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ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える

全米でコメディ映画歴代最高オープニング記録を樹立した『ハングオーバー!!』が、
本日ついに日本でも公開されました。
前作『ハングオーバー!』は全米で大ヒットを記録しながらも日本公開が危ぶまれましたが、
映画ファンの後押しでなんとか小規模ながらも公開されたという経緯がありましたが、
その成績を受けて、続編の本作はけっこう大きな規模での公開となりました。
今回はわざわざ大都市まで行かなくても、近所の映画館で観れたので助かりました。

でも本作は全米公開したものに修正を加えて、レイティングを下げて日本公開してます。
できれば現物をそのままの形で観たいところですが、それは仕方がないとして、
気に入らないのは国内で唯一TOHOシネマズ六本木ヒルズだけ、
無修正&ノーカット版を上映していることです。(ぼかしは許すがカットは悔しい!)
国内一律なら諦めもつきますが、なんでまた東京だけなの?
また地方切り捨てか?って思ってしまいます。
その理由が「六本木は外国人が多いから」という意味不明なもので、
レイティングと国籍は関係ないだろ!…と。
外国(欧米)人が多いってことならウチの地元の神戸も多いよ。

まぁ2種類のレイティングで上映するのは前例のないことだし、
この試みが成功して全国に普及するようなことになればありがたいことなので、
今回は社会実験ということで我慢します。

ということで、今日はR18+をR15+に修正した作品の感想です。
上手く編集されていたようで、作品自体に違和感はなかったですが、
どこがカットされたのか気になる…。

ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える
The Hangover Part II

2011年7月1日日本公開。
全米大ヒット・コメディのシリーズ第2弾。

フィル(ブラッドリー・クーパー)、ステュ(エド・ヘルムズ)、アラン(ザック・ガリフィナーキス)、ダグ(ジャスティン・バーサ)の4人はステュの結婚式に出席するため、一路タイへ。ラスベガスでのバチェラー・パーティーの二の舞を避けようと、ステュはつつましいブランチを計画していた。しかし、翌朝二日酔いで目覚めると部屋はメチャクチャ、新郎の顔には入れ墨が刻まれ、花嫁の弟は行方不明、代わりに1匹のサルがいて……。(シネマトゥデイより)



前作『ハングオーバー!』は、洋画コメディで今までで一番笑ったんじゃないかと思うほど、
笑いっぱなしの作品でしたし、劇場も日本では珍しく大爆笑の渦でした。
ところがその続編である本作は、劇場で爆笑が起きることは一度もありませんでした。
ボクはけっこう笑いたかったんですが、何か笑っちゃいけないような雰囲気で、
声を押し殺してクスクス笑うのが精一杯で…。
でもボクはザック・ガリフィナーキスがツボなので、彼のキャラで笑えたけど、
ネタ的には、やはり前作よりは笑うところが少ない気がしました。

独身パーティで記憶がなくなるほど泥酔した男たちが、
二日酔いで目を覚ましたらあり得ない状況になっていた、
…というのがこのシリーズのお決まりのパターンですが、
続編なので、そのあり得ない状況というのが、当然前作よりもパワーアップしています。
しかしその状況が、笑えるには度が過ぎていたんじゃないかと思うんですよ。
朝目覚めると丸坊主になっていた、顔にタトゥが彫ってあった、部屋に猿がいた、
これくらいなら前作同様笑えます。
でも、部屋に知り合いの指がころがっていたとか、
部屋で人が死んだので思わず死体遺棄してしまったとか、
ちょっと取り返しのつかない事態で、ブラックすぎます。
不謹慎だとかいうつもりはないけど、これではコメディというよりも、
クライムサスペンスのノリになってしまい、シリアスで笑えません。
ただそれはそれで、クライムサスペンスとしてドキドキできるので、
作品としては普通に楽しめるものだったと思います。

しかし、やはり前作は「普通に楽しめる」程度ではありませんでした。
笑いという要素を差し引いたとしても、緻密な素晴らしい脚本で、
一種のミステリーといても一級品の仕上がりでしたから。
今回はキャラに頼りすぎで、脚本の練りが甘いです。

前作は目覚めた時の痕跡をヒントに昨夜の自分たちの足跡を追い、
たどり着いた先でまた痕跡を得て~、というのを繰り返すことで、
昨夜の行動が徐々に明らかになっていくという展開で、
点がどんどん繋がって線になっていくような、カタルシスが怒涛の如く押し寄せる、
ホントにウェルメイドな脚本でした。
しかし本作は、自分たちの足跡を追うのではなく、
指だけ残して姿を消した少年の行方を探すという物語です。
痕跡を追っては行き詰るという展開で、点が線になりません。
しかも行き詰るたびに記憶を呼び起こして次に向かうというところが多く、
完全に記憶をなくしたハングオーバー(二日酔い)状態という設定を軽んじています。

またその少年が嫌な奴の息子で、17歳にしてスタンフォード大学の医者のタマゴ、
音楽の才能まであるいけ好かないガキです。
そんなガキ、わざわざ探すほどの価値があるのかと疑問に思ってしまい、
彼らの危険を冒してまでガキを探そうという行動にあまり共感を得ません。
ただ、その少年自体は至っていい子で、今回の一番の被害者でもあります。
安否はともかく、指失くしたら、もう外科医にも音楽家にもなれませんよね。
なんかどの道気の毒で、あまりスッキリしません。
死体遺棄されるのもアジア人ですが、一般的な米国人はアジア人なんて軽く見てるから、
アジア人がどんな酷いことされても笑ってられるんでしょうね。
猿にタバコ吸わせることには敏感なのに…。

あと、最後の○○○○のド下手クソなライブは誰得なの?
彼を作品に絡めてしまったことで予想外の訴訟にまで発展しちゃって、
ホントに何の意味もなかったと思いました。
まぁそのことでちょっとでも話題になったからいいのかな?

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