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R246 STORY

今日は生まれて初めて、映画3本ハシゴしました。
『ハンコック』『デトロイト・メタル・シティ』『R246 STORY』の3本です。
『R246 STORY』は6作のオムニバスだから、実質8本の物語を見たことに。
こんな無茶できるのも若いうちだけだと思っていましたが、
実際やってみるとやっぱりキツイもんです。
連れの子は最後の『R246 STORY』までは付き合ってくれませんでした…。
もう一生3本ハシゴはしたくないです…。
今、頭の中で8つ物語がこんがらがりそうになってるので、
まだ記憶が新しいうちに最後に見た『R246 STORY』の感想を書きます。

R246 STORY

2008年8月23日公開。
国道246号線をテーマにジャンルの異なる6人の監督がメガホンを取ったオムニバス。
監督は中村獅童、須藤元気、VERBAL、ILMARI、浅野忠信、ユースケ・サンタマリアの6人。

今現在、関西地区で上映されているのは2スクリーンのみ。
しかも一日一回しか上映されてないという不遇の映画です。
まぁ不遇には不遇なりの理由があります。

中村獅童『JIROルー伝説のYO・NA・O・SHI』
森の石松(中村獅童)は、次郎長(的場浩司)から21世紀には義理も、人情も、R&Rもないことを聞かされる。石松はキャデラック型タイムマシーンに乗って、未来の東京での世直しを命じられるが…彼はノープラン。

『R246 STORY』の初っ端を飾るストーリーですが、意味不明。
まず次郎長の時代(つまり幕末)の長屋から始まるのですが、
そこは既に現代と近代が入り混じるハイブリッドな世界。
で、唐突に次郎長が石松に「捻じ曲がった(21世紀の)浮世を世直ししてこい」と…。
キャデラック型タイムマシーンに乗って…。世界観がぶっ飛びすぎてついてけない…。
『スキヤキ・ウエスタン』的なことがしたかったのかな?
そして21世紀にやってきた石松が何をするかと思えば、
もはや懐かしい西口プロレスに乱入したり、若槻千夏のイベントに飛び入りしたり、
堀江貴文被告と年齢トークしたり…。
小力や若槻やホリエモンを久々に見てホッコリできたけど、意味わからん!
時代劇の格好した人がキャデラックに乗って街を走る姿が面白いってことか?
で、最後は現代の若者(観客)に向って説教はじめる始末…。
これがシュールってやつか。これだからミニシアター系映画は…。

須藤元気『ありふれた帰省』
R246で、交通量調査を行っている4人の若者。真面目に交通量をカウントしている井上(須藤元気)。彼は一緒にこの街に来て、離れ離れになった恋人を探すために、交通量調査の仕事をしているというのだが…。

序盤、タイトル通りありふれすぎてて今にも寝そうでやばかった。
交通量調査に目をつけたのは斬新だし、R246というテーマにも一番忠実。
須藤元気は本業格闘家だし、浮世離れした役柄なのであの程度の演技でいいけど、
同僚役の3人の演技が芝居染みててイマイチ。
なんで須藤の役が浮世離れしてるかといえば"実は宇宙人だった"からです。
(あ~核心部分、言っちゃった。)
そういわれてみるとクラーク・ケントみたいな格好だったなぁ。
まぁ『世にも奇妙な物語』の2話目になりそうなSFです。

VERBAL(m-flo)『DEAD NOISE』
「日本のHIPHOPに未来はあるのか?」核心に迫る。

これは日本語ラップ大好きなボクにとって、とっても興味深い話だったので、
次のエントリで書きたいと思います。

ILMARI(RIP SLYME)『CLUB246』
レコード会社に勤務するメガネ男子・ケイスケ(石田卓也)。クラブの列で、同僚のサクラに、チケットを渡した彼は、自らも初めてクラブに入場することを決意。そこで待ち受けていたのは非日常な異常な世界…。

奇しくも「日本のHIPHOPとは何ぞや」について熱弁されたVERBALの作品の後なので、
ものすごくハードルが上がってしまった中で上映されたこの作品ですが、
深刻な雰囲気は一転、ヒップでホップなコメディに。
意外にも物語の構成が一番シッカリしてて、なんとも映画的な仕上がり。
日本語ラップファンにも嬉しい、SU(RIP SLYME)やWISE(TERIYAKI BOYZ)も出演。
ちょっとやらしいセレブリティ役で笑いを誘います。
他にも森山中黒沢の登場やカタコトの外国人など笑いどころもチラホラ。
ただオチはめっちゃめちゃ弱いです。
なんかの雑誌で「リアルなクラブの様子を描きたい」とかって書いてたけど、
(行ったことないけど)クラブってあんなドラッグパーティみたいな感じなの?

浅野忠信『224466』
R246を徘徊する、アヤしい老人・虎吉(加瀬亮)と幼い少女・シドミ(大森絢音)。2人の前に、突然、上半身裸の男が現れた。彼の名は246。なくしたドラムキットを探さないと、故郷の星に帰れないというが…。

あちゃ~、須藤元気と宇宙人ネタ被っちゃたよ…。
でもまぁそんなことは瑣末な事。中村獅童に輪をかけて意味不明。
シュールでナンセンスで退廃的。正気を疑うくらい滅茶苦茶。
どこの美大の映研が作ったクソ映画だよって感じ。
単体では間違いなく今年ワーストの映画です。

この作品の途中で、いきなりブチッという音と共に映像が消え、画面暗転。
スクリーンは真っ黒、無音なまま1分、2分、3分…。客席ザワザワ…。
内容が内容だけに、またふざけた演出しやがるな…と思って傍観してましたが、
4分、5分…。いつまで待てども何か映し出される気配なし…。
お客さんも演出か機材のトラブルか測りかねていた感じです。
と、痺れを切らしたお客さんのひとりが従業員さんに確認に行ったところ、
演出ではなく、豪雨(雷?)による微々停電だったそうです。
普通の作品ならすぐ異変に気づいただろうけど…。なかなか稀有な体験でした。
作品があまりに電波系だっただけに、機材に影響を及ぼしたのか…。
まぁボクは映画館ぐるみの演出じゃないかと未だに疑ってますが…。

ユースケ・サンタマリア『弁当夫婦』
朝早くから、腕をふるって弁当を作る女(永作博美)。後から起きて、会話をしない男(ユースケ・サンタマリア)。長年、同棲生活を続けていることで、あたりまえになっていた。ある日、女が男に言った「……。」

キッチンに立つ永作博美。弁当を取り分ける永作博美。永作博美の喋り方。
ユースケは永作博美のことがよほど好きなんでしょうね、
彼女の一挙手一投足がすごく魅力的に、可愛らしく撮れてます。
ボクも永作博美は好きなので、けっこう癒されますが、ただそれだけの作品です。

総評
ぶっちゃけ、6分の5がハズレ。その中の2つは最悪の部類です。
ただ残りの6分の1が、か~な~り~面白かった!
他と同じくらいの尺(25分くらい?)だと思うけど、
そのひとつだけはアッという間に終わってしまったと感じたほどです。
それがVERBALの『DEAD NOISE』です。
まぁコレも人を選ぶ内容なので、人によっては苦痛かも。
どれかの作品の監督のファンなら見てもいいと思うけど、
他の5作品は我慢が必要かも…?

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