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スマーフ

久しぶりに更新です。
ウチは映画感想ブログなので、作品を観ないことには何も書けません。
先週末も観たい映画がいくつか公開されましたが、
昨日がTOHOシネマズ・デイ(TOHOシネマズで映画1000円で観れる日)だったので、
週末に観るのを我慢して、昨日の夕方から映画2本ハシゴしてきました。
普段なら観たいものは我慢しないですぐに観ちゃうんですが、
2本とも割増料金を取られる3D映画だったので、少しでも安く観たかったので…。
特にTOHOシネマズは今月末までインターネット予約すると更に100円割り引かれるサービス
「Vit割」の期間中ということもあり、この機会は活用しておこうと考えました。

「Vit割」に限らず、Tジョイの「KINEZO」やMOVIXの「おさきにNet」など、
並ばなくても座席券が買えるインターネット予約はとても便利です。
ですがインターネット予約は前売券など割引券が使用できないのが難点でした。
ところが、このほどインターネット予約に利用できる電子前売券
「ムビチケ」なるものが登場し、すでにTOHOシネマズが導入しています。
痒いところに手が届く素晴らしいサービスだ!…と思ったのもつかの間、
この電子前売券は普通の前売券よりも100~200円割高なんですよね。
しかも前売特典もつかないので、あまり買いたいとは思えません。

前売券を買う人は、映画公開前から観に行くことを約束してくれているようなもの。
作品に対する一番のファンであるといっても過言ではないです。
映画会社にとっても、一定の興行収入が担保され、前売券代は公開前に運用もできる。
更に売上枚数などのデータは公開規模を決める指標にもなります。
だから前売券を買ってくれるお客さんはありがたい存在で、最も大切にするべきなのに、
レイトショーや映画サービスデイなどの当日券の方が前売券よりも安いというのが現状。
ましてや電子前売券で事前に座席予約までしてくれようって奇特なお客さんから、
更に割増料金を徴収しようなんて、どういう商売ですか?
映画会社や映画館は前売券の意義を見直すべきです。

ということで、今日は定価では観ようと思わない3D映画の感想です。

スマーフ

2011年9月9日日本公開。
ベルギーの漫画を原作に実写とCGIで制作したアドベンチャー・コメディー。

スマーフ村の大イベント、“ブルームーン祭り”の日。悪の魔法使い・ガーガメルが、スマーフの青いエキスを絞り取ろうとやって来た。大慌てで逃げ出したクラムジーをはじめとするスマーフたち。ところが穴に飲み込まれ、ニューヨークにたどり着いてしまった。そして、偶然出会った人間、パトリックの家に居候することになり……。(シネマトゥデイより)



本作は『くもりときどきミートボール』のソニー・ピクチャーズ・アニメーションによる
実写+CGIアニメーション作品ですが、なぜか日本ではソニーが配給せず、
ユニバーサル作品を主に配給する東宝東和が配給しています。
なのでソニーが日本での劇場公開を見送ったものを、
東宝東和が拾ってくれたんじゃないかな?
…って思ったんですが、どうもそういうわけではないらしく、
もともと東宝東和の資本が入っているので、日本国内ではソニーが配給できないみたい。
というのも、本作は東宝東和と角川書店がアメリカの投資会社と組んで作った
新しい映画製作ファンド「HMPP」が出資した初めての作品らしいです。
ソニー製作だけど、日本国内の配給は東宝東和が、ビデオリリースは角川が担当します。
どの程度かは知らないけど、日本の資本で制作されたハリウッド映画ってことで、
ちょっと応援したくなりますね。
(ちなみにそのファンドの2作目は『タンタンの冒険』のようです。)

ただ、ソニーが日本での劇場公開を見送ったと思ってしまったのも無理からぬことで、
このジャンル(実写+CGIアニメ)の映画は日本ではなかなかヒットしません。
東宝東和配給のユニバーサル作品『イースターラビットのキャンディ工場』も
日本でコケてしまったのもまだ記憶に新しく、その二の舞になるのではと心配しました。
でも、いざ公開されてみると初登場5位を記録。
それも決していい順位なわけではないけど、初登場12位の『イースター~』を思えば、
このジャンルでこの順位はけっこう善戦したんじゃないかと思えます。

「スマーフ」はベルギー生まれの世界的人気キャラクターです。
でもやはりヨーロッパでの人気が中心のようで、
日本でも企業のイメージキャラクターに起用されたりしてますが、
日本人にとってはあまり馴染はないかな?
ボクもキャラクターのイラストを見たことがある程度で、
今回がスマーフへのファーストコンタクトでしたが、なかなか面白かったです。

内容としては子ども向けで無難な作りのスラプスティック・コメディであり、
凡庸なストーリーで、それほど特筆すべきものはないのですが、
キャラクターがかわいいので、スマーフがドタバタしているだけで十分鑑賞に堪えます。
スマーフたちは行動が短絡的で危なっかしく、見ていてハラハラします。
時にイライラさせられるのもご愛嬌です。
独特の「スマーフ語」もシュールでボディブローのようにじわじわ効いてきます。
敵の悪い魔法使いガーガメル(ハンク・アザリア )のペットのネコもかわいいです。

とはいえホントにかわいらしさしか取り柄のない作品で、
ストーリーはあまりに安直でご都合主義もいいところ。
スマーフやガーガメルなどファンタジー的なキャラや、ブルームーンの力など、
けっこう重要と思われる設定(世界観)もかなり曖昧でふわふわしています。
もしキャラクターに魅力を感じることができなければ、
かなり退屈な作品なんじゃないかと思います。
完全なキャラもの作品だから批評家受けもかなり悪く、酷評も多いです。

本作は日本では日本語吹替版しか上映されていません。
アニメでは間々あることで、それはいいのですが、
本作は主役にジャニーズのアイドルを起用しており、
しかもロクな演技経験もないHey!Say!JUMPのメンバーなので、かなり懸念していました。
だけど懸念していたほど悪くなかった、…というか全然気にならない仕上がりでした。
彼らが意外と無難に声の演技ができていたというのももちろんですが、
主人公といえども、それほど重要な役柄ではなかったというのが大きいです。

スマーフの一族はおよそ100人ほどいて、みんないろんな個性を持っています。
そのうちの6人が本作のメインですが、山田涼介の演じる主人公クラムジーは、
いわばスマーフのデフォルトタイプで、タレント集団のスマーフの中では、
最も無個性なキャラで、高度な演技力を必要としないように思います。
知念侑李演じるブレイニーもアクの弱いキャラなので演じやすいはず。
特に重要なポジションで出代も多いのスマーフ、最年長542歳のパパ・スマーフや、
唯一の女の子スマーフェットはちゃんとプロの声優が担当していて安定感があります。
でも表向きはHey!Say!JUMPがメインキャストなので、
お客さんにはあきらかに彼ら目当てと思われる女性客が多く、
彼女たちを集客できたことが本作の善戦に繋がったと思われます。
これは何気に上手いキャスティングだと思いました。
でもエンディングテーマまでHey!Say!JUMPの曲に差し替えるのは反対かな。

日本ではHey!Say!JUMPファンを集客し、なんとか及第点といった感じの本作ですが、
欧米では知名度も高く、けっこう大ヒットしました。
なのでもう続編の製作が決定し、既に全米公開日も決まっています。
次回作はもうちょっとストーリーにも力を入れてほしいです。
まぁ日本で劇場公開になるかは正直微妙なラインだと思いますが、
もしビデオスルーになっても日本語版キャストが続投するかどうかで、
キャスティングの誠意が知れますね。

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