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プリンセス トヨトミ

先月の後半はほとんど書くネタがなかったので、かなりのんびり更新しましたが、
おかげさまでアクセス数が激減して、通常の半分、いや3分の1ほどに落ち込みました。
なぜ更新しないとアクセス数が減るのか、そのシステムが理解できないのですが、
これ以上下がるとモチベーションがもたないので、今月は頑張って更新します。
ネタ(鑑賞予定の映画)もいっぱいある見込みです。

鑑賞予定の映画といえば、最近まで気付かなかったんですが、
ボクが今年最も期待していた邦画のひとつ『のぼうの城』が、
東日本大震災の影響で来年公開になってしまったみたいで、とてもショックです。
『のぼうの城』は戦国時代が舞台の合戦ものですが、
石田三成率いる豊臣軍による水攻めが、津波被害を想起させるため延期になったようです。
来年秋に公開ということになりましたが、もともとは今年9月17日予定。
震災から半年も経つのに、そこから1年も延期とは、対応が過剰すぎる気がします。

『のぼうの城』が今年公開予定だったのは、
大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』に便乗したんだと思うんですが、
来年の大河は平安時代が舞台の『平清盛』なため、その相乗効果は得られません。
『江~姫たちの戦国~』は確かに不評ですが、それでも視聴率17%くらいは稼ぐ人気ドラマ。
充分相乗効果は期待できたし、『のぼうの城』は今年中に公開すべきだったと思います。

ということで、今日は『江~姫たちの戦国~』に合わせ公開する(?)作品の感想です。

プリンセス トヨトミ

2011年5月28日公開。
直木賞候補にもなった万城目学の小説を映画化した歴史ミステリー。

会計検査院の調査官である松平元(堤真一)、鳥居忠子(綾瀬はるか)、旭ゲーンズブール(岡田将生)の3人が、府庁など団体の実地調査のため東京から大阪にやってきた。順調に調査を進める中、不審な財団法人を見つけ徹底的に調査するが、変わった様子もなく引き上げようとしたとき、大阪国総理大臣と名乗る男が現れる。そして、大阪中を巻き込む思いも寄らぬ事態へと発展していき……。(シネマトゥデイより)



個人的に一昨年一番面白かった邦画『鴨川ホルモー』の原作者、
万城目学の小説を映画化した作品ということで、かなり期待してました。
しかし面白かったのは面白かったのですが、あまりにぶっ飛んだ内容に意表を突かれ、
期待していたほど楽しめなかったという印象です。
とにかく荒唐無稽な作品ですが、それをミステリーとして観てしまったのが間違いかな?
導入がミステリーぽいのでそう思ってしまったんですが、
実際は『鴨川ホルモー』や『鹿男あをによし』と同様にファンタジーなんですよね。
普通のドラマだと思うと、舞台設定にツッコミどころ満載でリアリティがないと感じます。
特に本作の舞台になった大阪の人はそう思うんじゃないでしょうか。
ボクは兵庫県民ですが、同じ関西人として違和感がありました。

本作は大阪が密かに"大阪国"という国家を形成していたという設定です。
たしかに大阪には独特の文化があり、他の地方からすると少し異質に感じる街です。
その独特の文化圏は、よく「日本じゃないみたい」と揶揄されるし、
去年も大阪合衆国を舞台にした『さらば愛しの大統領』なんて映画も公開されましたよね。
本作も基本的にはそのノリです。
でも実際の大阪は、他県の人が思っているほど個性的な街ではなく、
当然みんなが粉モン好きなわけでもなければ、太閤さんを好きなわけでもないです。
一番の違和感は、大阪には地元民しかいないような描き方をされていることで、
東京が地方出身者が多いのと同様、生粋の府民なんて他の県より少ないくらいです。
ボクのように兵庫、京都、奈良など他府県から大阪に通う人も多いしね。
だから"大阪全停止"はもちろん、本作の設定は前提からしてあり得ないんだけど、
近ければ近いほどその違和感は大きくなるはず。
でも大阪をステレオタイプに描いてあるので、他県の人はすんなり受け入れられるかも。
何が言いたいかといえば、本作は京都の『鴨川ホルモー』や奈良の『鹿男~』と違い、
完全に"外向き"に作られているということです。
大阪出身で関西ものを得意とする万城目学の作品としては意外だと思ったし、
ステレオタイプすぎて、ちょっとヒネリがなさすぎるんじゃないかとも思いました。

関西人として文化的、地理的な考証はもっと頑張ってほしいと思ったし、
ミステリーとしても意外性の全くない展開だったのは物足りないと思いましたが、
それでもけっこう楽しめたのは、根幹に流れるテーマが感動できるものだったからです。
父親と息子の絆の物語ですが、ボクも男なので胸に響くものがありました。
歳をとってからの男同士の親子ってけっこう難しかったりしますよね。
ウチも仲が悪いわけではないけどかなり淡泊で、
ボクも成人してから父親とちゃんと喋ってないような…。
恥ずかしくて今はまだ無理だけど、いずれはそんな機会を持ちたいなと思った作品でした。

あともうひとつ楽しめた要因になったのはキャストの良さです。
綾瀬はるかのかわいらしさは尋常ではないです。
ナチュラルな天然がにじみ出てて、ホントに癒されます。
綾瀬はるか演じる鳥居は原作では男だったそうですが、
ここの設定変更したことによる功績はかなり大きいと思われます。
それに伴い(?)原作で女だったゲーンズブール役を岡田将生が演じていますが、
こちらの性別変更もいい判断だったと思います。
本作のゲーンズブールに関しては男であることに必然性があったため、
むしろ原作でどんなふうに描かれていたのか気になるくらいです。
主人公の鬼の松平役堤真一も、もちろんよかったのですが、彼は兵庫出身なので、
むしろ大阪国総理大臣として起用してもよかったんじゃないかと思いました。
中井貴一にコテコテの関西弁喋らせるより、2人の役をテレコにした方がよかったような。

あ、総理大臣といえば今日、内閣不信任決議案の採決がありましたよね。
ボクも民主党政権には辟易としてるし、管直人に何も期待してませんが、
こんな時に政局を起こそうという自公、そして小沢グループにはホントにウンザリです。
そのことに関しては時期的にボクだけじゃなく多くの国民が非難してますが、
別に東日本大震災がなくても、日本はそんな悠長なことしてられる状況ではないです。
結果、管直人が退陣をほのめかしたことで否決され、政治空白は免れましたが、
この茶番に何かメリットはあったのかな?
こんな永田町のアホどもとは少しでも距離を取りたいので、
本作の大阪国みたいに独立国家とまではいかなくても、
道州制など地方分権の実現を願いたくなります。
まずは大阪都構想の実現だな…。

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