にいつカードを擦る指示が出るかと気構えてしまうので、
慣れるまでの序盤はストーリーに集中できません。
劇場は暗いので、カードの番号を確認するのにスクリーンから目を離す時間も長いし…。
こういう趣向も一度だけなら経験するのも悪くないし、話のタネとして面白いけど、
こんな子供騙しならもう金輪際いいかなって感じですね。
もちろん子供騙しと感じてしまうのはボクがいい大人だからで、
チビッコを連れて行ってあげたら大喜びすると思いますよ。

『スパイキッズ』最新作ですが、前作から8年も経っているので、
前作までのスパイキッズたちはすっかり成人してしまい、
本作から主人公は新しい子役に交代しています。
とはいえ前作から全く繋がっていないわけではなく、
本作でスパイキッズになる双子の姉弟レベッカ(ローワン・ブランチャード)と
セシル(メイソン・クック)の継母マリッサ(ジェシカ・アルバ) は、
旧スパイキッズ、カルメン(アレクサ・ヴェガ)とジュニ(ダリル・サバラ)の 叔母。
つまり旧スパイキッズの父親グレゴリオ(アントニオ・バンデラス)と、
マチェーテ伯父さん(ダニー・トラホ)の妹であり、
簡単に言うと新スパイキッズは旧スパイキッズの義理の従弟妹になるわけです。
なお、上記のメンバーは本作にも全員続投してます。
父親グレゴリオとマチェーテ伯父さんはカメオ程度の出演ですが、
旧スパイキッズのカルメンとジュニはメインキャストとして登板してます。
カルメンはあいかわらずかわいいけど、ジュニはちょっと残念な感じになってますね…。

ストーリーは意外と難解、…というか荒唐無稽で正直わかりにくいです。
ふつう4D(四次元)といえば、3D(三次元)プラス「時間」というのが一般的ですが、
それを取り入れたのか、タイムパラドックス絡みのややこしい展開になっています。
でもはじめから物語を理路整然とすることよりも、チビッコが観て楽しめるように、
映像的に面白くなるようアトラクション的にしようという意図はわかるので、
展開のハチャメチャさを扱き下ろそうって気にはならないです。
それに「子どもでいられる時間を大切にする」というテーマはとても道徳的で、
チビッコや若い親世代には是非観てほしい素晴らしいメッセージだと思いました。
なぜ夏休み中に公開しないかなぁ…?
ただ、ゲロとかおならとか、ちょっと下品なネタが多かったかな…。

次回作は「5D」に挑戦すると宣言しているロバート・ロドリゲス監督。
公開初日であの程度の客入りでは日本での成功は厳しそうですが、
全米でも大ヒットシリーズの最新作にしては低調な成績で苦戦しており、
このままだと続編の製作は無理そうな感じです。
8年のブランクはちょっと厳しかったのかなぁ…。
当時のチビッコは大きくなってるから、新たなファンを獲得しなきゃいけなかったけど、
ブランクのわりにちょっと前作を引きずりすぎたのかもしれません…。
新スパイキッズの継母役のジェシカ・アルバが主演のように感じてしまう宣伝も、
チビッコを集客できなかった原因かもしれませんね。

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